「いくらあれば今後困らない?」29歳独身女性にプロが勧める2つの資産形成プラン
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、29歳、医療従事者の女性。今後結婚するか独身でいるか、ライフプランが定まらないため、いくらを目標に貯蓄すればいいのかわからずに不安だと言います。FPの鈴木さや子氏がお答えします。30歳を目前に不安。今後のライフプランが決定してないことで、どれだけの貯金があれば今後困りにくいか。さらに、今の給料から考えると今の生活は身の丈に合った生活かが気になります。現在社会人8年目で金銭的にも普段の生活には余裕が出てきました。給料としては600万円弱で、定期預金で年間約100万円を貯金し、そのほかに生活費から残高を銀行で貯金しており、現在総額300万円程度貯まっています。今後もし、結婚するなら、もしくはずっと単身者でいるのか、未定の点が多くどれだけの年間貯金を目標にすればよいかわかりません。また、現在医療保険(終身保険払い込み済み)に入っているのですが、ガン保険加入を考えているため、支出が増える予定です、また、今手元にある300万円をこのまま銀行に預けておくか
迫りくる「2025年の壁」、DXや行政のデジタル化を追い風にするITサービス企業10社
ソフトウェア投資は新たな拡大局面へ
3月決算企業の決算発表が一巡し、株式市場では2022年3月期(2021年度)に成長する分野や業績の良さそうな企業に注目が集まっています。そこで今回は、新たな拡大局面を迎えるソフトウェア投資と注目したいITサービス企業を紹介します。
子どもの受験に備え仕事を減らしたい妻。世帯手取り年収1200万から400万減ると?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、44歳、会社員の女性。共働き4人家族の相談者。子どもの中学受験に向けて仕事をセーブしたいと言いますが、高額な住宅ローンの支払いなどもあり、不安だといいます。FPの横田健一氏がお答えします。 現在共働きです。子どもの中学受験を考慮し、少しずつ仕事をセーブしていきたいのですが、可能ですか? 子ども2人(小1、年中)は中学から私立希望です。高額かつ70歳までの住宅ローンありです。住宅ローンは長く・借りられるだけ借りて手元資金を運用に回すという方針でいますが、このままでよいでしょうか?(現在の現金預金も少しずつ投資に回す原資、および生活費の補填)また、投資が1銘柄に集中しているのをどうすべきでしょうか。成長は見込める銘柄ではありますがちょっと不安です。【相談者プロフィール】・女性、44歳、会社員、既婚・同居家族について:夫、45歳。子ども2人(6歳、4歳)・住居の形態:持ち家(戸建て・東京都)・毎月の世帯の手取り金額:80万円(相談者25万円、夫55万
つみたてNISA、iDeCoの次を知りたい!「投資金額」を増やすのにベストな方法は?
投資信託のメリット・デメリットを知る
2019年12月のNISA口座数(一般・つみたて)は1,363万口座。2020年12月には1,523万口座を超える伸びとなっています。この1年、コロナ禍において株高になっていることや、レジャーなどの機会も減り自宅にいる時間が増えたことも、多くの方が株式に興味をもつ要因になっているのではないでしょうか。「投資をはじめるなら、まずはつみたてNISAから。老後資金をつくりたいなら、iDeCoなど確定拠出年金の枠を利用しながら投資信託を買おう」という話はよく耳にすると思います。今回はその一歩先、「投資金額の増やし方」について一緒に考えていきましょう。
ついにコロナ相場も終焉か?2021年後半の投資先・資産配分を考える
各国当局が探る緩和縮小の道
2020年5月は、3月のコロナショック後に2番底が来るか?と警戒されたのも束の間、株価は急上昇となりました。しかし、今年の5月は前半から荒れ模様となっています。月初から好調であったNYダウは35,000円の大台に到達した5月10日を境に急落、日経平均も米国を震源とする世界的な株安につられ、29,000円台半ばから一時年初来でマイナスとなる27,000円台前半まで下落しました。今年の後半はアフターコロナを見据えた相場へと向かうのでしょうか。米国と日本の景気状況と相場の需給の観点から見ていきたいと思います。
「確定拠出年金・つみたてNISA・現金のバランスが知りたい」、資産形成のプロのアドバイスは?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、32歳、会社員の男性。転職先の社員持ち株制度を活用して資産形成していきたいと考えている相談者。確定拠出年金・つみたてNISA・現金との配分のバランスが知りたいといいます。個人が参考にできる指標とは? FPの高山一惠氏がお答えします。 転職に伴い、資産形成の振り分けバランスを相談させてください。新しい勤め先では社員持株制度の奨励金が15%もあるため、活用したいと考えています。毎月の購入可能金額は基本給の10%までなので最大2万6,000円です。1.5〜2年で単元数100株が貯まりそうで、そのつど引き出して売却するつもりです。また確定拠出年金も2万6,000円積み立てようかと考えています。さらに、つみたてNISAを継続しているため毎月3万円です。これら積み立て系の引き出せない資産形成を全て行うと、現金で貯金をする余裕がほぼありません。この点に若干の不安を感じます。家計簿アプリを活用して記録をつけてきたおかげで、家計支出の予測精度は格段に上がりました
「FIRE」したい人が注目する米国株って?経済的自立を目指す具体的な投資ステップとは
FIREの考え方から米国株が注目される理由
近年「FIRE」が話題になっています。FIREはひとことでいえば「早期リタイア」のことなのですが、お金持ちの早期リタイアと違って誰でも目指せるため、注目されています。FIREしたい人が注目しているのは、ずばり米国株。今回は、FIREの考え方から米国株が注目される理由、高配当株・連続増配株の銘柄、そして米国株購入におすすめの証券会社も紹介します。
31歳、貯金10万円「将来恥ずかしくないように貯金体質になりたい」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、31歳、会社員の男性。お金をあるだけ使ってしまい、貯金ができないという相談者。「このままではいけない」と家計簿アプリを使いはじめたものの、記録しただけになってしまい、貯金につながらないそうです。どうすれば貯金体質になれるのでしょうか? 家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。 お金をあるだけ使ってしまいます。ムダ使いをしないように、必要かどうかを考えて使っているつもりですが、毎月気が付いたら給料をすべて使っています。先日は会社に立て替えていた経費の約50万円が支払われたのですが、気が付いたらすっかりなくなっていて……。今のままではいけないと思い、家計簿アプリを使い家計簿をつけてみましたが、振り返りの仕方が分からず、記録しただけになっています。そのため、どの支出を減らせそうとか、改善ポイントまで見つけることができていません。特にこれといってお金をかけていることもないので、どうしたらよいでしょうか。もう30
今後は「逆張り投資」?それとも「モメンタム投資」?
業績予想の修正が示唆する方向は
株価が大きく下げた会社の株を買う投資方法を「逆張り(ぎゃくばり)投資」と言います。例えば、日経平均株価に採用される225銘柄のように、日々の出来高がある程度は確保されているような銘柄のうち、前の週に下落が大きかった銘柄に投資するといったやり方です。前の週という短期間ではなく、もっと長い期間をみて年間下落率ランキングの大きい銘柄に注目するといったやり方もあります。とても単純な戦略ですが、伝統的に効果的な戦略として良く知られるものです。しかし近年は、これとは真逆の戦略となる「モメンタム投資」の効果が高くなったと言われます。モメンタム投資とは、これまで株価が上昇してきた銘柄に投資するという方法です。今回はこの「逆張り投資」と「モメンタム投資」、今後はどちらが良いのかの予測を紹介しましょう。
投資先は自分の興味ある業界から探すのがいい理由、銘柄選択の具体的な方法を探る
投資のアイディアは身近なところにあり
株式投資を始めてみたいけど、どの株に投資をすればいいか分からない。このような話をよく耳にします。たしかに3,700社以上も上場企業があると考えると、これから株式投資を始める人にとって、最初から銘柄選択という大きな障壁が存在することになります。今回は自分が興味のある業界から銘柄選択する方法を紹介します。
暗号資産(仮想通貨)投資に興味をもったらまずすべきこと
投資判断できる足腰を鍛えよう
こんにちは、マネックス証券 マネックス・ユニバーシティで暗号資産アナリストを務める松嶋(まつしま)です。この度、暗号資産(仮想通貨)投資に関する連載を始めることになりました。「仮想通貨、価格が上がっててすごいね!自分も投資に興味があるんだけど、何から始めればいいの?」「ビットコイン、最近すごくニュースで名前を聞くけど、何が起こってるの?」暗号資産アナリストという仕事柄、こういった相談を周囲から受ける機会が増えました。メディアでも「仮想通貨」や「ビットコイン」といった言葉を多く目にします。今、多くの方が暗号資産(仮想通貨)投資に興味をもち始めているのではないでしょうか。一方で、2018年に起きた大規模な国内取引所のハッキング事件等を受けて、国内では暗号資産(仮想通貨)に対するネガティブなイメージも根強いと思います。しかし、グローバルに目を向けると、昨年あたりから米国を中心に暗号資産(仮想通貨)に対する考え方が大きく変わりつつあります。本連載では、なぜ暗号資産(仮想通貨)が投資対象として改めて世界的に注目されているのか、投資をする上では何がポイントとなるのか等について、暗号資産(仮想通貨)
FPも感心!35歳でセミリタイアの目処を立てた女性経営者の運用方針は?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、35歳、会社経営の女性。家族のためにがむしゃらに働き、総資産8,600万円を貯めたという相談者。今後は仕事をセーブしながら暮らしたいといいますが、現在の運用方針でセミリタイアは叶うでしょうか? FPの伊藤亮太氏がお答えします。 自分で会社を経営しています。早くに父が亡くなったため、家族に楽をさせてあげたい一心でがむしゃらに働いていたら、いつの間にかそこそこの資産を築けていました。ただ、今の仕事は昼夜逆転の生活が多く、これからは仕事量をセーブしてゆっくりと働いていきたいと思っています。今は株式会社ですが、個人事業主に戻ることも検討しています。今後は40歳になったら投資信託から年間120万円取り崩しつつ、働いて150万円くらい稼ごうと思っています。資産運用を始める前に銀行に勧められるまま投資信託を購入し、1,000万円ほど失って以来(今考えても恐ろしい額です……)、このままじゃダメだと奮起して自分で投資を学び、なんとか自己流でやっている状況です。こ
「今はバブルなのでは?」増える現金を運用したいけど踏み切れない33歳男性
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、33歳、会社員の男性。共働きで高収入の相談者。貯まっていく現金を運用に回したいといいますが、今の株式市場の状況が読めず、踏み切れないといいます。FPの秋山芳生氏がお答えします。 現金が貯まる一方で、資産運用に積極的に回したいのですが、今の「過熱市場(?)」の中で資金を突っ込むのにも抵抗があり踏み切れません。どう資産を増やしていけば良いでしょうか? 【プロフィール】・男性、33歳、会社員、既婚・同居家族について:妻(27歳)は正社員(いわゆる一般職)・住居の形態:持ち家(マンション・集合住宅)・毎月の世帯の手取り金額:90万円・年間の世帯の手取りボーナス額:350万円・毎月の世帯の支出の目安:34万円【毎月の支出の内訳】・住居費:17万円・食費:5万5,000円・水道光熱費:1万5,000円・教育費:2万円・保険料:2万円・通信費:5,000円・車両費:2万5,000円・その他:3万円【資産状況】・毎月の貯蓄額:56万円・ボーナスからの年間貯蓄額
40歳独身、総資産5800万円。数年以内に「FIRE」は実現できる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、40歳独身の男性。数年以内に早期退職を考えている相談者。資産の構成要素は大丈夫か。持ち家か賃貸、どちらがいいのか。現状で早期退職は現実的なのでしょうか? FPの鈴木さや子氏がお答えします。現在40歳の会社員です。家は賃貸で、資産が約5,800万円あります。数年以内に早期退職したいと考えているのですが、3点ほど悩みがあります。1つ目は、資産が預金と日本株だけで構成されているため、他の投資先も検討すべきかということ。2つ目はこのまま賃貸に住み続けるか中古マンションを購入するかということ。3つ目はこの資産状況で数年後の早期退職が現実的かということになります。なお、負債はなく結婚の予定はありません。【相談者プロフィール】・男性、40歳、会社員、独身・住居の形態:賃貸(東京都)・毎月の世帯の手取り金額:53万円・ボーナス:なし・毎月の世帯の支出の目安:20万円【毎月の支出の内訳】・住居費:8万5,000円・食費:4万5,000円・水道光熱費:1万円・通信
「つみたてNISA」と「iDeCo」のどちらを選ぶべき?長期投資で一番大切なこと
つみたてNISAとiDeCoのメリット
「つみたてNISAとiDeCoのどちらをやった方がいいの?」と思っている方は結構多いのではないでしょうか。いきなり冒頭から結論を言ってしまい申し訳ありませんが、基本的には両方やった方が良いと思います。ただ、「資金的に両方はちょっと……」という方もいるでしょう。両者とも同じ非課税制度ですが、中身は全く別物なので、違いを把握したうえで、自分にとって使い勝手の良い方を選ぶようにしてください。
30代夫婦「流行りに乗って投資を始めたけど、どこまで運用に回せばいい?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。5歳のお子さんを育てながら、夫婦で小学校の教員をしている相談者。資産運用を始めたものの、教育資金や老後資金が足りるのか、どこまで運用に回していいのかわからないといいます。FPの氏家祥美氏がお答えします。何となく流行にのって資産運用を始めたのだが、教育資金や老後資金のために足りるのかが分からず、どこまで運用の方に回せばよいのかわからない。生活をもっと切り詰めないといけないのか不安になってしまう。きりがなく結局安心感が得られない。【相談者プロフィール】・男性、34歳、公務員、既婚・配偶者の年齢:33歳・子どもの人数:1人・子どもの年齢:5歳・同居家族について:妻、33歳。夫婦で小学校教員。保育園通いの息子(5歳)・住居の形態:持ち家(戸建て、埼玉県)・毎月の世帯の手取り金額:55万円(夫30万、妻25万)・年間の世帯の手取りボーナス額:210万円・毎月の世帯の支出の目安:31万円【毎月の支出の内訳】・住居費:7万8,000円・食費:8万円・水道光熱費:2万円・教育
バリュー株 vsグロース株、金利の動きで注目する投資先が変わるワケを徹底解説
コロナ禍から1年、物色は変わるのか
株式市場と金利との間には深いつながりがあります。3月3日の連載「『金利が上がると株価が下がる』はなぜ?イールドスプレッドで株価の危険水準を見極めよう」では、“金利が上がると株価が下がる“のは何故かを取り上げました。詳細はぜひ3月3日の記事を読んでいただきたいのですが、内容を短くまとめると、金利が上がるなら安全性が高い債券投資で利回りが確定できた方が良いと考える人が増えるからです。そして、金利との魅力度の関係を見るイールドスプレッドは、足元となる4月6日の日経平均株価の29,696円で計算すると4.24%であり警戒水準の4%以下にはなっていません。株式投資の魅力は引き続き高いことが分かります。今回も金利と深い関係がある株式市場についてですが、“投資先選別、つまり物色”についてのお話をしましょう。これからの投資先には“成長株投資が良いか、割安株投資が良いか”ということです。
66歳、貯金300万「老後資金を増やすために投資を始めたい」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、66歳、パートの女性。現在貯金が300万円ほどという相談者。リフォームなど、今後も出費が見込まれるなか、投資をして老後資金を増やしたいと言いますが……。家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。 これからの老後資金について相談させてください。現在66歳で、老人保健施設で働いています。子どもはみんな独立し、一人暮らしです。毎月の手取り収入は約17万円。マンションのローンも完済していますし、それで暮らすことができていたのですが、65歳になり月に約8万円の年金を受け取るようになったら、その分支出が増えたようです。貯金を増やすことを期待していたのに、この1年、全く増えることがありません。今の貯金は300万円ほど。マンションを中古で購入したので、もう少しでリフォームが必要になると思いますし、90歳、100歳と生きることになったら、老後資金が足りないと思います。その時に子どもの世話になるなどは、申し訳なくて考えられま