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仮想通貨にジャンク債、種まく“投信の伝道師”の野望
「モーニングスター」はどこに向かう?
投資を経験したことのある方であれば、一度は「モーニングスター」という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。投資信託の評価を中心に世界規模の金融情報を配信している、投資家にとっては“投信の伝道師”のような企業です。そんな同社が1月24日、2017年度第3四半期(4~12月期)の業績を発表しました。これまで8年連続で2ケタの営業増益を続けてきましたが、今年度は第3四半期累計で1.8%の増益と伸びが鈍化。翌25日の株価も前日比で5%超の下落と冴えない展開となりました。しかし、決算発表当日に開かれた説明会での朝倉智也社長の言葉は、自信に満ちたものでした。その裏側には、モーニングスターが描く“脱・投信依存”の大いなる野望がありました。
優等生も“地頭”は同じ!「暗記のテクニック」教えます
ポイントを押さえて暗記をしやすく
「勉強は理解よりも暗記です。暗記が最も大切です。暗記さえできれば理解はあとからついてきます」『図解でわかる 暗記のすごいコツ』の著者である碓井孝介さんは、偏差値35だった高校時代に一念発起して勉強に励み、なんと司法書士、公認会計士試験に合格した人物。冒頭の言葉はその碓井さんのものです。劣等生だった自分を克服し結果を出した人の言葉なので説得力があります。碓井さんは勉強していくなかで様々な暗記法を試し、自分なりにカスタマイズして効果をあげてきました。その暗記テクニックを公開したのが『図解でわかる 暗記のすごいコツ』です。入試や資格試験はもちろん、TOEIC対策やプレゼン内容を覚えるときなど、どんな目的にも使える暗記法を紹介しています。世の中には暗記が得意な優等生もいますが、碓井さんによると、彼・彼女らは特別に頭がいいわけではなく、覚えるためのテクニックを知っているから暗記できるのだそうです。つまり少数の「天才」をのぞけば、ほとんどの優等生の「地頭」は普通なのです。暗記が苦手な人と得意な人の違いはどんなところにあるのでしょうか。本書の冒頭に「暗記が苦手な人の3つの特徴」が紹介されていますので
“高利回り物件”の誘惑、初心者が陥る不動産投資の罠
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。1年後に親の事情で退職し、故郷に戻る予定です。この歳での転職はリスクが大きいため、今のうちに借り入れをしてアパートを複数購入しようと思っています。現在の信用・属性については問題ないと思います。もちろん金融機関との話で、退職することについては触れません。このように現在の属性で借り入れを行って不動産物件を購入し、すぐ転職する際に注意しなければならない点などがあれば教えてください。また、どのような物件に投資するとよいのか、おすすめがあれば教えてください。今は新築アパート一棟を中心に考えていますが、利回りが低いのが懸念材料です。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
リクルートvs楽天? ガチンコ「民泊バトル」の胸算用
日本の宿泊業界はどう変わる?
民泊ビジネスに日本の大手企業が相次いで乗り出しています。今月には、リクルートホールディングス(HD)が民泊事業への参入を表明。楽天も昨年6月に参入を発表、今年3月から民泊物件の登録受付を開始する予定です。リクルートは米Airbnb(エアビーアンドビー)と提携して住宅情報サイト「SUUMO」で、楽天は旅行予約サイト「楽天トラベル」で民泊の情報の提供を始めます。ネットとリアルの“橋渡し役”として存在感を放つ2社の参入によって、これから先の民泊ビジネスはどうなるのでしょうか。
「お金を儲けたい」という“欲”に我々はどう向き合うか
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。自分でも不思議だとは思うのですが、「お金儲け」することに対して躊躇してしまいます。私は小さいながら個人事業を営んでいるので、時折、うまくいけばかなり儲かりそうな仕事の話が舞い込むことがあるのですが、つい遠慮してしまいます。幸いにも、ひとり暮らしで一般的な生活ができており、自分のなかではそれなりに生活にも満足しているのですが、他人からみるとかなり変に見えるらしく、彼女からも「あなたはおかしい」と、バカにされる始末。どうしてこんな思考なのかを振り返ってみると、私はどこかで「自分が得をすれば、どこかで誰かが損をしているのではないか」と考えてしまっているようです。それによって、つい判断が鈍ってしまいます。こんな私にお金のプロの方から喝を入れていただきたいです。また、お金のプロの方のお金との向き合い方についてお話を聞かせてください。(20代後半 独身 男性)
総崩れの「仮想通貨」マーケットで何が起きているのか
ビットコイン、イーサリアムは半値水準
先週、仮想通貨マーケットは大きく揺さぶられました。ビットコインは1月16日に、一時1ビットコイン=100万円を割り込むレベルまで下落し、昨年12月に付けた最高値(同227万円程度)から半値以下になりました。他の仮想通貨でも、時価総額が2番目に大きいイーサリアムが終値ベースで、1月10日に付けた高値1イーサリアム=16万7,000円から、同月17日にはほぼ半値の8万9,000円まで下落。時価総額が3番目に大きいXRP(リップル)は、1月4日の375円から1月17日の102円まで、短期間で4分の1程度まで暴落しました。仮想通貨のマーケットで今、何が起きているのでしょうか。そして、価格の乱高下を繰り返す“新たな通貨”を、私たちはどう受け止めればいいのでしょうか。
NISAか確定拠出年金か? コツコツ積み立て派の運用術
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。2011年からインデックスの投資信託で老後資金のために分散投資をしています。一昨年からは夫婦でNISA口座を開設し、バランス型投信で子供2人分の教育資金を積立てています。現在、投信で積み立てた老後資金は850万円、教育資金は2人分で180万円程度です。今後も老後資金を36万円、教育資金を24万円を年間で積み立てる予定です。会社には企業型確定拠出年金がありますが、現在マッチング制度は導入されていません。2017年からは企業型確定拠出年金に加入していても、個人型確定拠出年金に加入できるようになったと聞きます。この場合、老後資金用として証券口座で分散投資している積立額を減らし、上限枠一杯まで個人用確定拠出年金で積立を行ったほうがよいのでしょうか? 個人用確定拠出年金の適用枠を拡大する際に注意すべき点を含め、アドバイスいただければと思います。【現在の状況】現在の収入:680万円(共働き)今後の収入と支出:今後も大きな収入変動はなし金融資産
好景気はいつまで続く?「倒産動向」に浮かぶ不安の影
件数は9年連続マイナスだけど…
1月18日、日経平均株価が一時、2万4,000円台を突破しました。1991年11月以来、約26年2ヵ月ぶりの大台回復となりました。企業業績も好調そうですので、当然といえば当然なのですが、この先の景気動向を占ううえで参考になるのが「企業の倒産情報」です。信用調査会社の東京商工リサーチが2017年通年の倒産状況をまとめたレポートを1月16日に発表しました。これによると、2017年1~12月の倒産件数は8,405件。前年が8,446件でしたので微減、前年比でマイナスになるのは9年連続です。負債総額は、2016年が2兆0,061億円だったのに対し、2017年が3兆1,676億円。6割近く増えた計算になります。これは自動車用安全部品大手のタカタが民事再生手続きの開始を申し立て、その負債総額が1兆5,024億円もあって、1社で引き上げているからです。タカタの分を差し引くと、負債総額は1兆6,652億円になりますから、17%ほど減った計算になります。それでは倒産件数も負債総額も減って景気は安泰かというと、そうとも言い切れないのです。
税金の“二重取り”にご注意 海外証券口座の活用メソッド
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。昨年、アメリカから帰国しましたが、バンガードの口座を非居住に切替えて残しています。日本でバンガードの投資信託を間接的に購入したり、ETFをアメリカ株式取引で購入したりするよりも手数料が安く有効だと思っているのですがいかがでしょうか? 税務申告周りが煩雑になるかと思いますが、来年以降はアメリカでの確定申告は不要で5%が源泉徴収されるのみと理解しています。その上で日本での確定申告はどのようになりますか? 日本の税率との差額15%分を申告納税すればよいのでしょうか? また日本の特定証券口座と損益通算は可能ですか? アメリカの証券口座の効果的な活用法をお教えいただけると幸いです。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
74歳の母の600万円、“安全”な運用の最適解は?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。母は、74歳で一人暮らしです。購入した国債600万円が満期となり、その後の運用をどうしようか相談されています。証券会社からは外貨建ての投資信託を勧められているようですが、年齢から為替リスクのある商品を選択すべきではないと考えています。安全性と換金性を優先した、なるべく有利な商品を検討したいと思うのですが、お勧めの方法はないでしょうか。(40代後半 既婚・子供3人以上 男性)
広がるスマホ決済「LINEペイ」、日本企業に対抗策は?
PCやスマホの“二の舞”になるのか
LINEペイで支払いのできる店舗が増え始めています。LINEペイは、電子マネーの次に来る決済手段だといわれている「スマホ決済」という分野のサービスです。中国では、アリペイとウィーチャットペイの2大決済が普及していて、財布を持たなくても買い物ができる社会が実現されています。米国発のアップルペイやアマゾンペイが世界の決済競争において覇権を握るのではないか、と見る向きもあります。LINEは日本で上場する企業ではありますが、親会社は韓国企業。パソコン、スマートフォンに続いて決済まで外資に市場を席捲されかねない現状に対して、日本の経済界に焦りはないのでしょうか。
資産運用の基礎知識「債券ファンド」に潜む2つのリスク
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。債券ファンドについての質問です。債券は金利低下により債券価格が上がり、金利上昇により債券価格が下がると理解しています。金利上昇によって債券価格が下がったとしても満期まで保有していれば元本割れは発生しないことも理解していますが、国内債券型ファンドは複数の債券を組み合わせて運用し、ファンド自体の満期がありません。日本は金利低下が続いていたので、これまでは国内債券型ファンドを購入しても問題なかったと思いますが、今後、もし金利が上昇していく状況になった場合、国内債券型ファンドの基準価額はどのように推移するのでしょうか? 国内債券型ファンドを購入しても問題ないですか? また保有分は売却しなくても大丈夫なのでしょうか? 教えてください。(50代前半 既婚・子供2人 男性)
20代の投資術:総資産800万円、私の“次の一手”は?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。資産の中の現預金の割合が多いように感じています。今後、物価が上昇する可能性が高いことや、まだ20代なのでもう少しリスクを取ってリターンの大きい資産に投資したいと考えています。具体的にどのような手段が考えられるでしょうか? また相対的に日本円の価値が下がっているように感じることから外国通貨の預金に興味を持っていますが、どのような投資方法があるかをよく理解できていません。すでに以下を始めています。アドバイスをください。【現在の投資状況】・10年以上の中長期的な資産形成として、ノーロードの積立投資信託に毎月5万円を投資しています。今は新興国株式や先進国株式の比率を比較的高めに設定したポートフォリオを組んでいます。・短期的な資産形成として日本株式投資を始めましたが、まだまだ勉強中で利益を得るにはいたっていません。・年金(確定拠出年金など)を除く資産の割合:総額約800万円・預金(日本円):88%・日本株式:2%・投資信託:10%・昨年は1
将来の“ハイパーインフレ”に私たちはどう備えるべき?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。以前、ある投資家が将来的にハイパーインフレが起こると予想していました。これに対し、なにか対策を講じておいたほうがよいでしょうか? 現在は投資信託と貴金属に毎月2万5,000円づつ投資していますが、今後、貴金属の割合を増やすなどしたほうがいいですか?(40代前半 独身 男性)
音楽で飯を食う35歳、年収700万に到達し投資に興味
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。音楽で生計を立てている35歳です。ここ数年でようやく収益が安定して年収が700万円ほどになり、投資を考え始める段階になりました。まだ資産のない自分にとって、インカムゲインよりもまずはキャピタルゲインで資産形成を図るのがよいと思っています。しかし、今年に入って会社員からフリーランスに転向したため、リスクには慎重にならなければという認識も持っています。投資への入り口でつまづきたくないので、よいアドバイスをお願いいたします。(30代後半 独身 男性)
株の「利益確定」焦って早くしすぎちゃうのはなぜ?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。ゲーム関連の株式を買ったところ、思いの外、値上がりして資産の半分程度を占めるにいたりました。先の相場は読めないものですし、急に上がった分、もう売り切ったほうがよい気もしています。ただ、一気に同じ株式を買ってはいけないのと同様に、まとめて売るのもよくないのでしょうか? ご意見いただけますと幸いです。(20代後半 独身 男性)
冒険家にとってお金とは?生きているその時を考える
服部文祥のサバイバルライフ
給料は上がらないのに平均寿命はますます上がる予測。老後のために、今からお金を貯めなきゃ! と汲々とする今日この頃、なんだか、何のために生きてるのかわからなくなってきた……。そんな生き方の対極にあるのが、死と隣り合わせの人生を生きる「冒険家」。彼らにとってお金とは? 備えとは? 暮らしとは?「サバイバル登山家」として知られる、服部文祥さんにお聞きしてきました。(写真:亀田正人)
バイト感覚で観光案内、「無資格ガイド」解禁の衝撃
新たなシェアビジネスが隆盛?
2020年の東京オリンピックに向けて、政府がさまざまな規制緩和を進めています。すでに先行している“爆買い”向けの免税手続きの簡素化や、民泊の規制緩和に続いて、1月4日からは無資格ガイドが解禁されました。この規制緩和によって、どのようなビジネスチャンスが生まれるのでしょうか。これから先の新しい事業機会の全体像を探ってみます。