はじめに

節税や相続を意識した資産管理も重要

最後に、税制や相続を意識した資産管理を行うことも資産家が意識していることです。

節税という観点では法人を立ち上げて法人経由で投資を行うことや、海外のファンドやオフショア口座を活用することなどが考えられます。ただ個人でも分離課税なので投資は税金面でメリットがありますね。

また投資というのは単に自身のためだけでなく、次世代へ資産を引き継ぐことも考慮すべきなので相続の最適化も考えておく必要があるでしょう。子供や孫に年間110万円以内で贈与する場合贈与税はかかりませんので早くからその範囲内で子供や孫名義の投資をしておくなど、活用しておくと後々のためになるかもしれません。

ただ親が管理して使っている(実質的に親の口座とみなされる)場合や、毎年同じ時期に同じ金額を入金するのは定期贈与とみなされて課税対象となる場合も。贈与契約書を作成する、もしくは早めに印鑑などを渡して管理させることや、入金のタイミングや金額を変動させることで課税対象となるリスクを軽減することができます。

このように節税対策をしながら資産を長期にわたって維持する戦略も必要でしょう。

資産形成は一朝一夕で達成できるものではありません。計画的かつ継続的な投資と、適切なリスク管理が富裕層への道を切り開く鍵となります。

この記事が少しでも皆様の投資の参考になれば幸いです。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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