はじめに

電卓で複利計算をする方法

複利計算は簡単にできます。もちろん表計算ソフトを用いれば簡単に数字を出すことができますが、ここでは電卓で簡単に算出する方法を解説します。

たとえば年3%で1年複利だとしたら、3÷100+1と打ち込みます。これで1.0300という結果が表示されるはずです。

次に×を2回打ち込み、=を推すと、1.0609という数字が出てきます。これが1年複利で2年間運用した時の係数です。これに100万円を掛けると、106万900円という数字が出ます。

では、10年後の複利はどうやって計算できるのでしょうか。これも非常に簡単で、1.0300に×を2回打ち込み、=を9回打ち込みます。これで10年複利運用の係数である1.3439が算出されます。これに100万円を掛けると、10年間、1年複利で運用した場合の元利合計金額である134万3900円が算出されます。

次に、半年複利を求めてみましょう。複利計算は1年複利だけでなく、半年複利の商品もあります。つまり半年ごとに生じる利息を元加したうえで、一定期間運用するというものです。

前出と同じ条件で計算してみましょう。元本100万円で年利率は3%です。半年複利の場合、3÷200+1と打ち込みます。すると1.0150という係数が算出されます。これは半年運用した場合の数字です。

これを1年間運用した場合の数字を出すためには、×を2回打ち込みます。

  • 1.0150××=1.0302

このようになるはずです。これに100万円を掛けると、半年複利で1年間運用した場合の元利合計金額である103万200円が算出されます。

同じ要領で10年間、半年複利で運用した場合の元利合計金額を求めるには、1.0150で×を2回押し、さらに=を19回押し続けます。そうすると1.3469という数字が出てくるはずです。これに100万円を掛けると、10年間半年複利で運用した時の元利合計金額である約134万6900円が算出されます。

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