はじめに
楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
楽天からは、【SCHD】シュワブ米国配当株式ETF(Schwab US Dividend Equity ETF)に投資できる「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」が9月18日に運用開始となりました。実質信託報酬は0.192%です。分配月は2・5・8・11月の年4回で、こちらも配当狙いにも使えそうです。また新NISAの成長投資枠対象ファンドです。
SCHDは、「ダウ・ジョーンズ配当100インデックス」に連動する投資成果を目指すETFです。ダウ・ジョーンズ配当100インデックスは、財務比率に基づき、同業他社と比較して基本的な強みを持つ、一貫して配当金を支払ってきた実績を持つ米国企業が発行する高配当利回り銘柄のパフォーマンスを測定する指数です。
・少なくとも10年連続で配当金を支払っている
・浮動株調整後の時価総額が5億ドル以上である
・4つの特性(総負債額に対するキャッシュフロー、株主資本利益率、配当利回り、5年間の配当成長率)が優良
という条件を満たした米国株のうち、上位100社に分散投資できます。キャッシュフロー・総負債比率、ROE(株主資本利益率)、配当利回り、過去5年間の配当成長率と、しっかりスクリーニングして企業を選別しています。
これまで日本では買えなかった
私も企業を見る際にはさまざまな情報をしっかりチェックするようにしているのですが、結構大変な作業なので、それを代わりにやってくれる、しかも入れ替えまで自動で行ってくれるのがメリットです。そのうえ、単一の銘柄が指数の4.0%以上を占めることはないとされており、また一つのセクターだけで、保有割合が25%を超えないようにも制限がかかっており、個別にもセクターにも偏らないよう分散にもしっかり配慮されている印象です。
簡単にいうとSCHDは高配当かつスクリーニングもされているので、長期保有でも期待できる素晴らしいETFといえるのではないでしょうか。インカムゲインもキャピタルゲインも期待できるわけです。
その割に、SCHDは日本ではごく一部でしか取引ができず、投資家の間では「なぜ日本で投資できないのか」と嘆かれていました。そのSCHDに、日本でファンドで簡単に、しかも低コストで投資できるようになったということは、個人的には大変画期的だと思っています。
今回は9・10月に設定のファンドの中で、利回り・成長の両方を狙うなら特に注目のファンドをご紹介させていただきました。ぜひご自身でも調べていただきますようお願いいたします。この記事が皆様の投資の参考になれば幸いです。お読みいただきましてありがとうございました。
投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。