はじめに

業績は好調も株価は下落…

画像:TradingViewより

おおむねミスのない決算内容ですが、発表の翌営業日(1月4日)は-3.6%、さらにその翌日は-4.5%と2営業日で8%以上下落しました。12月に入ってから、わたしのように暖冬の影響を危惧した投資家が多かったのか、株価は下落基調にあり週足で13週移動平均線あたりまで調整していました。さらにそこから一段下げて26週移動平均線あたりで株価は足踏みしています。

2023年は12月1日の高値でみると約2倍に株価が上昇しましたので、少し休憩と見ることもできます。週足ではきれいな上昇トレンド継続中で、ちょうど26週移動平均線で押し目をつけているように見えます。

冒頭でも述べたように、第3四半期決算発表後に買うのはむずかしく、セオリー通りに行くなら、会社が発表する新年度予想が出るまで待つべきです。ただ、業績の好調が継続している中、上昇トレンドの押し目という絶好の買いポイント(のように見える)なら「ここは買いではないか?」と心の声がささやきます。

しかし、ここはもう少し慎重に、12月の月次売上が落ち込んでいないかどうかを確認したほうが賢明です。1月5日に発表されたユニクロの国内の既存店売上は前年同月比で84.6%とかなり低迷しています。一方、ユナイテッドアローズの12月既存店売上は101.9%と落ち込んではいません。どちらかというとアダストリアは、ユナイテッドアローズ寄りだと思うのですが、そんな頼りない予想で投資するわけにはいきません。そろそろ出てくるはずのアダストリアの12月の売上高を確認してから、落ち着いて投資行動を取りたいと思います。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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