はじめに

増配発表により高値を付けた極東証券

極東証券(8706)は3月13日、配当方針の変更として「株主還元の更なる充実を図るため、現在の自己資本の状況等を踏まえ、連結配当性向基準について50%から70%に引き上げる」と発表しました。この変更により増配を決定した形です。これまで「非開示」だった2024年3月期の予想配当を、中間配当(9月・権利確定済み)「30円」、期末配当(3月)「80円」、合計年間配当額「1株あたり110円」と発表しました。

2023年3月期の配当は「1株あたり30円」だったので、前期比で「80円」の増配見込みです。3月22日現在の株価1777円で配当利回り(予想)は6.19%です。13日の発表前の終値は1390円でしたが発表翌日に株価は急上昇して、15日には高値1792円を付けました。

大林組も増配発表により株価急上昇へ

大林組(1802)は、2024年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月・権利確定済み)「21円」、期末配当(3月)「51円」、合計の年間配当額「1株あたり72円」と発表しました。年間配当額の前回予想は「1株あたり42円」でしたので前回予想から「30円」の増配となります。ROE(自己資本当期純利益率)は中期的に8%以上とする目標から2026年度までに10%以上にするとし、それに伴って配当方針も、DOE(自己資本配当率)3%程度を目指す還元方針からDOE5%程度へと変更しました。現在の株価1908円で配当利回り(予想)は3.77%です。発表翌日には株価はストップ高まで上昇し、現在も上昇中です。

その他、4%以上の高配当の銘柄はJALCO(6625)、大盛工業(1844)、アジア航測(9233)、モリ工業(5464)なとで、いずれも増配を発表しています。

株主優待の新設も

株主優待の新設も発表されています。QLSホールディングス(7075)は毎年「3月末」時点の500株以上保有の株主を対象に「こども商品券3000円分を贈呈」すると3月14日に発表しました。

くすりの窓口(5592)は上場記念株主優待を実施することを発表し、「2024年3月末」時点の株主を対象として100株以上の株主に「QUOカード3000円分を贈呈」すると3月13日に発表しました。

三井不動産(8801)は毎年「3月末」時点の株主を対象に「100株以上を一定期間以上保有で、保有株数と継続保有期間により、ららぽーとや三井アウトレットパークなどで利用できる「三井ショッピングパークポイントを贈呈」と3月1日に発表しました。同社はこれまで株主優待を行っておらず今回新設の発表となりました。尚、三井不動産の株価は3月19日に上場来高値を更新しています。

分割、増配、優待と株主還元を行う企業が増加する事で、株式市場へ資金流入を考える投資家も増加するように感じます。東証の改革によって企業も少しずつ変化しているように感じます。

※株価は全て3月22日時点のもの

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