はじめに

保険料はどのくらい変わる?

本来なら、さまざまなリスクに備えた一般補償が理想ですが、保険料を少しでも抑えたい場合は限定補償も選択肢です。一般補償と限定補償の保険料はどのくらい違うのでしょうか。次の条件で計算してみます。

自家用軽四輪乗用車 
主に乗るひとの年齢18歳 
等級7S(家族に11等級以上の保険を持っていることを条件にセカンドカー割引適用)
年齢条件 年齢問わず補償 
運転者限定 なし
対人・対物 無制限補償 人身傷害 5000万円 車両保険金額75万円

一般補償を限定補償に変えると、保険料をだいぶ抑える事ができます。車両保険には免責という、自己負担額の設定があります。一般的には0-10という設定で、1年間の契約期間内で、保険適用が1回目の場合は自己負担額が0円、2回目に保険を使うことになれば、自己負担額が10万円、という設定です。この免責金額を1回目5万円に設定すると、さらに保険料を抑える事ができます。

最初の条件は運転者の限定なしにしてありますが、契約の車を本人だけが運転する限定にすると、さらに保険料は安くできます。あまりお勧めはしませんが、本人以外は運転しないことをしっかり守れれば、この方法も効果があります。

家族の等級を引継ぐことも有効な方法です。20等級の保険を持っている家族がいた場合、自動車購入時に入替し、等級を譲ったひとが、新たに7S等級から加入する方法です。譲ったひとの保険料は若干高くなりますが、年齢条件が高いはずですから、それほど高くはなりません。家族全体の保険料を考えると、譲った方がかなりお得です。

一般補償7S等級の月額22,170円と比べると、限定補償(免責5万円)20等級の保険料は月額9,400円となり、月額12,770円も安くなります。年間にすると153,240円にもなりますから、大きな節約です。


車両保険をつけるか、つけないか。つけるとしたら、補償はどの種類にするか、学生のうちは、保険料を親御さんが支払うことも多いでしょう。家族でよく相談し、検討してください。免許を取得したら、現在加入中の保険担当者に、相談することから始めてみましょう。

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