米国株投資、調整色を強める市場をどう捉えるべきか?
神様バフェットが勧めた投資法
米国株の調整基調が続いています。昨年末と比較するとNYダウ平均は約15%、ナスダック総合指数にいたっては30%程度下落しています。コロナ・ショックの株価下落後に投資を始めた方にとっては、昨年末まではほぼ一貫した上昇相場でしたから、初めての大きな株価下落で不安を感じている方も多いかもしれません。
株価上昇に繋がる3つの要因、1円の円安で400億円の営業利益差が出る企業も
第4四半期決算の注目ポイント
米国株が調整を続けています。NYダウ平均は、年初から5月25日までに約12%下落、IT・ハイテク関連株の多いナスダック総合指数は約27%下落しました。米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が過度なインフレ抑制のため、積極的な金融引締め方針を表明していることなどが主な調整の原因です。米国株に引きずられて日本株も株価好調とは言い難いものの、日経平均の年初からの下落率は25日時点で7.2%と、米国株に比べると相対的には良いパフォーマンスです。パフォーマンスに差が出ているのは日本企業の業績がしっかりしていることも要因の1つと思われます。本稿では4月末から5月中旬にかけて行われた、3月決算の日本企業の第4四半期の決算発表の概要をお伝えするとともに、その結果を踏まえつつ、今後の注目ポイントなどをご紹介します。
日本の小売はコロナを克服できたのか?決算内容から浮き彫りになった業界の明暗
2月決算の小売企業の決算発表が一巡
日本の上場企業全体で見ると3月決算を採用している企業が最も多く、その発表は4月下旬から本格化します。しかし、2月決算を採用している企業の多い小売企業の12-2月期の決算発表はすでにほぼ完了しました。マーケット全体への影響が大きいのは3月決算企業の決算発表ですが、いわばその前哨戦と捉えることができる小売企業の決算をチェックし、相場の先行きを考えてみましょう。
寒風吹く株式市場、価格下落の要因と希望が見える2銘柄を解説
コロナ禍を経た筋肉質経営に期待
年明け以降、世界的に株価が冴えない展開となっています。昨年末の株価と比較したパフォーマンスは、2月17日時点で米国のNYダウ平均はマイナス5.6%、ナスダック総合指数はマイナス12.3%と冴えません。また、日経平均はマイナス5.4%、マザーズ指数にいたってはマイナス28.1%と非常に厳しい値動きです。今回は、この株価調整の原因と今後の見通しについて解説します。
日本株マーケットアナリストだからこそ個人にお勧めしたい投資法
S&P500とTOPIXを比較
筆者は日本株のマーケットアナリストという仕事をしています。そのため日本市場の見通しや注目銘柄などを解説する機会が多いのですが、今回は、そんな私だからこそお勧めしたい投資法を紹介させてください。