はじめに

バリュー株投資の戦略

戦略としてはまず企業のファンダメンタルズ(財務状況、収益性、成長性など)を徹底的に分析することが重要です。上記の、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)も併せてチェックします。

加えて特定のセクターや企業に依存しないように、複数のバリュー株に分散投資を行うと良いでしょう。バリュー株は短期的には市場の過小評価を受けやすいため、長期的な視点で保有することが重要です。企業の本質的価値が市場に認識されるまで待つことで、高いリターンを狙います。そして高配当のバリュー株は、配当を再投資することで複利効果を期待できます。これにより、長期的な資産形成を加速させることができます。

投資後も企業の業績や市場の変動を継続的にモニタリングすることが重要です。業績が悪化したり、市場環境が変わった場合には、適切なタイミングで売却することを検討しましょう。

国内バリュー株に投資できる投資信託

私が国内バリュー株の投資信託で注目しているのは、大和住銀DC国内株式ファンドです。

年金日本株式マザーファンドへの投資を通じて、日本の株式を主要投資対象としており、割安性(バリュー)を重視して収益性・成長性を勘案したアクティブ運用により、信託財産の長期的な成長を目指すファンドです。新NISAのつみたて投資枠で買えることがポイントが高いと思います。

中長期的にTOPIXを上回る投資成果を目指しており、2006年10月から18年近い運用実績がありますが、安定感があり下落にも強く、これまでのパフォーマンスではしっかりそれを実現しています。同ファンドの組み入れ銘柄は投資信託説明書などを見ると、上位10銘柄などチェックすることができますので、そちらを参考にバリュー株を選んでみるのもありだと思います。

2024年2月16日時点での上位組み入れ10銘柄は三菱UFJフィナンシャル・グループ、トヨタ自動車、日本電信電話、TDK、豊田自動織機、スズキ、富士電機、BIPROGY、JFEホールディングス、ソニーグループとなっています。

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