はじめに
貯まる習慣4. 不要なものを、「定期的に手放す」
不要なものを、手元においていても、あまりよいことがありません。「貯まる人」は定期的に手放しています。フリマアプリで売ったり、買い取り業者にまとめて送ったりして、お小遣いにすることもできます。家のなかのスペースがあいて掃除もしやすくなりますし、大事なものを紛失することも減るでしょう。そして何より、不要なものを手放すときは、「失敗した買い物」と向き合うきっかけにもなります。
「これをなぜ、自分は買ってしまったんだろう…」と苦い気持ちにはなりますが、それと同時に「次回からは気をつけよう。少しでも長く使えるものを選ぼう」という決意につながるはずです。無駄な支出がどんどんそぎ落とされ、その分、お金が貯まるようになるのです。
貯まる習慣5. お金の「置き場所」を吟味する
最近、少しずつ金利が上がってきました。超低金利だったときは、普通預金と定期預金との金利差に大きな幅がなく、預け替えても受け取れる利息の違いはあまり感じられなかったのですが、最近の金利上昇によって、だいぶ違いを感じるようになってきました。
「貯まる人」は、「手元にあるお金を上手に増やせる人」でもあります。金利が上がってきた今は、普通預金と定期預金との金利差の幅も広がってきて、預け替えのチャンスです。
100万円を預けて1年後に受け取れる利息(税引前)は、普通預金(0.2%の場合)のままでは2000円ですが、1.0%の定期預金に預けていれば1万円です。単に、お金の「置き場所」を変えるだけで、お金の増え方が大きく変わるのです。そして、ある程度余裕がでてきたら、投資に踏み出すのも「貯まる人」のステップアップにつながります。
相場によっては一時的に元本割れをする可能性はあることを念頭に置いたうえで、例えば、月々3000円で投資信託の積み立てを始めてみたとしましょう。仮に10年で利回り(年率)4%になったとすると、元本36万円で、資産総額が約44.2万円になる計算です。月々3万円なら、元本360万円が、約442万円に増える計算になります(いずれもNISAでの投資を想定し、税金がかからなかった場合)。
持っているお金をどこに置くかも、より「貯まる人」になれるかどうかの分かれ道なのです。
以上、「貯まる人」の習慣5つをお伝えしました。どちらも、決して画期的な内容ではありませんし、むしろ聞いたことがあることばかりだと思う方もいるでしょう。とはいえ「お金が貯まらない」と悩んでいる人は、習慣化になかなか至っていないものが多いはずです。取り入れられるものからはじめて、ぜひ自然に「貯まる人」をめざしてみてください。