はじめに
ここ数年、投資の話を見聞きすることが増えているでしょう。しかし、実際には周りの人と気軽に話題にしにくい面もあって、「みんな、どのように考えているのかな」と気になっていませんか?
そこで、世代ごとの「投資への興味」について、家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fが実施した「オカネコ お金に関する調査 2023」のアンケートデータから考察します。
20~50代で、「投資をしている&いない」割合は?
世の中「投資」の情報があふれ、2024年からは新NISAが始まるため、「投資をしている人がどんどん増えているのでは…」と感じる人も多いでしょう。ところが、データを見ると、投資経験者はまだまだ多くないのが現状です。以下をご覧ください。
1位…20代「投資はしていない」(74%) …投資をしている割合は26%
2位…50代「投資はしていない」(66%) …投資をしている割合は34%
3位…40代「投資はしていない」(62%) …投資をしている割合は38%
4位…30代「投資はしていない」(57%) …投資をしている割合は43%
20代は投資をしていない割合が10人に7人以上と高いですが、30代では半分近くの人が投資を始めています。
20代や30代は「今年から投資を始めた」という割合がそれぞれ9%ずつで、今年から投資を始めた40代(1%)や50代(2%)に比べると高いため、今後20~30代の投資をする人がどんどん増えていくと考えられます。
また、投資をしていない割合が、20代の次に多い50代については、バブル後の大きな値下がりを見聞きしている影響があるかもしれません。「投資は怖い」「株は痛い目にあう」と潜在意識のなかに刷り込まれている人もいるのでは、と推察します。