はじめに

介護費用、トラブルに対応できるお金を800万円準備しよう!

それでは、どのくらい予備費の貯蓄は見ておいた方がよいのでしょうか?

もちろん多い方がいいのは、間違いありません。最低でも、突発的なドラブルに対応できる貯蓄は準備する必要があります。老後生活でもっとも費用がかかると考えられる「介護」の費用を目安に準備するのは、いかがでしょうか?

介護に掛かる費用は、平均で約580万円かかると言われています(生命保険文化センター調べ)。認知症の場合はもう少し費用がかかるといわれています。ですから多めに見積もって800万円の介護費用を準備しておきたいです。この800万円の介護用の予備費は、預貯金またはNISAなどで用意しておきたいものです。介護以外でも、前に述べたトラブルなどでお金が必要になった時にも、引き出せるようにしておけばいいのです。保険ではなく、現金に換えることができる方がいいのです。困ったときになんでも使えますから。

「人生で必要なものは、少しのお金」

こう考えてみると、老後生活で「収支のバランス」さえ取れていれば、2000万円、3000万円が絶対に必要なのか?というとそうではありません。もちろん資金は多ければ多いほど、旅行やレジャーなどの余裕のある生活ができます。

しかし、老後資金が800万円でも、それはそれで楽しい生活を送ることはできるのです。「老後資金が少ない」と悲観する必要はありません。喜劇王のチャールズ・チャップリンも言っています。

「人生はすばらしい。怖れの気持ちさえ持たなければね。人生で必要なものは、勇気と、想像力……そして少しばかりのお金なんだよ」

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