はじめに

低価格が売りのビジネスモデルの罠

わたしの自宅の近くには、サイゼリヤがあり、たいていいつも賑わっています。定石通りに考えれば、流行っている=儲かっている=株価は上がるとなりますが、一見、儲かっているように見えても、じつはそうではないといった事例もあります。とくに、低価格が売りのビジネスモデルは、その罠に陥りがちなので、投資家としても注意が必要です。

サイゼリヤは、低価格路線というビジネスモデルのもとで消費者の支持を得ていますが、原材料費の上昇が利益率を圧迫し、株価低迷を招いています。この状況が続けば、低価格路線の維持が企業戦略として限界を迎える可能性も否定できません。

今後さらに食料品の値上げが続くようなら、ますます当社の利益率は悪化し、株価の低迷は続くでしょう。毎月、総務省統計局から発表される消費者物価指数には、注意を払っておいたほうがよさそうです。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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