はじめに
2. ふるさと納税もチェック!
自分が選んだ自治体に寄付をすると、お礼の品が送られてくるのが人気の「ふるさと納税」。確定申告をすると、寄付金額から2000円を差し引いた分の税金が戻ってきたり、差し引かれたりします。
自分の年収や家族構成などによって、お得に利用できるふるさと納税の年間上限金額が決まっていて、確定申告が必要です。
ただし、会社員の方で、確定申告の必要がない方で、寄付先の自治体が5つ以内などの条件を満たせば、「ワンストップ特例制度」が利用できます。これは、確定申告をせずに自治体と書類のやりとりだけで完結できる方法です。自治体とのやりとりが完結しているかをしっかり確認しておきましょう。
確定申告をする人は、寄付金受領証明書をまとめておきましょう。ふるさと納税ポータルサイトを利用した方は、寄付先を一つの電子データにまとめた「寄付金控除に関する証明書」を発行できる場合があって、便利です。サイトを確認してみてください。
「ワンストップ特例制度」についての注意点!
1点、注意点があります。「ワンストップ特例制度」を利用する人は、繰り返しになりますが「確定申告の必要がない方」です。
つまり、医療費控除や次の住宅ローン控除の初年度など、確定申告をする場合は、ふるさと納税についても(たとえワンストップ特例制度を利用していたとしても)、改めて確定申告をする必要があるので、忘れないようにしましょう。