はじめに
借り換えをせずに金利負担を軽減する方法
借り換えと同様に金利負担を軽減する方法として、金融機関との交渉が有効な場合があります。あるお客様は、某信用金庫で金利1.0%の住宅ローンを利用しており、借り換えを検討しましたが、健康状態の悪化により再度の審査に不安を感じていました。そこで、金利の低い銀行で借り換えシミュレーションを行い、その結果を基に、現在利用している信用金庫に金利引下げの交渉を行いました。結果として、金利が1.0%から0.850%に引き下がり、金利負担を軽減することができました。すべてのケースがこのようにうまくいくわけではありませんが、金融機関によっては連絡一本で金利引き下げに応じる場合もありますので、交渉してみるのもひとつの手です。
大きなメリットがある一方、注意は必要
住宅ローンの借り換えは、総返済額の削減や月々の返済負担の軽減など、大きなメリットをもたらす可能性があります。「金利差」「ローン残高」「残りの返済期間」が目安以上にある場合には借り換えを検討してみることをおすすめします。しかし、借り換えには諸費用の発生や審査の再申込など、注意すべき点もあります。借り換えを検討する際は、総合的に判断し、自身の状況に最適な選択をすることが重要です。
