はじめに
年末年始、みなさんは少しゆっくりされる時間もあるのでしょうか? 今回は、今だからこそ取り組みたい家計の整理整頓法をご紹介します。年に1回の恒例にしていただけると、家計の成長率も上がっていくでしょう。
持っている通帳はすべて記帳する
「お財布を忘れて家をでたけれど、スマホがあれば何にも困らないね」
こんな会話もちらほらと耳に入るほど、最近はキャッシュレス化が進んでいます。そのためか、ATMでお金を引き出すこともあまりしなくなったという方も多いのではないかと思います。
だからこそ、いくら使ったのかを把握するためにも、年末年始にはお金の現状把握と整理整頓を行い、効率良くお金が増える体制を整えたいものです。
まず行って欲しいことが、通帳記入です。ウェブ通帳を利用している場合は、面倒でもダウンロードして数字を把握しましょう。通帳によっては、まったく入出金がないものもあるかも知れません。その場合は、口座解約の手続きもしてしまいましょう。預金口座を必要以上に持っていても管理が複雑になるだけです。
記入が終わったら、1年を振り返ります。遡って月末残高をメモしていきましょう。できればエクセル表に入力していくと全体像を把握しやすくなります。
毎月の預金残高を時系列に並べてみると、何がわかるでしょうか? グラフ化するのも良いでしょう。毎月残高が増えているのであれば、支出より収入が多いということなので、もう少し投資に回せるお金を増やすことができるかも知れません。
お金の流れもついでに見てみましょう。口座からの引落しになっている支払もいくつかあります。水道光熱費や住居費、習い事などの費用など数字を追ってみると、基本的な生活費をおおよそ把握することができます。行かなくなったジムの費用や、もはや惰性となっているサブスクなど、このタイミングで断捨離しましょう。クレジットカードの明細も同様に目をとおしていきます。