はじめに

新規設定のアクティブファンドを買ってはいけない

では、その判断はどうやって付ければ良いのでしょうか。過去の運用成績は、あくまでも過去のマーケット環境によって出されたものですから、将来の運用成績を保証するものではありません。

でも、過去において常時、ベンチマークに負け続けているアクティブファンドが、今後、ベンチマークを上回る運用成績になるかというと、そこはやはり疑問です。過去の運用成績は、将来の運用成績を保証するものではありませんが、参考値のひとつにはなります。

すでに、何が言いたいのか、理解できた読者の方もいらっしゃると思います。そう、アクティブファンドを購入する際には、過去の運用成績の検証が重要であるにも関わらず、新規設定ファンドにはそれがないのです。つまり新規設定のアクティブファンドを買うということは、最も重要な判断材料のひとつをまったく見ないまま、自分の大事なお金の運用先を決めるのと同じことなのです。

本来、アクティブファンドを運用するのであれば、まず運用会社が1億円程度の自己資金を入れ、それを数年間運用して結果を出したうえで、公募で販売するかどうかを決めるべきでしょう。あるいはスポンサーになってくれる機関投資家から資金を集めても良いかも知れません。

少なくとも個人に対して、公募でアクティブファンドを販売するのであれば、その前段階として自己資金、あるいはプロ投資家からの資金を集めて運用し、数年間の実績を出してからにするべきなのです。

現時点で、アクティブファンドはかなりの本数が運用されていますし、なかには長期にわたって、非常に高い運用成績を維持しているものもあります。そうであることを考えれば、何も今、新しく設定されるアクティブファンドを購入する必要性など、どこにもないと思います。

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