はじめに

準備ができたら、スマホで申請

「住民票」と父母の「課税証明書(または非課税証明書)」の準備ができたら、「私立高等学校等奨学給付金事業(東京都私学財団HP)」の、オレンジ色の「申請受付サイト」ボタンから申請しましょう。サイトには「手続きには30分ほどかかります」と書いてあります。申請はスマホでもPCでもOK。写真のアップロードがあるため、やりやすい方で行いましょう。

※振込先の銀行口座番号も入力するため、手元にキャッシュカード(申請者本人のもの)を置いておきましょう。

※入手した「住民票」と「課税証明書(または非課税証明書)」をのちほどアップロードするため、事前にスマホで撮影しておくと便利です(書類の向きに合わせて、住民票は縦、課税証明書等は横にして撮影しておくとよいです)。

①新規申請の場合は、まずメールアドレスの登録
メールに届いた認証コードを入れると、メールアドレスがユーザIDになります。届いたメールからパスワードを設定します。パスワードはメモをしておきましょう。

②高校名、学年、入学年月、生徒氏名、生年月日、保護者氏名、住所、日中の連絡先(携帯電話など)を入力
「所得の証明書提出について」では、父母2人の書類を登録する場合は、一番上の「親権者(両親)2名」を選びます。

③振込先の金融機関(銀行、本支店名、口座番号、名義)も入力
ここでは、銀行名や本支店名を入力せず、キャッシュカードに書いてある銀行コードや店番号を入力するとスムーズです。口座名義人のフリガナは、半角カタカナ(姓名の間のスペースも)なので要注意です。

この後のタイミングで「奨学給付金の給付対象ではありません」と出てくる人もいるかもしれません(所得要件のある、東京都の助成の奨学給付金のことです)。気にせずに「次へ」へ進みます。

④住民票、課税証明書(または非課税証明書)をアップロード
「画像を追加」を押し、すでに撮影済みなら写真をアップロード、まだであれば「写真を撮る」で撮影して、アップします。

課税証明書(または非課税証明書)を父母2人の書類をアップロードする場合、アップする場所が1つですので、一人分をアップしたら、再び同じ「画像を追加」ボタンを押して、2枚目をアップします(写真が2つ並んで掲載されます)。

⑤最終確認
入力内容の確認です。確認が終われば、「登録」ボタンを押します。

これで申請手続きは完了です。登録したメールアドレスに、その旨が来ているかをチェックしましょう。審査が終わったら、またメールが届きます。

ちなみに筆者も行ったのですが、途中で2度もうっかりボタンを押し間違え、オールリセットされてしまい、やり直しをして、結局はトータルで30分かかりました。心と時間に余裕があるときにやるのがおすすめです。

※学年ごとに申請が必要です。現在高1生、高2生の場合は、来年度にまた改めて申請が必要ですので、心にとめておきましょう。

申請はちょっと面倒

お金を受け取るには、どうしても手続きが必要です。「私立高校が対象なら、私立高校がまとめて手続きしてくれればいいのに…」という声も聞かれますが、実はそううまくいきません。東京の私立高校でも、例えば神奈川や埼玉、千葉などから通っている家庭では対象外になってしまいますし、逆に神奈川や埼玉、千葉などの私立高校でも、東京都民であれば対象になるからです。

少々手間のかかる申請が必要ですが、東京都民なら誰でも、年48万4000円まで助成してもらえるのは大変助かりますよね。7月末の締め切り間際に焦ることのないように、早めに申請しましょう。

「私、同年代より貯蓄が上手にできていないかも…」お金の悩みを無料でFPに相談しませんか?[by MoneyForward]

この記事の感想を教えてください。