2期連続で減益…負け組だった「ワークマン」が復活? 株価上昇は円高、異常気象が要因か
かつてのスター銘柄の行方
2024年の夏のゲリラ豪雨には、ほとほと嫌気が差しました。さっきまでギラついていた空が一転、怒り狂ったように雷を落とし、容赦ない量の雨を降らせます。こうなれば、傘などなんの役にも立たず、全身びちょびちょ。とくに足元は靴のままプールにでも入ったような惨状です。しかも、突然やってきますので、長靴で備えることも難しくやっかいです。そんなとき、SNSで「ワークマンの濡れない靴がすごかった!」という投稿が流れてきました。土砂降りでも、まったく靴の中に水が浸水しなかったというのです。さっそくワークマンの公式サイトで調べてみるとありました! 防水シューズハイバウンスレイン(2,900円)。なるほど、これは夏のマストアイテムになりそうです。
相場暴落後の反転タイミングはわかる?「相場大底」の目安を知るための5つの指標
目安になりうる5つの指標
2024年8月5日、株式相場を未曽有の暴落が襲いました。2024年から株式投資を始めた投資家からは、「株式投資は危ない」「もう投資は止める」といった声が相次いでいます。その後、相場は回復基調にありますが、この先、再び株式相場が大きく下がる可能性を指摘する見方が少なくありません。相場の急落は転じて安い価格で株を買えるチャンスでもあります。とはいえ、あの暴落を目の当たりにしてしまうと、なかなか「急落はチャンス」と捉えづらいかもしれません。ただ、ある程度「大底の目安」となる水準を知っていれば、一歩を踏み出す勇気が生まれるのは間違いないでしょう。今回は、相場の暴落過程における「大底の目安」について考えていきましょう。
「日経平均6667円安」未曽有の大暴落…その背景と今後の懸念材料となる円高のリスクとは
投資家の心理が影響か
いよいよ8月相場も終わりですが、この8月は歴史に残る月となりました。5日には1987年10月のブラックマンデー翌日の下げを超える、史上最大の下げ幅を記録しました。その前営業日、2日の大幅安も含めれば2日間合計で日経平均は6667円安という未曽有の暴落劇を演じたのでした。
優待銘柄で注目の「すかいらーく」、店舗数が減っても決算が好調な理由
アニメとロボットが肝に
夏休みに実家(愛媛県)に帰省した際、甥っ子たちがしょっしゅうガストに行くという話を聞きました。田舎だと遅くまで開いているお店が少ないので、ファミレスはとても重宝するとのこと。わたし自身は、子供が小さい頃はよく利用しましたが、ここ数年はほとんど利用したことがありません。そのため、投資対象としてもノーチェックでしたが、せっかくなので調べてみたら、思いのほか発見がありました!
アシックスとミズノの株価は半年で約2倍に…その他スポーツブランド3社と差が広がる
強いものについていく戦略が優位に
この連載記事でも、登場回数の多いスポーツ関連銘柄、前回は、ちょうど半年前にスポーツブランド5社(アシックス、ゴールドウイン、デサント、ヨネックス、ミズノ)の明暗について言及しました。2024年2月時点では、アシックスとミズノが圧勝。ほか3ブランドの株価は低迷していました。その明暗を分けたのが、ちょうど8月、そうです。まさに1年前の今時期発表の決算で、各ブランドの株価の方向性が示されました。参考記事:アシックスとミズノが圧倒…スポーツブランド5社の明暗を分けた、投資家が注目したポイントとは?
30年以上金融市場を見続けた筆者も初体験…未曾有の暴落相場を分析する
高配当狙いならチャンスに?
8月5日の株式市場は日経平均株価660円安で始まり、売りが売りを呼ぶ全面安の展開となりました。日経平均株価の下げ幅は一時4700円を超え、前週末比の終値からマイナス4451円、3万1458円で年初来安値を更新しました。
歴史的暴落をどう乗り切る?日経平均下落の背景と今投資家がやるべきこと
今後の見通しはどうなる?
8月5日の日経平均はブラックマンデー超えの急落となり、今週は株式市場の歴史に残る1週間となりました。歴代1位の下げ幅で、週明けからジェットコースターのような相場が続いています。今回は日経平均暴落の要因と、歴史的な暴落の中で、私たちは投資家としてどのような行動を取ったら良いのかについて考察させていただきます。
ミスドを運営する「ダスキン」は冴えない決算、それでも株価が上昇トレンドを描いている要因とは?
店舗数は回復傾向に
最近、ドーナツ屋さんで行列ができているのをしばしば見かけます。今さら?と思いますが、SNSなどの影響で、映えるドーナツが人気のようです。日本のドーナツといえば、だれもがミスタードーナツを思い浮かべるのではないでしょうか? ドーナツ市場でおおむね50%以上のシェアを占めており、2024年3月末時点では、1,017店舗あります。じつは、ミスドの店舗数は、2013年3月期の1,377店舗をピークに、21年3月期には961店舗と、3割以上減少していました。その後、コロナの巣篭もり需要で見直され、22年3月以降は3年連続で増加しています。さらに25年3月期は40店と野心的な出店計画を立てています。
なぜ?株主優待廃止を発表した4社 それぞれの理由を比較
ジワジワ広がる東証市場再編の影響
突然ですがクイズです。ケンタッキーフライドチキン、お茶漬けの永谷園、イタリア料理チェーン店のサイゼリヤ、化粧品やサプリメントを扱うファンケル、これらに共通する事がありますが、それはなんでしょうか。ヒントは株です。…そう、株主優待制度の廃止を決定した企業です。
不二家の株価は右肩上がり!Snow Man関連銘柄から考える“推し活投資”の経済効果
「推しに投資したい」人が急増中
「推し」という言葉が世の中に広まっています。アニメや漫画、ゲームのキャラクターや、アイドル、有名人など好きな人物を応援する活動のことを「推し活」 といいます。株式投資の世界でも、有名な経済学者であるケインズが、株式投資を新聞投票で美人を選ぶ方法にたとえた「株式投資は美人投票」と言う言葉があります。この言葉自体は令和の考え方にはフィットしない“ルッキズム”と言えるかもしれませんが、人気のあるところに投資のチャンスがあると考えると、年々大きくなる推し活の経済効果は投資をする上で着目しても良いのではと思います。しかも、企業に投資をすることが推しの応援にもつながるかもしれませんし、投資の入り口になるかもしれません。
日経平均 史上初の4万2000円台も、2024年最大の下落幅を記録…激動の7月を振り返る
相場の教科書のような値動きが多く見られた月に
7月の株式市場はまさに激動の1ヶ月でした。6月下旬から上昇基調が鮮明になった日本株相場は7月に入るとその勢いが加速し、一気に高値まで駆け上がりました。日経平均株価は7月11日に4万2224円と史上最高値をつけ、同じタイミングで東証株価指数(TOPIX)も1989年以来34年ぶりに史上最高値を更新しました。
グミ人気で好調な「カンロ」、進化を続けるコンビニおやつの「不二家」 決算翌日の株価はどうだった?
猛暑で高まるおやつ需要
連日の猛暑が続いております。こうも暑いと、ついつい涼を求めて用もないのにコンビニに入ってしまいます。そのたび市場調査をかねて、お菓子の棚を物色するのですが、最近は、箱ものが減って、パウチタイプのものが主流となっています。原材料高の影響による値上げをさけて、少量で価格据え置きといった作戦を取っているのかもしれません。以前、グミ人気で業績が好調なカンロをこの連載で取り上げましたが、相変わらずグミの人気は堅調で、どこのコンビニに行ってもグミ売り場は一等地にあります。参考:高まるグミ人気で予想を超え好調の「カンロ」決算で注目した2つの数字とは?ちょうど先日7月29日に、カンロの決算発表がありましたので、数字を確認してみましょう。
5年で売上が194倍! スキマバイトアプリ「タイミー」、上場後の株価はどうなる?
今後、ますます市場を独占していくか
この連載ではほとんど取り上げたことがないIPO株ですが、最近やたらと耳に入ってくるため、とても気になっているIPO株があります。7月26日上場のタイミー(215A)で、短期・単発の仕事を求める求職者と、迅速に人手を確保したい企業をマッチングするオンラインプラットフォームを運営しています。2017年6月に設立されているので、わずか7年で上場の急成長企業。しかも、創業者である社長の小川嶺氏はなんと27歳! 起業したのは大学在学中というから驚きです。
【新NISA対象】「日経半導体株指数」連動のETF・投資信託が続々登場!業界の最新動向とともに紹介
日本の半導体産業の優位性は?
6月4日、「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信」(日経半導体ETF・200A)という、野村アセットマネジメントが運用するETFが上場しました。(7月19日終値1,939円)。
この夏投資家が押さえておくべきイベントと恩恵を受けそうな銘柄は?
“夏枯れ相場” の注意点も
今回は株式投資をする上で重要なこの夏注目のイベントと、投資に与える影響について紹介します。また、夏の相場格言でも有名な“夏枯れ相場”で考慮すべき流動性などについても解説します。
株主優待廃止で株価急落の「サイゼリヤ」、過去に廃止した企業のその後の株価はどうなっている?
優待を廃止した理由とは
新NISAのスタートで、ますます株主優待に注目が集まっています。株主優待とは、企業が一定数の株式を保有する株主に対して、自社商品やサービス、割引券などを提供することで、株主に対して感謝の意を示すとともに、長期的な株式保有を促進する目的で行われています。じつは株主優待制度は、日本独特のもので、たとえばアメリカ株で株主優待がつくことはありません。
結局、プラスなの?マイナスなの? 株式分割が株価に与える影響を考える
NTTやファーストリテイリングの株式分割を振り返る
ここ1、2年、大規模な「株式分割」が個人投資家の間で話題になっています。特に、2023年7月に実施されたNTTの大規模株式分割は、今でも大手株系掲示板などでコメントを集めるなど注目を集めています。では、「株式分割」とはどのようなもので、何を目的に行われるのでしょうか?今回は、株式分割自体の説明から、分割後の株価動向などに注目。株式分割が株価にどう影響を与えるのかを見ていきましょう。
薬価改定による増収増益予想でストップ高の「ツムラ」、その後下落を続ける2つの要因とは?
株価は一段上にいくか、それとも低迷か
2024年の3月、薬価改定のニュースでいきなりのストップ高となったツムラ(4540)。この時点では、実際にどの程度業績に影響があるかは不明でしたが、かなりのインパクトがあるのではないかという期待で株価は上昇しました。そのとき取り上げた記事「日経平均2024年最大の下げの日に4%上昇した「ツムラ」、その理由は?」では、この先5月に発表される2025年3月期の予想に注目と書きました。仮に営業利益予想で過去最高益の231億円を超える数字を出してくれば、株価はさらに一段上を目指す展開、逆に期待値に届かなければ、株価は低迷期へ逆戻りするのではないかと予想しています。その後、どうなったか見てみましょう。