ファミリー
結婚にまつわる費用や出産に利用できる公的補助制度や子育てにかかる費用など、役立つ制度を紹介。
ひとり親家庭の"命綱"、児童扶養手当がアップ!
注意したい、所得と子どもの人数によって異なる支給額
「自分ひとりで子どもを育てていけるのか」という経済的な不安を手助けする「児童扶養手当」の支給額が、2019年4月の改正によりアップしました。今回は母子家庭・父子家庭などのひとり親家庭のために設けられた児童扶養手当について、支給額から手続き、注意点までをご紹介します。
奨学金を借りるのは本当に子どもの意思?
周りに流されて進学して、借金を負わないために
国の政策の目玉の一つとして掲げられている大学無償化が注目を浴びています。高校卒業後の進学費用は家計にとって大きな負担がかかります。費用の工面の方法としては家計や貯蓄から捻出する方法のほかに、奨学金やローンを利用する方法があります。私個人は奨学金については否定的な考えをもっています。多くのお金を借りてまで、子どもは大学進学を熱望しているのでしょうか。そういう肝心なところが家庭内でうやむやになっていないでしょうか。大学に進学するのなら、なぜもっと早くから準備をしていないのか、それでも足りないのなら、そこも早い段階に子どもへ相談しておくべきです。高校生になればアルバイトで足りない分を貯めることだってできるでしょう。周りに流されて、奨学金ありきで進学の話がすすんでしまうのは、子どもの意思を考えていないようにも感じます。わが子の将来の人生設計に大きく関わってくることだと気づくのは、奨学金を借りきった卒業後のことになるのです。
男性の育休で収入は…育児休業給付金で「実質9割カバー」は可能?
男性育休の特別制度や育休中の就労なども活用を
あなたは「子どもが産まれたら夫婦で協力して子育てしたい」と思いませんか?厚生労働省「平成29年度雇用均等基本調査」 によると、男性の育児休業(以下「育休」)取得率は徐々に高くなっているものの、平成29年度は5.14%であり女性の83.2%に比べるとかなり低い数字といえます。男性が育休取得に踏み切れない理由は、職場の雰囲気や仕事の調整以外にも「減収」が思い浮かぶことでしょう。しかし実は、育休制度をよく理解して利用することで育休中の減収は最小限に抑えることができます。今回は、減収の備えとなる育児休業給付金のほか、男性育休の特別制度や育休中の就労条件など、男性の育休取得を応援するお役立ち情報をご紹介します。
孫への贈与1500万円が非課税に!進路別・教育資金の集め方
2年延長「教育資金一括贈与の特例」活用する?しない?
子どもの成長はうれしいものの、教育費にはお金がかかります。特に私立中学校や私立大学の進学や留学など大きなお金となります。そこで、活用したい制度のひとつ「教育資金一括贈与の特例」が2019年の税制改正により、2年間延長されました。今回は教育資金の準備方法のひとつである「教育資金の一括贈与の非課税特例」の注意点とその他の教育資金の準備方法をご紹介します。
「バリキャリだから結婚は先延ばし」が言い訳に過ぎないワケ
仕事&子育て両立人生の実現可能性
「そろそろ結婚はしたい。でも、目の前の仕事が忙しくて、面白くて、資格取得までは……」と、結婚に向けた取り組みをなんとなく先延ばしにしているかもしれない。そんな女性を少なからず見聞きします。結婚して子供でもできたら、結局、女性が仕事を辞めることになるのではないか。私のお母さんもそうだった、もしくは、私のお母さんは専業主婦として育ててくれたから両立は困難かもしれない――。そうしたイメージが結婚への取り組みの先延ばしを生んでいるのだとしたら、実際にはどの程度両立、もしくは非両立が発生しているのかについてデータ確認しておく必要があるでしょう。今回は国の最新データから、子供がいる女性がどれくらい働いているのかを紹介しつつ、その実現可能性を考えたいと思います。
進学は待ったなし!教育費の準備に欠かせない「3つの視点」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、3人の子供を抱える40歳の主婦。子供の教育費のために月5万円を積立てていますが、運用することで効率的に教育費を貯められる方法があれば知りたいといいます。FPの渡邊裕介氏がお答えします。子供の学費として 月々5万円ほど積み立てています。学資保険に2万円ほど支払った後は現金で積立をしているのですが、ほかに何か有効な運用方法があれば教えてください。<相談者プロフィール>・女性、40歳、既婚(夫:39歳)・子供3人:小学生、幼稚園、未就園児・職業:専業主婦・居住形態:持ち家(戸建て)・年間の世帯の手取り金額:350万円・毎月の世帯の支出目安:16万円・現在の貯蓄総額:800万円・現在の投資総額:100万円・現在の負債総額:なし
外国籍の子どもを「日本国籍の我が子」にするまでの道のり
家裁審判から日本国籍を取得するまでの手続き:連載第7回
連載第6回では、高原芳樹さん、マリさん夫妻(現在ともに42歳、仮名)のケースを通じ、外国籍の子どもとの特別養子縁組の実情を紹介しました。それでは、外国籍の子どもを特別養子縁組で迎える場合の手続きは、日本国籍の子どもを迎える場合と、どのような点が違うのでしょうか。また手続きで気をつけるべき点はあるのでしょうか。第7回では、日本国籍取得までの複雑な手続きの流れとコツを分かりやすく解説したいと思います。
おこづかい値上げシーズン到来、子どもにプレゼンさせてみよう!
値上げを検討してあげてもよいケースとは?
先日、わが家では息子のおこづかいの値上げの話し合いが行われました。息子は4月から大学生になります。姉の大学生時代のおこづかいは月額1万円。1、2年生の時には大学の課題が多くてバイトをする時間がなく、ようやくできたのが3年生からでした。それまでは、月のおこづかいだけでやりくりをしていました。私が現在原稿を書いている3月時点では、4月からの息子のおこづかいはまだ未確定のまま。4月は目前…息子からの値上げのプレゼンを真摯に受けとめたいと思っています。わが家の事はさておき、皆さんの家庭では、子どものおこづかいが足りているのか、普段から気にしてあげていますか?子どもから親に訴えてくれるならいいのですが、なかには我慢してしまう子どももいます。子どもの進級を機会に、おこづかいの範囲が適切であるか、親子で話してみませんか。
結婚10年目、外国籍の子どもを養子として迎える際にぶつかった壁
日本国籍の子どもとの違いは:連載第6回
不妊で子どもを望む日本の夫婦が、外国籍の子どもと特別養子縁組を結んで親子になるケースが近年、目立ってきています。グローバル化の進展によって日本に滞在する外国人が増えていることなどが背景にありますが、実態はどうなっているのでしょうか。児童相談所から紹介された外国籍のAちゃん(当時生後8か月、女の子)と特別養子縁組を通じて親子になった高原芳樹さん・マリさん(現在ともに42歳、仮名)夫妻のケースから、詳しくお伝えしていきます。
英語入試の実施は前年比1.8倍!来年以降は更に増える?
数字から読み解く中学受験:連載第7回
近年、小学校から大学まで、英語教育の改革に注目が集まっています。中学受験の世界も同様に、英語入試の動きは加速しています。帰国子女入試に留まらず、一般入試でも従来の4教科型、2教科型に加え、英語が選択できる学校が増えています。特に、今年は大きな動きがあったといえるでしょう。その狙いとは何なのか、今後更に加速するのか、森上教育研究所のタカさんとモリさんに解説してもらいます。今回の中学受験に関する数字…660人
36歳女性、事実婚2年目「夫にお金の話を切り出せない」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、事実婚2年目を迎える36歳の女性。将来のために月々の貯金額を増やしたいけれど、夫にお金についてどう話を切り出したらいいのかわからないといいます。FPの竹内美土璃(みどり)氏がお答えします。私たち夫婦は事実婚2年目で、二人暮らしです。子供はいません。今現在、互いの収入からそれぞれ7万円を出し合い、その中から、家賃、光熱費を払っています。通信費は夫が負担、雑費や自炊の食費は私が負担しています。生命保険に入る予定はないため、今後のことを考えると、せめて2人の貯金として500万円ほど貯めたいと思っています。そのため、月々に互いが出し合う金額をもう少し上げたいのですが、お金について夫にどう話しをしたらいいのか、何から話し合えばいいのか、わかりません。〈相談者プロフィール〉・女性、36歳、事実婚(夫:40代前半、会社員)、子供なし(子供を授かりたいけれど不妊3年目。不妊治療はしていません)・職業:会社員・居住形態:賃貸・手取りの世帯月収:47万円(夫30万
エリア別「離婚化割合」に映る“石橋を叩いて壊す”婚活事情
日本の婚活の現在地とは?
3組に1組が離婚する時代だから、離婚を恐れて結婚に慎重になる――。終身雇用制が長く続いている日本においては、結婚も“一生もの”で、「変えることが許されない」「ある時点で決めたら動かせない」という思い込みがまだ強くあるかもしれません。しかし、仕事も結婚も、決めた時点で永久的に変えないことがベストとは限りません。前の仕事や結婚があったからこそ、次の仕事や結婚で自分が最も輝く生活をつかむことも十分あります。当初は変えるつもりはなかったけれど、時間の経過とともに変えることが、その人の人生を大きく良くする結果になることもありえます。実際、今や成婚した4組に1組は再婚者を含むカップル(ともに再婚、どちらかが再婚のカップル)です。「離婚=終了フラグ」ではなく、むしろ「新たな生活に向けたリスタート色が強まった」と考えるべきだと、本連載の過去記事でも解説しています。仕事もそうですが、結婚もその“土地柄”があります。今回は、離婚という人生のリスタートにおける「3組に1組」という発生状況について、もう少し詳しく、エリア別にその現状をみてみたいと思います。
受け取り方次第で節税に、祖父母からの贈与「年300万」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、2人の子供のために実家の親から毎年300万円の贈与を受けているという、共働きの主婦36歳。贈与税を毎年支払わなければならないため、節税できる受け取り方があれば知りたいといいます。マネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。私の親から子供2人のために毎年300万円の贈与を受けています。このお金は基本的に子供にお金がかかるようになったときのために貯蓄にまわしており、一部ローンの返済などに使っています。気にしているのは、毎年贈与税を払っているので、贈与してもらうなら110万円の範囲内にしたほうがいいのか、それとも数年に一度、まとめてもらったほうがいいのか、という点です。親の年齢など事情によって異なると思いますが、一般的にどちらの方がよいでしょうか?〈相談者プロフィール〉・女性、36歳、既婚(夫:39歳、会社員)・子供2人:4歳、1歳・職業:会社員(時短勤務)・手取り世帯月収:65万円(夫35万円、妻30万円
家計は「3つの期間」に分けて考える、出産後のマネープラン
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、昨年双子が誕生した32歳の男性。出産後に増えるイレギュラーな支出入の管理方法がわからないといいます。またこの先、同じタイミングで2人分かかる教育費や、全国転勤があり得る中での住宅購入のタイミングなど、どのように考えていけばよいのでしょうか。FPの渡邊裕介氏がお答えします。昨年、双子が生まれました。妻が産休・育休に入って月々の給与が減ると共に、出産一時金、出産手当金、育児休業給付金(2カ月毎)、児童手当て(4カ月毎)、出産祝いが不定期に入ってきます。一方で子供関連のイベント支出も多く、育児用品の購入、ワクチン接種(任意分)、定期健診、お宮参り、保育園入園があります。近々でいえば、給与は6カ月平均で27.0万円に対して、支出は39.4万円であり、毎月赤字です。ただ、お祝いをいただく機会も多く、全体の収支は大幅な黒字です。このようなタイミングで、収支管理はどのようにするのが適切でしょうか。ボーナス含め、臨時支出入をどう管理すればいいのでしょうか。また
日本学生支援機構の「給付奨学金」、2019年度はどうなる?
申込み方法から基準・注意点まで
子どもの成長はうれしいものの、教育費の中で一番気になるのが「大学にかかるお金」。国の奨学金は、日本学生支援機構(JASSO)が実施しており、返済が必要な「貸与型」と返済不要の「給付型」の2つがあります。経済的な理由で大学などへの進学を断念せざるを得ない学生を支援するために、2018年度から本格的なスタートになった「給付奨学金」に今回はスポットをあててご紹介します。
教育費月8万、子供のケアで支出増「父子家庭の苦悩」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、シングルファザーの37歳男性。小学生になる子供にさみしい思いをさせないように、教育が疎かにならないようにと配慮してきましたが、支出がかさみ、この先の子供の進学費用が心配だといいます。FPの横山光昭氏がお答えします。父子家庭です。母親がいないからといって教育が疎かになってはいけないと思い、今までいろいろな教育を受けさせてきたつもりです。また、さみしい思いが薄らぐようにと、外出などで楽しい時間を作ることにも配慮してきました。ですが、今になって、家計が赤字ぎりぎりであることに気が付き、将来子供の教育費が足りるかどうかが心配になってきました。仕事を増やせば収入は増えますが、子供との時間がなくなることが心配です。職場は私の状況を理解してくれており、現在は残っている仕事を自宅に持ち帰ることはありますが、基本残業なしで働くことができ、土日は休めるという状況です。収入も、親子二人で暮らすには十分あると思うのですが、支出が多すぎるのでしょうか。必要な支出しかして
お金教育のほんとうの目的とは?心とお金の「自立」を考える
子どもにお金や仕事のこと、どう伝えていく?
わが家では、お金教育を子育ての中の1つとして考えています。私自身、偉そうな肩書を使用していますが、何か看板があったほうがわかりやすいのでそうしているわけです。どの親とも同じ目線で子育てをし、子どもの幸せを願っている一親にすぎません。たまたまファイナンシャル・プランナー(FP)という資格を取り、知識を活かせる仕事をすることになりましたが、お金に関する教育は、大人になってからではなく、子どもの頃からできれば、リテラシー向上につながると考えていました。
共働き家庭に朗報、“忘れ物を防ぐ”最新ランドセルの秘密
イオンとベネッセが共同開発
来月からは新学年がスタート。真新しいランドセルを背負った新小学1年生の姿をあちこちで見かけることになりそうですが、小売りの現場では早くも2020年春入学の子供をターゲットにしたランドセル商戦が火ぶたを切っています。各社がしのぎを削る中、イオンがこの春から投入したのは、忘れ物の防止に照準を当てた新商品。いったい、どんな工夫が施されていて、その背後にはどのような戦略が隠されているのでしょうか。