はじめに

2.必要書類を準備

次に必要な書類を準備しておきましょう。住宅の種類によらず、共通して必要になる主な書類は以下のとおりです。

(図表:国税庁資料より著者作成)

令和5年度の住宅ローン控除は、住宅の種類によって借入限度額が異なります。必要な書類を準備できないと、控除額に影響がでる可能性もあります。「長期優良住宅建築等計画の認定通知書」「低炭素建築物新築等計画の認知通知書」「住宅省エネルギー性能証明書」など、住宅の種類ごとに必要な証明書類を事前に確認し、準備しておきましょう。

3.必要な項目を別紙に控えておく

確定申告をe-Taxで行う場合、アンケートに回答するなかたちで進められます。ただ、用意する書類は多いため、必要な事項がどこに書かれているのか探すだけでも手間がかかります。スムーズにすすめるために、手元に用意した必要書類から、必要な項目を事前に控えておきましょう。

各書類からあらかじめ書き出しておきたい項目は、以下のとおりです。そのほか、住宅に居住を始めた年月や住宅の区分(新築/買取再販/中古)も確認しておきましょう。

(図表:国税庁資料より著者作成)

国税庁作成の住宅ローン控除入力メモを使うと便利です。

確定申告が完了して、税金が還付されたら、戻ってきたお金は積み立てておきましょう。例えば3,000万円借り入れた場合であれば、トータルでは200万円程度の還付が見込まれます。2年目以降も続けることができれば、まとまった金額を用意することができるでしょう。

修繕費や火災保険料などの住宅の維持費用は、このところ上昇傾向にあります。必要なときに必要なお金を使えるよう、上手に活用しましょう。

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