はじめに
【2】 アムンディ・インデックスシリーズ オールカントリー・高配当株
新NISAなど投信市場で人気が高い「MSCI ACWI」に連動する、いわゆるオルカンのインデックスファンドにプラスαの付加価値を付けたアムンディ・インデックスシリーズのオールカントリー・高配当株が6月28日に設定される予定です。
世界株のベンチマークであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスをベースに、高配当な銘柄に投資するMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックス(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す投資信託で、分配重視の投資を想定しているとのことで資料によると2024 時点での予想配当利回りベースは3.84%とのこと。信託報酬は年率0.165%(税込み)以内です。
【3】SBI岡三 NASDAQ AIアクティブファンド
SBI岡三アセットマネジメント株式会社による2024年6月28日設定のファンド。AIを活用して銘柄を選定し、NASDAQ総合指数を凌駕するリターンの獲得を目指すことを特徴とするアクティブ型の投資信託です。
NASDAQ市場上場銘柄の中から流動性や信用リスクを勘案のうえ選定された投資候補銘柄を抽出し、AI投資で実績がある株式会社FOLIOがAIによる各投資候補銘柄のリターンのランキング予測を活用して投資配分等の助言を行います。その助言を参考にしてSBI岡三アセットマネジメントがリスクコントロールとポートフォリオ構築を行う、というステップで運用されるとのこと。投資候補銘柄の予測リターン順位、投資銘柄および投資比率の見直しは、原則として月次で行うとのことです。
シミュレーションでは、S&P500種指数やNASDAQ総合指数と比較して運用期間が長期になるほどリターンに大きな差が出るということが、AIアクティブ運用の優位性とされており、過去10年間ではS&P 500 (配当込み)のパフォーマンスが398%、ナスダック(配当込み)のパフォーマンスが534%なのに対し、ファンドのシミュレーションでは807%のパフォーマンスとのことです。また過去20年間だとS&P 500が891%、ナスダックが1326%、こちらのファンドは2981%であると公表されています。
AIを活用することで優れた投資効果を追求すると同時に、従来のアクティブ運用よりは低コストでの運用を実現していて信託報酬は年率0.9966%となっています。
今回ご紹介したETF、投資信託は、今月新規に設定されると言うことで注目・紹介しました。新NISAの成長投資枠に対応しているETFや投資信託は他にも魅力的なものがたくさんありますので、ご自身の投資戦略や目的に合わせて調べたり、選んだりしていただく一助としていただければと思います。この記事が皆様の投資の少しでも参考になれば幸いです。
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