はじめに
S&P500配当貴族指数の構成銘柄とは
S&P500配当貴族指数の連続増配年数は一番長い企業が61年で以下の8社です。
●コカ・コーラ(生活必需品)
200ブランド以上のノンアルコール飲料をグループで製造し、世界約200カ国で事業を展開しています。
●コルゲート・パルモリーブ(生活必需品)
創業100年を超える老舗で、歯磨き粉や歯ブラシ、ペットフードなどを手掛ける企業です。
●ドーバー(資本財・サービス)
複数の工業製品・産業機器メーカーを傘下にもつグローバル企業。エンジニアリング製品、クリーンエネルギー&燃料」供給などを手がけています。地域別の売上比率は、米国が56%、海外が44%。
●エマソン・エレクトリック(資本財・サービス)
米国ミズーリ州セントルイスに本拠を置く電気電子機器メーカーです。産業用から一般消費者用まで幅広い製品を設計・開発・製造・販売しています。
● ジェニュイン・パーツ(一般消費財・サービス)
ジョージア州アトランタに本拠を置くアメリカの自動車および産業部品の販売代理店です。 1928年に設立されました。
●ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヘルスケア)
1886年設立。傘下企業を通じ、世界各地で医薬品や医療機器などの開発・生産・販売を手がけています。コンタクトレンズやベビーオイルなどが有名です。
●プロクター・アンド・ギャンブル(生活必需品)
各種一般消費財の製造を手がけ、180カ国以上で製品を販売しています。おむつ「パンパース」、衣料用洗剤「アリエール」「ボールド」、食器洗い用洗剤「ジョイ」、エアケア製品「ファブリーズ」、男性用シェーバー「ジレット」、電気シェーバー「ブラウン」、ヘアケア用品「パンテーン」「ヴィダルサスーン」「h&s」、化粧品「SK-Ⅱ」などが有名です。
●ケンビュー(生活必需品)
日々のケア用品や健康食品、美容機器などを製造・販売しています。2023年ジョンソン・エンド・ジョンソンから分離し独立企業となりました。「バンドエイド」やオーラルケアの「リステリン」などを手掛け、消費者向け製品部門
として分離上場しました。
その他、55年連続のホーメル・フーズは米国の食品加工会社で現在は80か国以上で事業を展開、日本でも有名なランチョンミートの缶詰「スパム」をご存知の方も多いと思います。 47年連続のマクドナルド、41年連続のアフラック、28年連続のIBMは日本でも馴染のある企業です。
業績は安定しているがリスクには要注意
S&P 500配当貴族指数に名を連ねる66社は景気が良い時も悪い時も配当を増やし続け、業績や財務基盤が安定した企業であることは間違いありません。
しかし、投資をする上で「絶対的に安心」ということはありませんので分散投資を行うなどの配慮は常に必要です。
コロナ禍以降、米国株が堅調過ぎることも懸念材料となりうるかもしれません。日本の銘柄では花王(4452)が34年連続配当、続いてSPK(7466)が26年、三菱HCキャピタル(8593)が25年となっています。
※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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