はじめに
これから円高メリット株は本領を発揮する?
この表から読み取れることは、円高が進む局面において
・全体相場急落の影響からは、円高メリット株も逃れられない
・全体相場が堅調な時は、円高を好感して素直に買われる銘柄が多い
・全体相場が急落していても、個別で買われやすい傾向がある
ということ。もちろん、全体相場や為替相場の動向とは関係なく、個別の要因で買われたり売られたりするケースも考えられますが、全体相場の下落がさほどでない場合は、買われやすいといえるのではないでしょうか。
ちなみに、9月30日の株式相場は、前週末の引け後に石破茂氏が自民党総裁選に勝利し、総理大臣への就任が決まったことで、ドル・円相場が前週末の146円台から141円台まで急伸。日経平均は2000円近くの急落となりました。④には9月30日の全体相場の急落が反映されています。9月30日は、東証の約85%の銘柄が値を下げる中、セリアや神戸物産、ニトリホールディングス、ワークマンは前週末比で株価が上昇したほか、他の銘柄の下げ幅も小幅にとどまっています。
今後、円高が続くとしたら、それは中長期で円高メリット株の業績に反映します。もちろん、円高下でこれらの銘柄の業績が悪化してしまうと、株価も下がることになるでしょうが、円高メリット株の本領が発揮されるのは、これからかもしれません。
※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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