はじめに

迷うくらいであれば、NISAの方がおすすめ

「iDeCoはややこしそうだから、NISAにしようかな…」と思った人もいるかもしれません。

その感覚、筆者はよいと思います。

本来は、自分のマネープランをしっかり立て、必要なお金を確認し、NISAとiDeCoの両方の制度を理解し、自分に適した制度を利用しながら資産形成をすることがのぞましいです。

でも、マネープランや制度の理解など、どこかでつまずいてしまって、NISAもiDeCoも何も始められないまま…という状況の人が多く、もったいないと感じています。

そのため筆者は、「NISAとiDeCoで迷うなら、NISAがおすすめ」とお伝えしています。

どちらがよいか迷っている、検討がつかないということは、まだマネープランを立てられていなかったり、自分に必要なお金がわからなかったり、NISAとiDeCoの制度の違いがしっかりできていなかったりする状態だと思うからです。

その状態であれば、まずは投資経験を積み、NISAの制度を身をもって理解するという目的で、月1000円などの少額で投資信託の積み立てをNISAで始めてみたらよいのではないでしょうか。

ただし、投資ですから、リスクがあります。資産が減る可能性もあることを頭に入れて、積み立てであれば、数カ月などの短期で判断せず、5年、10年と長く続けていくつもりで始めましょう。

「一時的に減っても、大丈夫」と思える少額から始めることが大切です。

そうしてNISAで投資経験を積んでいくと、投資に対して興味がわいてきて、iDeCoについても制度をしっかり理解しようかなという気持ちになってくるはず。その段階からiDeCoを始めても遅くないと思うのです。

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