ビジネス
経済、投資の最新情報、仕事の給与や稼げる副業情報などを紹介します。
ピーチ+バニラ、LCC統合は“甘い結果”をもたらすか
どんな事情がANAを動かした?
ANAホールディングス(HD)傘下のLCC(格安航空会社)であるピーチ・アビエーションとバニラ・エアの2社が3月22日、経営統合を発表しました。統合によって、日本航空(JAL)系のジェットスター・ジャパンを抜いて、売上高で国内トップに躍り出ます。ただ、成長著しいアジアのLCC市場の中で、日本勢の存在感は小さいまま。航空業界からは「日本ではLCC事業は成功しない」という声も聞かれます。今回の統合はどのような意味を持つのでしょうか。
1ドル=104円台に突入、円買いトレンドに乗るべきか
足元のドライバーは「リスクオフ」
円高ドル安基調になかなか歯止めがかかりません。3月23日には、いよいよ節目の1ドル=105円を割り込んでいます。最近の円高ドル安の背景を確認しつつ、今後の展望にも触れたいと思います。
今もし20歳ならお金のプロは給料をどう運用するか?
将来に向けて良いスタートダッシュを
多くの社会人の先輩方が、もっと早く将来のためにお金を貯めておくべきことに気付きたかったと思っています。なら、これから社会人デビューする皆さんは、さらに今後、お金を貯めることは厳しいのではと不安に思われているかもしれませんね。「何となく、無計画」に、これから受け取る給与を使うと答えは違ってきますが、将来のことを考えてお金を使い、管理ができれば、皆さんは余裕を持って貯められるでしょう。今回は、これから社会人デビューする皆さんが、将来に向けて良いスタートダッシュが切れるよう、資産管理を業務とする46歳のFPが、私が20歳なら毎月の給与をどう運用するかという視点で具体的な運用方法をご紹介いたします。
オフィスをアパレル店に変えた「アダストリア」の深謀
女性社員400人に洋服をプレゼント
「かわいい」「これもかわいい」――。3月20日の昼休み、大勢の20~30代の女性がたくさんの洋服を手に、鏡の前でコーディネートを見せ合っていました。約400着の洋服がかけられたスペースの横には、インスタ映えする試着写真を自撮りできるスペースも設置されています。その様子はさながら、百貨店などで開催されるアパレルショップの企画展示のようです。でも、この場所、実は東京・大手町のオフィスビルの一角。業界でも初めてだという、アパレルブランドがオフィスに出向く「出張クローゼット」は、どんな狙いで開催されたのでしょうか。
フリーランスで破産寸前から年収1000万へ、安定して稼ぐ方法は
地獄から這い上がったその経験と心得
「誰もが100年生きる時代の到来」がささやかれ出し、新たな「働き方」を自らで模索する必要に迫られています。そのようななか、以前にも増して注目が集まっているのが「フリーランス」という生き方。しかしフリーランスは「時間や場所にしばられず、自由に働ける」「自分のスキルを活かして、高い報酬をもらいながらバリバリ稼ぐ」など、自由な働き方に成功している人がいる一方、「不安定な収入に不安な毎日」「日々、忙しく働いているのに、収入が見合わない」など苦しんでいる人が多いのも事実です。今回『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』(日本実業出版社)を出版した山田竜也さんもかつてはその一人。コネなしスキルなしで独立し、900万円以上の負債を抱え自己破産寸前になるなど、どん底を経験したと言います。今では1000万円を超える収入を稼ぎ続けている山田さんに、「稼げるフリーランスになるための基本」についてお聞きしました。(文責:日本実業出版社)
動き出す“空の産業革命”、「ドローン物流元年」の衝撃
ポート登録制度が今秋スタート
「高齢化、介護弱者、移動困難者……。こうした課題を解決しないと、地方自治体そのものの消滅が進む。先進技術を取り入れて、地方のモデル地域を作ることを期待しています」千葉市の幕張メッセで3月23日に開かれた記者会見。長野県伊那市の白鳥孝市長はそう言って、力を込めました。この日の会見のテーマは「ドローン物流、インフラ普及施策について」。そこで語られた“小さな一歩”は、日本の社会構造にどんなインパクトを及ぼすのでしょうか。
被災地への“お情け”ではない、地域再生のビジネスモデル
福島再生のカギを握る“コラボ力”
震災、原発事故から7年が過ぎた福島県。東京電力福島第一原発の廃炉作業はいまだ長く困難な道のりの途上にあります。一方で、被災者の立場を超えて地域の草の根的な再生に取り組み、成果を上げている人たちも少なくありません。福島県いわき市でオーガニックコットンの栽培や太陽光発電の普及に取り組む「いわきおてんとSUN企業組合」のビジネスモデルを見てみましょう。
「つみたてNISA」を選んだほうが有利になる人の条件
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する井戸美枝氏がお答えします。投資信託を特定口座で毎月3万円以上積立てしていますが、つみたてNISAにしたほうが良いのか悩んでいます。仮につみたてNISAにした場合、現状の特定口座は解約したほうが良いのか、解約しないでそのまま運用したほうが良いのか、ご教示いただきたく存じます。ちなみに株もやっていますが、未だNISA枠は使っていません。〈相談者プロフィール〉・男性、47歳・職業:会社員・居住形態:持ち家(マンション)・住んでいる地域:東京・年収:650万円・毎月の支出目安:25万円
まもなく権利落ち日、「配当金狙いの買い」は正しいのか
「権利落ち日の値下がり」を検証する
年度末である3月末は、多くの銘柄で権利付き最終日を迎えます。東証1部上場銘柄のうち、3月末決算の銘柄は1,473銘柄と、全体の7割程度を占めています。この時期、個人投資家を中心に人気を集める売買手法として、「配当金狙いの買い」があります。
社会人5年目、資産運用より奨学金の返済を優先すべき理由
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。現在、社会人5年目です。現状の運用方法についてアドバイスをください。当方は年収600万円ほど(額面)、毎月の平均手取り額22万円(確定拠出年金1万円、財形貯蓄5万円、持株0.5万円、家賃2万円を除く)です。付き合いが多く、毎月の支出は14~15万円程度です。上記以外に、運用しているのは以下になります。・ロボアドバイザー:3万円の積立(運用リスク最大に設定。米国株、日本株中心のポートフォリオ)・自動積立定期:2.5万円・積立NISA(日本株ファンド):1万円・純金積立:1万円総資産は以下になります。・財形貯蓄:200万円・米ドル建終身保険:年払いで約20万円×10年払い中(5万ドル、受取人は母)・医療保険:毎月0.5万円(掛け捨て、60歳まで払込み、以降は終身)・ロボアドバイザー:30万円・その他投資信託:10万円ほど・定期預金:10万円ほど負債では奨学金の返済が170万円ほど残っており、0.6%の利子付き
「オジサン向けスイーツ飲料」を発売するポッカの思惑
構想から8年で新製法を実用化
サッポロホールディングス傘下のポッカサッポロフード&ビバレッジが、一風変わった商品を来週から販売します。特許出願中の新製法で作った、新感覚のスイーツドリンクです。商品としての最大の特長は本格的な味わいなのですが、それ以上に特徴的なのはメインターゲットを30~50代の男性に置いている点。なぜ「おじさん向けのスイーツ飲料」を開発したのか。その理由を探ってみます。
高金利が最大の魅力、「外貨預金」の投資妙味は?
リターンの出やすい通貨はどれか
年初来、為替が円高に振れる中、外貨預金に注目が集まっています。魅力は相対的な金利の高さです。為替が円高の時に外貨で預金をすれば、満期時に預金先の通貨の価値が下落するリスクも小さいのでは、という読みも働きやすくなります。実際のところはどうなっているのでしょうか。リスクとリターンのデータをひも解くことで、外貨預金の妙味について探ってみます。
“収入が安定しない…”自営業のための手堅い資産運用法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。自営業のため年収がなかなか安定しないので、現預金のみの今の状況から少しずつ投資信託などの資産運用をしたいと考えています。現在は毎月の支出のほかに、銀行の積立貯金を月10万円、小規模企業共済に月7万円、年額12万円の個人年金、年額1万円の掛け捨て保険に加入しています。 総資産は1,000万円程度です。近い将来に子供や住宅購入も考えているので、すぐに引き出せないiDeCoや倒産防止共済などにはなかなか積極的になれません。今年からつみたてNISAを始めようと口座開設しましたが、そのほかにもおすすめの運用方法や、節税対策などがあれば教えていただきたいです〈相談者プロフィール〉・男性、23歳、既婚、子供なし・職業:自営業・居住形態:賃貸・同居家族:妻(専業主婦)・住んでいる地域:埼玉県・手取りの世帯月収:90万円強・毎月の支出目安:45万円程度
銀行や証券会社では買えない“一口からの不動産”
イベントレポート
2018年2月17日に開催されたイベント「【マネーリテラシー】が身につく1Dayスクール〜お金に困らない人生を送るために役立つ知識とは〜」。これから新しい時代を生き抜くための「人生設計」と「お金」について学べる本イベントでは、さまざまなセミナーが開催。その中から本記事では、「元本安定、想定利回り2%以上。コツコツ型資産運用『一口家主 iAsset』」というセミナーをピックアップ。株式会社クレアスライフ公認の不動産コンサルティングマスター・奥原光一朗氏が解説した資産運用に取り組むスタンスや「不動産特定共同事業法」に基づく商品の仕組みについて紹介します。
日本の再興を考える落合陽一氏の本がランクイン、今話題の本
NewsPicks Bookが1、2位を独占
前回のランキングで第2位だった『お金2.0』が首位を獲得。1月にぐんと売上を伸ばした後、2月に入ってからも、TV番組などで多数取り上げられて好調な売れ行きを見せました。
史上最高値が目前、「ベトナム株」はどこまで伸びる?
2017年は48%の株価上昇
ベトナム株式市場の代表的な株価指数のVN指数が、史上最高値に迫る動きとなっています(3月19日現在)。2017年にVN指数の年間上昇率は48%となり、ベトナムは世界で最も上昇した株式市場の1つとなりましたが、今年もその勢いが持続しています。2月半ばに、米国発の世界同時株安で一時的に大きく調整したものの、戻りの鈍い他市場を尻目に急回復。2007年につけた史上最高値も射程圏内に入ってきました。しかし、ベトナムといえば、VN指数が2006年の年初から2007年3月までのわずか15ヵ月間で、305.28ポイントから1,170.67ポイントまで4倍弱上昇し、その後2009年2月の235.50ポイントまで、23ヵ月間で5分の1となった記憶がよみがえります。今回は、このようなことはないのでしょうか。
トイザらス「米国全店閉鎖」が“対岸の火事”でない理由
すべての小売業への警報か
米国の玩具小売り最大手であるトイザらスが3月15日、米国内の全735店舗を閉鎖すると発表しました。同社は半年前に日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条の適用を申請していたのですが、結局のところ、再建の引き受け手が見つからなかったようです。日本トイザらスの約160店舗は引き続き経営を続けるそうですが、それにしてもなぜ、米国最大手の玩具小売店がなくなることになったのでしょうか。その背景と今後への影響を分析します。
アマゾンvsアリババ、「アジアIT陣取り合戦」の行方
急成長する中国インターネット企業
人がいないコンビニで買い物し、レストランで食事を楽しむ――。未来都市として描かれるような生活を手軽に楽しめる世界が、急速に実現に向かっています。米国のアマゾン・ドット・コムは1月、レジなしの無人コンビニ「Amazon Go」1号店を米国・シアトルに開店しました。これに先駆けること半年前、中国インターネット大手アリババ(阿里巴巴)も2017年7月に無人スーパーを開店。さらに、顔認証レストラン、無人レストランと、最先端IT技術を投入した店舗を次々に展開しています。アマゾンとしのぎを削る形で急成長を続けている、中国のインターネット企業大手。これまでの事業拡大の歴史を振り返りながら、今後の流れを展望したいと思います。