はじめに

2.「一般口座」「特定口座」どれを選ぶ?

証券会社の口座開設をする際には、耳慣れない言葉が出て面食らう場面が多々あります。

その代表的なものが、「一般口座」「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」という、3つの口座を選ぶ場面です。

「自分はNISA口座しか使わないのに、何この知らない口座たち…」と思うかもしれませんが、この中から1つを選ぶ作業は必要です。なぜなら、NISA以外の口座で取引した際には利益が出たら税金を支払う必要があり、その税金関係の手続きをどうするか、事前に選ばなくてはならないからです。

初心者の方におすすめなのは「特定口座(源泉徴収あり)」です。これなら、証券会社で税金の申告や手続きをしてもらえるので便利です。それ以外の2つは確定申告を必要があるため、初心者の方には手間がかかると思います。さまざまな投資経験を積んだ後に、また考え直すときがくるかもしれませんが、まずは特定口座(源泉徴収あり)がよいでしょう。

●結論

初心者なら「特定口座(源泉徴収あり)を選ぶ。

3. 「配当金の受け取り方法」は?

配当金の受け取り方法についても、聞かれるはずです。「株式数比例配分方式」「登録配当金受領口座方式」「配当金受領証方式」「個別銘柄指定方式」といった選択肢があります。

「漢字がずらっと並んで、何がなにやら…」状態かと思いますが、ぜひ選びたいのが「株式数比例配分方式」です。

これなら、配当金が出たら、自動的に証券会社の口座に振り込まれます。NISA口座の場合は、配当金からも税金が差し引かれることなく、配当金が丸ごと受け取れます。

ちなみに他の3つの場合は、せっかくNISA口座で投資をしていても、配当金を受け取るときに約20%の税金が差し引かれてしまうのでもったいないです。「配当金受領証方式」だと、自宅に郵送された用紙を金融機関に持っていく必要があるので、何かと面倒だと思います。

●結論

「株式数比例配分方式」を選ぶ。

新NISA、何から始めたらいいか分からない…マネーフォワードがはじめての投資をサポート![by MoneyForward]