はじめに

学生自身が稼ぐ道もある

現在注目の年収103万円の壁。学生自身の収入が年103万円を超えると、親の扶養控除がなくなり世帯の手取り額が減少するため働き控えをしているというものです。この壁が2024年12月27日に令和7年度税制改正が閣議決定し、2025年から123万円に引き上げ適用予定です。

学生が今まで以上に収入を得ることができるようになりますから、社会に出る助走として経験を積みながら収入を得る方法も考えてみましょう。

例えば、有償のインターンシップを通じて実務経験を積みながら収入を得る方法があります。特に大学のキャリアセンターなどが紹介するインターンシップは、将来の就職活動にも役立つため一石二鳥です。

さらに、自分の特技や趣味を活かしてフリーランスとして働くことも今の時代ならでは。SNSを大いに活用しながら大学生から起業し、そのまま本業にする学生もいます。また、企業が共同研究に取り組む学生と雇用契約を結び給与を支給する場合もあります。学びながら学生自身で収入を得て学費や生活費の足しにする方法もあります。

学費を抑えるには情報収集がカギ

4年以上の大学生活、自宅生はもちろん下宿生はさらに費用がかさみます。進学の意思がきまったら早めに情報収集を始めましょう。高校の担任や進路指導の先生に実例を尋ねたり、大学のホームページで最新の奨学金情報や支援制度を調べたり、オープンキャンパスや説明会に参加して直接大学の担当者に質問することが早くわかりやすく有益です。

民間の奨学金や自治体の住まいの補助、大学生協や学割など、こまめにチェックして賢く利用し学生生活をエンジョイしつつ学業に打ち込めるといいですね。

経済的な理由で進学の夢を諦めたり、資金不足のために希望の学校に通えなかったり、学費の問題で夢を諦めざるを得ない状況は残念過ぎます。

金銭的な障壁を取り除いて「進学したい子が進学できる」よう、貯蓄や投資で学費貯えるだけでなく、有益な情報もしっかりゲットして、夢を現実にしていきましょう。

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