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保育所だけじゃ解決しない、仕事と家庭の両立に一番必要なこと
ずっと届いていなかった5つの"声"
日本テレビの情報番組『スッキリ』で"専業主婦の罪悪感"というテーマが特集されました。そこで、しゅふJOB総研のアンケート結果を取り上げていただきました。アンケートで行った質問は、「専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことはありますか?」というものです。このアンケートについては、『専業主婦の価値は2億円以上!? それでも「罪悪感」を感じる理由』にて詳しく紹介しています。本来、専業主婦であることに罪悪感を覚える必要などないはずです。しかしアンケートを通して尋ねてみることで、人知れず専業主婦であることに罪悪感を抱いてしまっている人が一定数存在していることがわかりました。そんな"声なき声"は、こちらから耳を傾けなければ決して聞くことはできません。しかし、一度その声を聞くことができれば、社会全体で問題意識を共有することができ、その人たちの心に寄り添ったり、配慮したり、対処法を検討したりすることができます。大切なのは"声なき声"の存在に気づき、耳を傾けることです。
なぜか人事評価が低い人の「もったいない」共通点
○○が高いと評価が低くなる?
『なぜ、結果を出しているのに評価が低いのか?』の著者、西尾太さんは、人事コンサルントとして300社、1万人以上のビジネスパーソンと面談した「人事の超プロ」です。西尾さんによると、成果を出しているのに適切な評価を得られていない、「もったいない人」がたくさんいるとのこと。そんな人たちの共通点をひとつだけあげるとしたら……。
実は間違いだらけ?株価予想の正しい活用法とは
予想は攻めではなく守りのツール
昨年の今ごろは「日経平均が2018年末に3万円へ到達する」といった強気の予想が目立ちましたが、実際は大方の予想を裏切る結果となりました。それを受けてか、今年は全体としてやや慎重な予想が目立ちます。今回は、この「株価予想」をどう投資判断に活かしたらよいのか、プロの投資家の手法を基に考えてみます。
教育費か住宅ローンか、子育て世代が悩む「お金の優先順位」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はたけやきみこ氏がお答えします。現在、築20年の中古の戸建てに住んでいます。あと3年くらいで住宅ローンを完済し、その後3年したら、リフォームのために2400万円のローンを組み直す予定です。ただ、子どもが中学から私立に通う可能性があるため、教育費の準備もしなければなりません。教育費、住宅ローンの返済、老後資金はどう優先順位をつけて用意していけばいいのでしょうか。今までの児童手当は全額貯金し、今月からは子どもひとりにつき0.5万円ずつ貯金を始めました。月4.7万円の終身保険(ドル建て10年払い)に入っており、老後資金として800万円は確保できる予定です。上の子が小学生になったら今より多く働こうと考えています。〈相談者プロフィール〉・女性、38歳、既婚(夫:40歳・会社員)、子ども2人(4歳、0歳)・職業:パート(現在育休中で月5万円の収入あり)・居住形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯月収:31万円・毎月の支出目安:26.4万円・貯金:100万円(児童手当など
相場が不安…つみたてNISAこのまま続けても大丈夫?
積立投資は「継続」できるかが鍵
2018年はつみたてNISA元年でした。投資の利益にかかる約20%の税金をゼロにできるつみたてNISAは、投資の経験がなくても、投資の王道といわれる「長期・分散・積立投資」を有利にスタートできる制度です。これを機に投資を始めた方も多いことでしょう。2018年12月に発表された金融庁「NISA口座の利用状況調査(平成30年9月末時点)」によると、つみたてNISAの口座数は87万5658口座。本稿執筆時点ではまだわかりませんが、もしかしたら12月末までで100万口座を突破しているかもしれません。しかし、2018年は市場が低調でした。特に年末以降、2019年に入っても相場が荒れています。始めたばかりの初心者の方はオロオロして、こんなことを思っているかもしれません。「つみたてNISA、このまま続けていていいのだろうか?」今回は、こんな疑問にお答えしたいと思います。
大根で作るカンタン晩ご飯「豚バラのみぞれ煮」
あっという間に作れるメイン料理
冬野菜の代表格“大根”がおいしい季節ですよね。大きめにカットしてトロトロの煮物にしても良し、おでんに入れても最高です。しかし何かと忙しい日々、ゆっくり大根を煮込んでいる時間がないという方は、あっという間に作れるこんなメイン料理はいかがでしょうか?定番食材“豚バラ肉”を大根おろしで煮込む「みぞれ煮」のご紹介です。パッと作れて旬の美味しさも味わえる、まさに一石二鳥です。食卓に是非並べてみてください。
2019年の中国経済を左右する「5G」投資の現状とは
「中央経済工作会議」を読み解く
「中央経済工作会議」をご存知でしょうか。中国共産党と中国政府が年に1度、翌年の経済政策運営の基本方針を決める会議で、毎年12月に2~3日間の日程で開かれます。党指導部や閣僚、地方政府や大手国有企業だけでなく、軍の幹部も参加して経済成長率や物価など経済運営の目標を議論する重要会議の一つで、中国の株式市場に与える影響も大きいです。今回は、2018年12月に行われた「中央経済工作会議」の内容から、中国株式市場の見通しについて考察してみます。
なぜ日本は経済大国になれたのか(前編)――アヘン戦争の衝撃
簿記の歴史物語 第37回
1840年8月、イギリスの艦隊が中国を攻撃し、アヘン戦争が始まりました。当時のイギリスは中国から茶や陶器を輸入している一方、中国側に輸出できる商品はインド産のアヘンくらいしかありませんでした。(※当時はイギリスがインドの植民地支配を拡大していた時期にあたります。1877年にはヴィクトリア女王がインド皇帝に即位し、イギリスによるインド支配が完成します)しかし国内の風紀悪化を懸念した清王朝は、アヘンの取り締まりを強化します。これが戦争の原因でした。当時は「貿易によって金銀を貯め込むことが国を豊かにする」という発想が根強く残っていた時代です。アヘンが輸出できなければ、イギリスの銀が流出して国が貧しくなると考えられたのです。最新の装備を揃えたイギリス軍は、中国のジャンク船を次々に沈め、1842年には勝利を収めます。いち早く産業革命を果たした西洋に比べて、東洋の科学技術・経済・軍事力がいかに遅れているのかが、この戦争によって証明されました。アヘン戦争における中国の敗北に、日本の知識人は恐怖します。日本は歴史的に、中国大陸から多くの文化や技術を学んできました。歴史の大部分で、中国は先進的な地域だと
28歳主婦「自転車操業の家計、なんとかして抜け出したい」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は三澤恭子氏がお答えします。毎月貯金した分だけ赤字になり、自転車操業が続いています。どうにか抜け出したいのですが、無理に節約しようとするとストレスでイライラしてしまいます。夫から毎月生活費をもらいますが、やりくりがうまくできずに足りなくなるので、土日の早朝のみパートに出ています。夫は年収650万円ほどで、夫自身の貯金はまったくありません。年2回のボーナスは、前妻の子の養育費、プレゼント費、年払いの車の税金・保険料・車検代にほとんど消えてしまいます。家賃、光熱費は夫が、スマホ代はそれぞれが支払っています。〈相談者プロフィール〉・女性、28歳、既婚(夫:42歳、会社員)、子供2人(4歳・2歳)・職業:パート・居住形態:賃貸・手取り収入:18万円16万円(夫から渡される生活費)+2万円(妻のパート代)・毎月の支出目安:18万円・貯金:300万円・負債(奨学金など):78万円【支出(22.4万円)の内訳】・食費:5万円・衣服・美容費:0.5万円・医療費:0.4万円
節約マニアがお金を貯めるためにやめた習慣
節約すること、しないこと
節約マニアや節約家は、すごくケチケチしていたり、特別なことをしていると思うかもしれませんが、習慣が少し違うだけで、大変なことをやっているワケではないのです。習慣は性格や生活環境によって大きく変わるので、人がやっているから正解というものでもありませんが、今回は実際に筆者がやっていることや、講演やセミナーのときに参加者から出た話を紹介します。自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね。
誰でも気軽にライフプラン診断ができるツールとは
イベントレポート
2018年11月18日、品川・グランドプリンスホテル新高輪内の国際館パミールで開催されたイベント「お金のEXPO 2018」。本イベントでは、お金のプロが「お金が貯まる」「お金を増やせる」賢い方法や、お金に困らないための家計改善の方法、知っていると得をするお金の知識をお伝えしました。本記事では、当日開催された損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社によるセミナー「2050年のマクロトレンドと、家計に及ぼす影響」の中から、エコノミストでBRICs経済研究所代表の門倉貴史氏と損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険 営業企画部市場開発室 吉江正博氏による、誰でも気軽にライフプラン診断ができるツールについて、ご紹介します。
iDeCoやつみたてNISAの使い分けと商品の選び方
運用するときのポイントは?
2018年は、「iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISA」をセットで話す講演が多かったのですが、どこの会場に行っても満員。それだけiDeCoとつみたてNISAへの関心が高い人が多いということでしょう。ただ、残念なことに口座開設まではしたけれど、商品選びでストップしてしまい、なかなか1歩を踏み出せない…という方も多いようです。今回は、iDeCoとつみたてNISAを始めるにあたり、使い分けや商品選びのポイントについてお話します。
株式市場が動揺した時に確認すべきこと
「本物の美人」を長期保有で
2018年のグローバル株式市場を振り返ると、米中貿易摩擦などに振り回され、変動の激しい1年でした。2019年はいよいよ米中貿易摩擦が実体経済に影響を与え、世界経済が失速するのではないかと投資家は身構えているようです。そんな時は、まず株式などのリスク資産の配分が適切かどうかを振り返ってみるのがいいかもしれません。これまでもリーマン・ショックや欧州債務危機、チャイナ・ショック、英国のEU離脱決定といった経済や株式市場を大きく動揺させる出来事はあり、今後もこうした事態が起こる可能性は十分あります。今回は、経済や株式市場に大きな動揺が生じたときでも、これまでの生活や人生設計が変わらないよう、確認しておくべきことをご紹介します。
家計の話に嫌な顔をする夫を改心させる「3つの行動」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は平野泰嗣氏がお答えします。結婚して7年目になりますが、家計管理のことで悩んでいます。子どもが生まれてから家事や子育てで忙しいので、現在、家計簿をつけていません。少しでも家計の足しになればと思い、パートに出るようになったのですが、銀行口座に入ってくるお金よりも出ていくお金の方が多い月もあります。お互いに決まった生活費を出し合っているのですが、各個人で使っているお金もあり、家計全体でいくら支出があって、いくら貯金ができているのか分からないので不安です。夫に家計の話をすると嫌な顔をします。何か良い方法はないでしょうか?〈相談者プロフィール〉・女性、35歳、既婚(夫:38歳・会社員)・子ども(2人):長男5歳(保育園)、長女3歳(保育園)・手取り世帯月収:35万円 夫:27万円 妻:8万円・手取り年間ボーナス:約120万円・貯金:250万円【家計の状況】・住宅ローン:8.5万円(ローン残期間:32年)・その他の生活費:あまり把握していない・毎月の貯蓄:黒字の時も
40代パート主婦、iDeCoとつみたてNISA始めるならどっち?
毎月のパート代から資産形成を行うのにメリットのある制度
40代は子どもの教育費や住宅ローンなど、人生の中でも一番お金の出入りが激しい時期です。老後のための貯蓄をしたいと思っていても、なかなか手がつけられない、何から始めたらいいのか分からない人も多いかもしれません。中長期的な目線で、お金を増やすために投資を行うことは、国が進めていることでもあり、そのための制度も整ってきました。今回は、主婦が毎月のパート代から資産形成を行うにはどんな制度を活用するとメリットがあるのか見てみましょう。
成功する投資の極意は「持続可能な成長への長期投資」
イベントレポート
2018年11月18日、品川・グランドプリンスホテル新高輪内の国際館パミールで開催されたイベント「お金のEXPO 2018」。本イベントでは、お金のプロが「お金が貯まる」「お金を増やせる」賢い方法や、お金に困らないための家計改善の方法、知っていると得をするお金の知識をお伝えしました。当日開催されたセミナーの中から、本記事ではコムジェストアセットマネジメント株式会社マーケティング&IRマネジャー渡邉敬氏によるセミナー、コムジェストが実践する「持続可能な成長への長期投資」についてご紹介します。
効果は五輪以上?「ラグビーW杯」が日本株に与える影響度
トライすべきはどのセクター?
「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったようなすばらしい秋日和でございます」。1964年10月10日。NHKの北出清五郎アナウンサーの名調子で東京五輪開会式のテレビ中継が始まりました。会場となった国立競技場のスタンドは約7万5,000の大観衆で埋め尽くされました。あれから半世紀余りを経て、東京は2度目の五輪を迎えようとしています。日本の株式市場でも東京五輪関連銘柄の動向に注目が集まっています。建設、警備、スポーツ用品、フィットネスなど特需への期待が膨らむ業界は少なくありません。一方、2020年の五輪・パラリンピックに先駆けて開催されるものの、五輪に比べると株式市場で経済効果がまだ十分に織り込まれていないとみられるのが、ラグビーのワールドカップ(W杯)です。
極端な円高警戒は時期尚早と言える3つの理由
根強い円高シナリオへの反論
FRBの利上げ停止観測の強まりや米景気の先行きに対する過度の懸念後退、さらには米中通商交渉の進展期待を背景に、投資家の過度の警戒姿勢が和らいできました。足元のドル円相場は1ドル=109円台後半と、年初の急激な円高が進行する以前の水準を回復してきました。ただ、米国の政府機関閉鎖が長期化して実体経済に影響を及ぼしつつあるとの見方が強まっているほか、英国の欧州連合(EU)離脱交渉も混迷の度を増していることなどから、円高リスクを指摘する声は絶えません。市場では、2015年8月の中国人民元切り下げをきっかけにFRBが利上げを休止し、翌年秋にかけて1ドル=100円割れまで急速な円高が進んだことの再来を懸念する向きが多いようですが、今回は相応の円高抵抗をみせる公算が高いと判断しています。その理由をご説明します。