ビジネス
経済、投資の最新情報、仕事の給与や稼げる副業情報などを紹介します。
株を持っている人こそ理解しておきたい「債券市場」9月の変化
もしかしたら相場の転換点になる?
8月以降に大きく低下してきていた世界各国の金利が、9月以降、反転の兆しを見せています。「金融資産は日本円と日本株くらい」という投資家にとって、世界各国の金利が動いたといわれても、あまりピンと来ないかもしれません。しかし、足元の債券市場の変化は、株式市場にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
天下の伊勢丹が「スーツに見える作業着」を売り始めた深層
グループ7店舗で販売へ
「スーツに見える作業着」というユニークさからネット上などで話題となった、オアシススタイルウェアの「ワークウェアスーツ」(WWS)。すでにリアル店舗での常設販売が始まっていますが、ついにあの伊勢丹にも進出を果たしました。出店したのは、ハイブランドが並ぶ紳士服売り場。上下で10万円以上のスーツもそろえる百貨店が、作業服として作られた約3万円のWWSを売る狙いはどこにあるのでしょうか。6月から常設コーナーを置く、伊勢丹浦和店を取材しました。
秋が深まると株式投資を始めるのに適している、たった1つの理由
過去10年の実績から導き出すと…
皆さんは「アノマリー」という言葉を聞いたことがありますか。投資の世界では「理屈や理論では説明できないが、経験的に観察される規則性」のことを指しています。たとえば「2日新甫(しんぽ)は荒れやすい」という相場格言があります。これは1日が土日や祝日などで取引がなく、2日から取引が始まる月の相場は大きな値動きになりやすいということを指しています。当然、理論的根拠はありませんが、マーケットに関する仕事をしていると、確かに2日に取引が始まる月は株価がよく動くなと思うことがあります。ちなみに、2019年の2日新甫は9月(今月)と12月のみです。9月は日経平均株価が10連騰し2万2,000円を一時回復するなど、これまでのところは順調に来ています。月末にかけて、まさかの波乱があるのでしょうか。
54歳男性「貯蓄に励んできた我が家に合う金融商品を教えて」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、現在の資産運用に迷いのある54歳男性。いまの家計に合った金融商品を知りたいといいます。また年間100万円かかる趣味の家族旅行を老後も継続していきたいといいますが……。FPの伊藤亮太氏がお答えします。60歳で仕事を引退したいです。56歳から役職定年で150万円ほど年収が下がります。退職金は3000万円ほどの予定です。今の投資商品のままで大丈夫でしょうか。もう少し投信を増やしたい気もします。ほかの金融商品を使ったことがないのですが、我が家に合うものがあれば教えていただけないでしょうか。子供の将来に不安があり、住宅ローン返済と貯蓄に励んできましたが、ローンを完済すると気が緩み、趣味の家族旅行に毎年100万円ほど使ってしまいます。できれば70歳までは家族旅行を続けたいと思っています。〈相談者プロフィール〉・男性、54歳、既婚(妻:55歳、パート)・子供2人:25歳(障害年金受給中)、17歳(私立大学に進学予定)・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)
通勤混雑なら、テレワークより時差出勤?希望差2倍のワケ
テレワークを阻害する6つの原因
今年9月9日、台風15号が首都圏を直撃しJRは計画運休を実施。日経新聞は277万7,000人に影響が出たと報じました。地震などの災害は突然発生します。その点、台風はある程度予測ができるので数日前から対策することが可能です。今回、JRは事前に計画運休を決めることができました。一方、災害ではありませんが、何年も前から通勤混雑の発生が予測されているイベントがあります。2020年に開催される東京オリンピックです。2020年7月24日~8月9日の約2週間、首都圏には国内外から観光客が訪れます。あらかじめ通勤混雑が予測される時、あなたはどんな準備をし、どのように働きますか。
消費増税がチャンスになる可能性のある「外食企業」はどこか
3つのキーワードで探る
消費税が増税される10月1日まで残り1ヵ月を切り、増税による消費の停滞が懸念されています。今回は「軽減税率」も導入される予定で、酒類などを除く食料品の消費税率は8%で据え置きとなります。このため、「税率の低い食料品を購入して、外食を控えるのでは」という意見があります。確かに、価格に敏感な層がそのような行動を取るケースもあるとみられます。しかし、いちよし経済研究所では、その影響は軽微で、中には消費増税がビジネスチャンスになる外食企業も出てくる可能性があると考えています。
高級クレカ「ダイナース」が“大人のお子様ランチ”を始める事情
女性のおひとり様ニーズに照準
今から約60年前に日本で最初のクレジットカードとして上陸し、今もアメリカン・エキスプレス(AMEX)と並ぶ高級クレカの代名詞として知られる「ダイナースクラブカード」。そんな同カードが来月から、これまでの提供サービスとは一線を画した新サービスを導入します。発行元である三井住友トラストクラブの中村喜洋常務が「ありそうでなかった、現代のライフスタイルの合ったサービス」と自画自賛する新サービスとは、どんな内容なのでしょうか。9月24日に開かれた報道陣向けセミナーの内容から、ひも解いてみます。
まさにATM版「iPhone 11」、セブン銀行の新型ATMは何がスゴいのか
顔認証搭載でATMの概念が変わる?
9月20日に発売された「iPhone 11」シリーズ。前シリーズから実装されている顔認証機能「Face ID」に加え、超広角カメラや新型チップ「U1」などを搭載し、一部の専門家からは「旧型と11以降でiPhoneの歴史が分かれる」という声も聞かれます。そんなiPhone 11と同様の変化を業界にもたらすかもしれない新型ATMが、iPhone 11シリーズに先立つこと1週間ほど前に発表されました。最大の特徴は、顔認証機能とQRコードの読み取り機能を搭載している点。これらの機能を搭載することで、ATMの用途が飛躍的に高まる可能性を秘めているのです。
「子供部屋おじさん」誕生の背景には「賃貸住宅の品質問題」があった⁉
最新調査に映る“住宅のボーダーライン”
中年になっても実家を出ず、子供部屋に住み続ける成人男性を指す「子供部屋おじさん」、通称「こどおじ」。最近では、実家暮らしの男性が起こした事件が頻発したこともあり、社会問題的な色合いが濃くなりつつあります。一般的には、実家暮らしのほうが一人暮らしで無駄な家賃を払わなくて良いといった金銭的な理由が、こどおじの生まれる背景だと考えられてきました。しかし、不動産情報サービス「SUUMO」がまとめた最新調査からは、別の理由が浮かび上がってきました。
「円高悪玉論」は本当か
望まれざる円高とは何か
しばしば、円高は“悪い”といった声を聞きます。では、なぜ投資家はそのように思うのでしょうか。そこで今回は、生産性向上で通貨が強くなることと、物価の格差で通貨が変動することを整理したうえで、為替との付き合い方について考えてみます。
イオンもホレた?フランス発の自然派コスメ「イヴ・ロシェ」の正体
ウエルシアと合弁で独占販売
フランス発の自然派コスメの人気ブランドが11月、日本に上陸します。天然素材を原料にしながらも手ごろな価格が売りだという「イヴ・ロシェ」。本国だけでなく、世界90ヵ国で展開する国際的なブランドです。このブランドを国内で独占販売することになったのが、流通大手のイオンと同社傘下のドラッグストア大手・ウエルシアホールディングスが共同出資した「イオンレーヴコスメ」という会社。イオンはなぜ今、このブランドに目を付けたのでしょうか。
貯金か、運用か?手元に入る社内預金250万円の使い道
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、社内預金制度が廃止され、貯めていた250万円が手元に入るという32歳の未婚女性。そのお金を運用するか貯金するかで悩んでいるといいます。マネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFP秋山芳生氏がお答えします。現在、主に社内預金(年利率0.5%)で貯蓄をしていますが、制度廃止が決まり、来年250万円程度が一括で普通預金口座に振り込まれる予定です。このお金を今後どう運用、貯金するべきか。もしくは制度廃止を待たずに解約して何らかの運用、または貯金にまわすべきでしょうか。迷っています。アドバイスよろしくお願いします。 <相談者プロフィール>・女性、32歳、未婚・職業:会社員・居住形態:賃貸(一人暮らし)・毎月の世帯の手取り金額:24万円(うち4万円は社内積立)・年間の手取りボーナス額:100万円(うち60万円は社内積立)・毎月の世帯の支出目安:20万円【支出の内訳】・住居費:7.4万円・食費:6万円・水道光熱費:1万円・教育費:
海外5000万人の武道家を日本に呼び込め!「武道ツーリズム」が狙うインバウンド市場
フランスの剣道家が「剣法発祥の地」へ
フランスの剣道家グループを率いたモニターツアーが、先月26日から5日間、パリから宮崎県を訪れました。宮崎県観光協会が初めて実施した武道ツーリズムの一団です。武道ツーリズムとは、日本の武道を実際に現地で見たり体験したりすることを目的として、インバウンド(訪日外国人)を呼び込もうというもの。今回の宮崎県のツアーでは、剣道フランス代表のコーチなど5人が参加して、県内の道場で地元の剣道家との稽古や剣法発祥の地である鵜戸神宮、武道具工場などを巡り、地元の人との交流を楽しみました。2018年度からスポーツ庁も力を入れ始めた武道ツーリズムは、今後、各地域のさらなるインバウンド需要を高めるポテンシャルを持っています。
モバイル決済が不正利用されたら… PayPay、メルペイ、LINE Pay、楽天ペイの対応は?
消費増税前にチェックしておきたい
10月1日の消費増税を前に、キャッシュレスを使い始めようという人が増えています。しかし、スマートフォンで簡単に決済できるモバイル決済は、便利な反面、スマホを紛失したり、不正利用されたりした時の不安が付きまといます。いざ不正利用があった時、各社はどのように対応してくれるのでしょうか。9月19日現在の状況を、主要なスマホ決済サービスの運営事業者に取材しました。
株式市場の順風はいつまで続く?カギを握る“2つの論点”
日経平均は2万2000円台を回復
9月19日の日経平均株価は前日比83円高の2万2,044円と反発し、堅調に推移しています。米中の貿易問題をめぐる対立はいったん緩和しており、中国は米国産大豆の購入を再開。米国は10月1日(中国国慶節)に予定していた対中追加関税を15日に延期しています。ただし、こういった動きが長続きするかは予断を許しません。これまで米国は、貿易協議でさまざまな合意の動きを見せては、それにとらわれない行動を繰り返してきました。2018年5月には、米国のスティーブン・ムニューシン財務長官と中国の劉鶴副首相は相互に追加関税をかけないことで合意しましたが、そのわずか11日後にドナルド・トランプ大統領は追加関税を発表しました。欧州に対しても、トランプ大統領はジャン=クロード・ユンケル欧州委員長と2018年7月に自動車関税をかけないことで合意しましたが、その後もたびたび自動車関税を交渉材料として用いています。トランプ大統領は「中国と暫定合意を目指す」と述べていますが、そもそも合意してもそれが守られるかどうかはトランプ大統領次第であり、不安が払拭されない状況が続くおそれがあります。
社外取締役が多ければ良いわけじゃない?会社法改正と株価の盲点
株価に効くコーポレートガバナンス
10月上旬から予定されている臨時国会の最大の焦点といえば、憲法改正の議論とみられます。しかし実は、それ以外にも企業や株式市場、投資家にとって、とても重要な法案が審議されます。会社法の一部改正です。この改正法案は、上場企業などに対して社外取締役の選任を義務化する、というものになります。そこで今回は、社外取締役と株価パフォーマンスとの関係を紹介しましょう。
利回り7%の「JT株」を買う投資家が見落としているかもしれないリスク
あなたの高配当株は大丈夫?
あのたばこ株の配当利回りが7%を超えた――。市場関係者の間で今話題になっているのが、日本たばこ産業(JT)の予想配当利回りです。その利率は、今月初頭に一時7%を超えました。みんなが知っている大企業で、国営企業の流れをくむJTが、普通預金金利の何十倍、何百倍にも上る利率となっている状況です。この条件が魅力的に映るのか、個人投資家の間ではJT株を購入しようかと迷う声もチラホラと聞かれます。
「料理が苦痛」な料理本に支持、“手抜きレシピ”が重宝される事情
料理レシピ本大賞が発表
「料理が苦痛」「手抜きごはん」――。こんなキーワードが書籍のタイトルに入った、料理を作ることに必ずしもポジティブではないレシピ本が支持を集めています。書店員などが選考委員を務める「第6回 料理レシピ本大賞 in Japan」の受賞作品が発表。レシピ本のトレンドはどのように変化しているのでしょうか。