老後
セカンドライフや老後の年金、相続など、将来の生活に役立つ情報を紹介。
投資は早めがいい?30代で考える資産形成
今、なぜ資産運用が必要なのか
金融広報中央委員会の調査結果(「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」平成27年調査結果)によると、老後の生活を心配していると答えた世帯は、「非常に心配」と答えたのが39.6%、「多少心配」と答えたのが41.0%、合計すると80.6%にもなりました。不安の理由については、「年金や保険が十分ではない」と答えたのが72.5%と最も多く、老後の資金に関する不安が大半を占めていました。では私たちの定年退職後、主な収入源となる公的年金は、なぜ十分な額を期待できないのでしょうか。また、老後の資金対策として今から資産形成するうえでは、どのような考え方で、どういう商品に資産を配分していけばよいのでしょうか。特にまだまだ資産形成を考えることが少ない若い世代の人に向けて、本記事では簡単に紹介したいと思います。
遺言書のない相続が相続争いを生む理由
相続争いを引き起こしやすいのは?
亡くなった方の遺産を相続人が分け合うときの分割方法は、「遺産分割協議」か「遺言書」によって決まりますが、相続争いを引き起こしやすいのは遺言書のない「遺産分割協議」の方です。遺産分割を巡るトラブルは年々増加しており、相続の「相」を「争う」に掛け合わせて「争続」という言葉まで誕生してしまいました。事実、全国の家庭裁判所へ申し立てのあった遺産分割トラブルの件数は、平成12年度の8889件から、平成26年度には1万2577件と約4割増加しています。このような背景からか、相続を巡って家族の絆が壊れてしまうことのないよう、新聞等のメディアでも遺言作成への関心が高まっています。遺産分割において相続争いが起こりやすい理由と、遺言書作成の基本を理解しましょう。
一人で親の介護をした私、遺産相続への影響は
親の介護を行っていた子の相続分に介護の貢献度を加味するべきか
遺産相続の話し合いではトラブルが発生することがあります。その中で比較的多いケースが、「親の介護を行っていた子の相続分に介護の貢献度を加味するべきか」を巡って争論になることです。介護を担当していた方は、自分が苦労したのだから相続で財産を多少は多くもらうのは正当だと思われる場合も多いでしょう。しかし、他の家族、特に遠方で別居していた子にとっては納得できない、ということになりがちです。また、実子であれば通常の法定相続分は認められていますが、子の配偶者はそもそも法定相続人でないため、相続財産を得る権利がありません。例えば、長男の配偶者が被相続人の介護を行っていた場合、どれだけ力を尽くしていたとしても、相続権はないものとされるため、争いの元になる場合があります。このようなトラブルになった場合、法律ではどのように想定しているのでしょうか。
リタイア後に豊かな生活を送るための資産形成
実際に何をすればいいのか
将来のお金やリタイア後の生活に対しては、多くの方が不安をもっているのではないでしょうか。リタイア後豊かな生活を送るためには早くからの準備と資産形成の知識が必要になってきます。とはいえ、実際に何をすればいいのか…正直、よく分からないことの方が多いですよね。そこで今回は資産運用や節税など資産形成に詳しい会計事務所代表の伊藤さんにお話を伺いました!
30代から始める賢い資産形成のポイント
ゆとりある生活は資産形成で実現できる?
アベノミクスによる株高や2014年1月に創設されたNISA(少額投資非課税制度)の普及など株式や投資信託を通じて資産形成をする人が増えています。また、2016年の1月からは、未成年者を対象にしたジュニアNISAも始まる予定で、幅広い世代で投資への興味は高まりそうです。今回は、これから資産形成を考えている30代のために、サポート体制が充実していることで知られるSMBC日興証券にお話を聞いてみました!