お金の育て方
お金の運用は何をすればいい?初めてでも資産運用を幅広く学べるように森永康平氏がわかりやすく解説していきます。
投資先は自分の興味ある業界から探すのがいい理由、銘柄選択の具体的な方法を探る
投資のアイディアは身近なところにあり
株式投資を始めてみたいけど、どの株に投資をすればいいか分からない。このような話をよく耳にします。たしかに3,700社以上も上場企業があると考えると、これから株式投資を始める人にとって、最初から銘柄選択という大きな障壁が存在することになります。今回は自分が興味のある業界から銘柄選択する方法を紹介します。
日銀短観って何?株式投資に活用するための読み解き方
コロナは各産業にどのような影響を与えた?
新聞や、ニュースで、年度初めの4月上旬や1年が終わろうとする12月中旬に「日本銀行が発表した日銀短観では大企業製造業の業況判断DIが3四半期ぶりに回復した」という記事を目にするかもしれません。3か月に1度の機会のため、名前は知っているけど詳しくは理解していない個人投資家も多いでしょう。今回は日銀短観をどのように読み解くかを紹介します。
日経平均3万円突破 バブル崩壊が恐いから投資を始められない、という人に伝えたいこと
冷静に考える習慣を身に付けよう
2月15日、日経平均株価が1990年8月以来となる3万円の大台を回復しました。株式市場だけでなく、ビットコインが初めて5万ドルを超えるなどもあり、投資界隈は浮ついた雰囲気も出ています。その一方で、身の回りではコロナの影響で飲食店が潰れたり、職を失う人がいたりと、どうも相反する景色が広がっています。この違和感からバブル崩壊に警鐘を鳴らす記事も多く目にします。その結果、投資に興味を持ったものの、バブル崩壊に巻き込まれたくない、始められないとの声も聞きます。このような経済状況では、どのようなスタンスで投資に臨めばいいのでしょうか?
この株高でどうしても株を買いたい人へ 初めて買う株の選び方
3700社以上からどう選ぶ?
年明け早々に緊急事態宣言が発令され、2021年も新型コロナウイルスによって飲食店や中小・零細企業が窮地に立たされています。しかし、株式市場に目を向けると、日経平均株価が30年ぶりにバブル期以来の高値を記録するなど、実体経済とは真逆の景色が広がっています。このようなニュースを見て、株式投資をしたいという声をよく聞きます。今回は初めて株を買う時のポイントを説明していきます。
株、仮想通貨高騰の今こそ騙されてしまう「利殖勧誘事犯」とは
自分のお金はしっかり守ろう
あけましておめでとうございます。2020年は新型コロナウイルスによって、これまでの生活様式が一変した1年となりました。年末年始の陽性者数の増加や、年明け以降の政府の動きを見ていると、2021年も当面は新型コロナウイルス問題の収束は望めなそうです。しかし、一方で株式市場は昨年の春先の急落以降は堅調となっています。そのような環境下、火事場泥棒の暗躍が目立っています。自分の資産を守るためにデータを中心に見ていきましょう。
資産運用でよく出てくる「年率5パーセントで運用」は実現可能なのか?
しっかりとデータを確認しよう
老後資産が不安で専門家に資産運用の相談をした知人から質問がありました。「資産運用によって得られるリターンが毎年5%でずっと仮置きされていたけれど、本当にそれは実現可能なのでしょうか?」というものです。結論から言ってしまえば、将来のことは分かりませんから、実際には仮定よりも高いリターンを得ることもあるでしょうし、その逆もあるでしょう。とはいえ、「将来は分からない」だと話が進まないので、年率5パーセントで仮置きしたのだと思います。資産形成の説明では、かなりの割合で年率5パーセントの仮定が多くでてきます。今回は過去のデータを見て、それがどれぐらい確からしいのかを見てみましょう。
バリュー株とグロース株って何?株式投資における自分の投資スタイル
自分の得意・不得意を認識しよう
昨年までは日本各地で個人投資家向けの講演があり、参加者と懇親会で投資談義していましたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、基本的には対面での講演はなくなってしまいました。しかし、秋ごろからはオンラインセミナーが増え、例年と同じように投資談義に花を咲かせられるようになりました。最近話題に上がったのは、バリュー株投資とグロース株投資について。投資の世界に長くいる人からすれば、度々耳にするテーマでしょう。今回は定番の投資スタイルの話を共有します。
「日銀が買っているからETFを買え」というアドバイスは正しいか?投資信託との違い
まずは自分で全てを理解しよう
投資を始めて情報収集の一環として経済紙を読んだり、ニュースサイトを見ていたりすると、「日銀によるETF買いの観測が広がり、相場の下値が支えられている」や、「日銀は今日の東京株式市場で、通常のETFを〇〇億円買い入れた。」といった記事を目にすることがあると思います。私の知人も投資をしている友人から「日銀も買ってるしETFを買ったら?」とアドバイスを受けたそうですが、「ETFが何か分からない」とのことでした。今回はETFについて学んでいきましょう。
日本経済はデフレに突入?デフレが怖い理由とは
日本の物価についてしっかり学ぼう
総務省が9月18日に8月の全国消費者物価指数(CPI)を発表しました。生鮮食品およびエネルギーを除く総合は前年同月比-0.1%となり、2017年3月以来、3年5カ月ぶりにマイナスの伸び率となりました。これを受けて、再び日本経済がデフレに突入するのではないかという声も聞こえてきます。今回は物価に関する知識を付けながら、仮に再びデフレになった場合はどうすればいいのかを考えていきましょう。
投資信託っていつ売ればいいの?
自分の投資方針を見直そう
今年の7月14日、金融庁が公表した3月末時点における「つみたてNISA」の口座数は219.6万口座となっており、2019年末時点と比較すると3ヵ月で16%も増えたことになります。2月、3月は新型コロナウイルスの影響で株式市場が歴史的な急落に見舞われましたが、「やはり投資は怖い。危ない」という発想ではなく、「投資を始めるなら今がチャンスかもしれない」と考える人が多かったのでしょう。日本でも少しずつ浸透しつつある投資文化ですが、実はどのように始めるかの解説は多いものの、売るタイミングに関する記事はそれほど多くありません。今回は投資信託を売るタイミングについて書いていきます。
今の相場は高値?投資を始めるタイミングはいつなのか
思い立ったが吉日
新型コロナウイルスの累計感染者数が世界で1,300万人を超えました。新規感染者数を見ると、インドがブラジルを抜いて世界2番目になったほか、南アフリカも新規感染者数が1万人を超えるなど、感染拡大の場所が新興国に移っています。しかし、米国でも感染者数は増え続け、日本でも東京都内での新規感染者数が連日200人を超えるなど、先進各国では第二波への警戒が続きます。このような状況下でも株式市場は堅調で、一部では「コロナバブル」という言葉を耳にしますが、バブルなのだったら今から投資を始めるのは危ないような気がするかもしれません。投資を始めるタイミングはいつが適切なのでしょうか?
アフターコロナで消費はどう変わるのか?給与への影響はこれから
消費活動の見直しが重要になってくる
緊急事態宣言が解除され、東京都でも新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請が全面的に解除されました。ついに日本でもプロ野球が開幕されるなど、徐々にコロナ前の日常が戻りつつあるように思えます。筆者も対面での打ち合わせが増え始め、電車に乗る機会も増えてきましたが、一時期に比べればリモートワークではなく、オフィスへ通勤をする人も増えたのでしょう。経済活動の自粛により冷え込んだ経済がV字回復することが期待されますが、私たちの消費活動も元通りになっていくのでしょうか。
いまの株価は実体経済と乖離している?
実体経済を経済と業績から確認
新型コロナウイルスの影響で株式市場が急落した3月。多くの個人投資家がどこまで株価は下落していくのかと不安になっていましたが、それから2ヵ月以上が経過し、日本だけでなく欧米の株価も順調に値を戻しています。一方で、3月以降に発表された経済指標や企業業績は軒並み悪化しています。なかには史上最悪レベルのものも散見されるため、株価と実体経済の乖離をみて、「コロナバブル」という言葉をメディアで目にする日も増えました。今回は足元の実体経済について見ていきましょう。
コロナ禍で日本のキャッシュレスは前進?自分のお金のクセを認識することが管理の一歩
キャッシュレス決済が浸透していく日本
本連載『お金の育て方』では、自分のお金を育てていくためにいろいろな知識を学んできました。どうしても資産運用に関する記事が増えてしまいがちですが、お金を育てる方法は何も投資で増やすだけではありません。詐欺から身を守ったり、ポイントやキャンペーンを有効活用してお得に買い物をすることも含まれます。今回は自分のお金を管理することについて学びましょう
今回のコロナ相場から学ぶこと、投資に焦りは厳禁
いつ相場の急落に繋がるかはわからない
日経平均株価やNYダウなど、先進国の株価指数はコロナショックによる大幅下落の底から、半値ほど値を戻しました。日本では新興市場である東証マザーズ指数は早くもコロナショック前の水準に戻っており、原油相場も20ドル台まで回復しました。アジアを中心に感染者数も減少傾向にあり、台湾や韓国では徐々に新型コロナウイルスの問題が発生する前の日常に徐々に戻り始め、欧米でも今月半ばから来月にかけて経済を正常化させていくとしています。このタイミングで今回のコロナ相場から学ぶべきことをまとめてみましょう。
新型コロナに便乗?不安になりすぎるとお金を奪われる
新手の詐欺には気を付けよう
4月7日、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大を踏まえ、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されました。これに伴い、多くの方が在宅勤務に切り替えたり、家で子どもの面倒を見なくてはいけなくなった方など、生活に変化が生じた方も多いでしょう。先が見えないウイルスとの戦いに不安を覚える方が増える中、その隙に付け込む詐欺が増えています。今回は最新の詐欺事情について知って、自分のお金を守りましょう。
荒れた相場で大事な4つのこと、投資はあくまで人生の“脇役”である
目まぐるしく動く相場の中でどう考える?
4月7日、新型コロナウイルスの感染者が急増していることを理由に、東京など7都府県を対象に「緊急事態宣言」が出されました。生活の維持に必要な場合を除いて、外出が自粛となりました。筆者も在宅の時間が増え、ニュースやSNSを見る機会が多くなっています。株式市場も大荒れですが、投資家の発言や行動で気になる部分がありましたので、この相場と向き合うときに大事なことを4つ共有したいと思います。
株価が下がっても利益は出せるの?
「売り」という発想も頭に入れておこう
みなさん、相場を見るのに疲れていませんか?日経平均やNYダウなど世界各国の株価指数が急落しており、「〇〇が過去最大の下げ幅を記録」などといったニュースの見出しを目にすることも多くなってきました。先日、投資を始めたばかりの人から、既に投資歴が20年以上にもなるようなベテラン投資家も交えて投資談義をしていました。ベテラン投資家がこの下落局面でも「売っているから大丈夫」と話すと、投資歴の浅い方から「どういうことですか?」と質問が出ました。今回は「株が下がっても利益はだせるのか」という内容を解説しようと思います。