3カ月・10カ月・3年…相続の【3つの期限】過ぎたらどうなる?
それまでにやるべきことを解説
人が亡くなると相続が発生します。そして、相続人が2人以上いる場合は遺産を分ける話し合い(遺産分割協議)を行わなければ、亡くなった人の財産を引き継ぐことはできません。遺産分割協議に期限の定めはありません。ただし、相続手続きにはさまざまな期限があります。そのため、早めに遺産分割協議を行なうほうが良いでしょう。今回は、相続にかかわる以下の3つの期限について説明しましょう。【1】3カ月:相続放棄【2】10カ月:相続税申告【3】3年:相続登記(不動産の名義変更)
認知症になると銀行口座が凍結される?親が診断を受ける前にやるべき5つのこと
知っておきたい「財産管理委任契約」と「任意後見契約」
高齢化が進むことによって認知症患者も増加し、2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症になると予測されています。患者数が増えるとともに「認知症になったら口座が凍結される」この言葉をよく聞くようになりました。なぜ認知症になると銀行口座を今までのように自由に使用できなくなるのでしょうか。また、将来に備えてどのような準備が必要になるのでしょうか。認知症とは、さまざまな原因で記憶や思考などの認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすことをいいます。認知症の症状は様々ですが、たとえば何度も同じ話を繰り返したり、約束を忘れたりといった自分が行った行動を覚えていないということが出てきます。そして、自分の行動を覚えていないということは、お金のトラブルに巻き込まれることも増えてくる可能性があるのです。
3月に始まった【戸籍証明書等の広域交付】相続手続きはどれだけ楽になる?取得の際の注意点も
できること・できないことを行政書士が解説
2024年(令和6年)3月1日から戸籍証明書等を最寄りの市町村窓口で取得できる「広域交付」が始まりました。広域交付とは、欲しい戸籍の本籍地が全国各地にあっても最寄りの市町村窓口でまとめて請求、取得ができるようになるというものです。
うっかりして税務署から指摘も…相続税申告の際に見落としがちな【暦年贈与】と【相続時精算課税贈与】って?
制度を利用する時の注意点は?
亡くなった人(被相続人)から相続や遺贈により取得した財産の価額の合計が一定額(基礎控除額)を超える場合、相続税の課税対象となり相続人等は相続税申告が必要です。相続税申告には期限が決められており、相続の開始があったことを知った日の翌日から10カ月以内に被相続人の住所地の税務署へ申告し、納税しなければなりません。基礎控除額は、3,000万円に法定相続人1人につき600万円を加算した額です。例えば3人家族(父、母、子)の父が亡くなると法定相続人が2人です。この場合、3,000万円+(2人×600万円)=4,200万円までの相続財産なら相続税がかからないということです。
終活・相続対策に入る前に必要なのは銀行口座と不動産の確認!やるべきことを終活カウンセラーが解説
「遺言書」「任意後見契約」「信託」の前に必要な初めの一歩
今、「遺言書の書き方」や「認知症対策には任意後見契約」、「不動産には信託」などの終活・相続対策の情報はたくさん出ています。もちろん、これらの対策を行なっておくことは大切です。ただし、これらを進めるには、それぞれの内容を理解した上で自分で進めるか、専門家の助言を得ながら進めていくことになります。まずは、各対策がどんなものか、概要を理解しましょう。
終活・相続で「遺言書」を作る前に必ずやらなければならない「推定相続人と財産状況の確認」
まずは「現状の全体像」を把握しよう
終活・相続でどんな準備をすればよいかをネットで調べると、「遺言書」や「家族信託」、「節税対策」に「不動産を活用する」など、たくさんの方法を見つけることができます。もちろん「遺言書」や「家族信託」、「不動産の活用」は、終活・相続において必要な方法ですが、どれを取り組むにしても、その前に「現状の全体像を把握すること」が大切です。
家族関係次第で最適な選択肢が変わる 相続でモメやすい不動産を分ける時の三つの方法
換価分割・共有分割・代償分割のメリットとデメリット
相続で、自宅などの不動産をきょうだいたちと分けなければならないとしたら、どうすればいいでしょうか。今回は、相談者の斎藤さんの例から考えながら、不動産などの分けにくい財産を分ける時に役立つ三つの方法について解説します。
“親”が亡くなっても家の名義変更も預貯金の解約もできないことも 養子縁組をした場合としない場合のメリットとデメリットを解説
相続にかかわる養子縁組について
養子縁組という言葉を耳にしたことがあると思います。けれど、どんな法的効力があるのかご存知の人は少ないでしょう。どんな場合にメリットがあるのか、したほうがいいのにしていないとどんなデメリットがあるのか。ケースごとに行政書士が解説します。
相続権がない!事実婚やパートナーシップ制度を選ぶなら考えておきたい終活と相続
法律婚との違いを行政書士が解説
パートナーシップ制度を利用したり、あえて事実婚を選択するような、多様な生き方が広まりつつあります。パートナーシップ制度や事実婚はもちろんメリットもありますが、気をつけたいのは、終活や相続の時。事実婚とどこが違うのでしょうか? 行政書士が解説します。
父の死で銀行口座が凍結「葬儀費用の立て替えで生活費が足りない」対策は?
遺産分割前に資金準備をするための方法
金融機関は、銀行口座の名義人が亡くなったことを知ると口座を凍結します。口座が凍結されるとお金を引き出せなくなるため、困ってしまう家族の方も多いものです。今回は、そんな時にも慌てずに、当面の資金を確保する方法を紹介します。
相続手続きの書類と負担を減らせる!「法定相続情報一覧図」って?
取得方法や疑問点を行政書士が解説
「法定相続情報一覧図」を活用すれば、相続手続きの際、戸籍等の書類を提出する必要がなくなり、負担が軽くなります。どんな場合に有効なのか、作成の仕方や注意点を、行政書士が解説します。
家計と財産を管理しているのに家族に内容を教えない85歳父。できる相続対策は?
家族が事前に準備できる3つのこと
「親族が相続の準備に協力してくれない」とお困りの人は少なくないのではないでしょうか。そんな場合に、いざ相続が発生した際に困らないためには、何ができるのでしょうか? 行政書士・相続診断士の藤井利江子氏のところに相談に来た山田さん(仮名)の例を参考にしながら解説します。
事故で高次脳機能障害になった60歳男性が家族のために実行した「5つの準備」
将来認知能力が弱まる前に何ができるのか
妹に介護されている兄が、将来のために行った「財産管理委任契約」「任意後見契約」「尊厳死宣言書」「遺言書の作成」「死後事務委任契約」。それぞれどんな効力があるのでしょうか?
特別なケースばかりではない!遺言書がないと相続が大変になってしまう5つのパターン
対策を怠るとどうなるのか、行政書士が解説
遺言書がないと相続が煩雑になる可能性が高い5つのパターンをご存知でしょうか。実は子供がいない場合もその一つ。特別なケースばかりではないのです。当てはまっているかいないかチェックしてみましょう。
自分にも相続税申告が必要になるかも?判断ポイントを税理士が解説
一次相続と二次相続の違いにも注意!
平成27年に相続税の基礎控除が引き下げられてから、サラリーマンや公務員の方で、相続税の申告が必要になる人が増えています。自分は相続税がかかるのかどうかわからない人のために、税理士が判断のポイントをお伝えします。
相続人・被相続人って誰?法定相続分はいくら?これだけは押さえておきたい相続知識
相続の基本と用語をやさしく解説
あなたが今、もし、亡くなったとしたら、あなたの財産を引き継ぐことができる「相続人」は誰になるのかご存知ですか? 今回は、「相続人」「被相続人」や、相続の順位や割合など、相続の基本を用語とともに解説していきます。
未成年の子がいる親・不動産持ち・経営者。20代でも遺言書を作成しておきたい3つのパターン
万が一の場合、思いもよらぬ面倒ごとに発展することも
遺言書の作成は、終活のひとつとしてまだまだ先だと思っている方も多いと思います。しかし、状況によっては、20代、30代、40代と、若くても遺言書を作成しておいたほうが安心な場合があります。今回は、「若くても遺言書を作成しておきたい3つのパターン」をお伝えします。
4月からの成年年齢の引き下げが相続に与える影響は?相続診断士が解説
押さえておきたい7つの影響
2022年4月から、成年の年齢が20歳から18歳に引き下げられました。社会生活における様々な場面への影響が取り沙汰されていますが、相続の場面でも多くの影響があるのです。7つの影響を相続診断士が解説します。