60代で知っておくと「得する手続き」とは?年金、健康保険、雇用保険ですべきこと
手間を惜しまずしっかりと
60代というのは、定年退職の時期でもあり、年金などの支給が始まる年代でもあります。このため、この時期には、さまざまな手続きが必要になってきます。これらの手続きは、会社任せでなく、自ら行わなくてはいけないことが多いのです。しかし、手続きは面倒だからと言って、後回しにしてはいけません。それぞれに期限があります。手続きが遅れたから、「損」をすることだってあります。逆に手続きをすることで、「得」になることもあるのです。60代で行う手続きで定年退職に関することを含めて「得」をする手続きについてまとめてみます。
早期退職金1200万が数年で半分に。完全リタイア後の生活が不安な62歳
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、62歳、再雇用で働く独身の方。50代で早期退職し、退職金1,200万をもらったけれど、半分ほどまで使ってしまったという相談者。現在も貯金から補填する生活を送っており、完全リタイアした70歳以降の生活が不安だと言います。家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。 再雇用で働いている62歳です。80歳、90歳まで生きるとすると老後資金が足りなくなると思うので、どのようにやりくりしていけばよいかを教えてください。50代で早期退職をし、退職金を1,200万円ほどもらいました。まだ若かったのでほしいものがたくさんあり、そのお金で高級時計やバッグを買いました。また旅行にも行ったりして、残ったのが690万円ほど。その後は、60歳を過ぎても長く働ける今の会社に再就職しました。60歳以後は再雇用として、委託社員の扱いで働き、給与は50代より3割ほど減って手取り20万円半ばほどです。毎月は赤字でなんとか暮らしており、貯金を増
介護のため無職の60歳「母が亡くなったあとの生活が不安」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、60歳、無職の男性。87歳の母の介護に専念し、現在無職だという相談者。現在は母の年金と父の遺族年金で生活が成り立っていますが、母が亡くなったあとに自分の年金から税金がいくら引かれるのか、それで生活が成り立つかどうか不安だと言います。FPの飯田道子氏がお答えします。 母の年金と父親の遺族年金で月14万あるのですが、母親の介護をしているため私には収入がありません。現在60歳で厚生年金と国民年金はなんとか払いました。しかし、母も87才の高齢です。しばらくはこのままで生活ができていますが、母がなくなった後が心配です。年金定期便を見ていると私の65歳になった時の年金は月10万くらいしかありません。そこから健康保険や介護保険を差し引かれたら8万くらいしかありません。私の年金を時給開始を遅らそうとすると70歳で月14万くらいになるみたいですが、そこから健康保険や介護保険が引かれるのでしょうか? とても心配です。【相談者プロフィール】・男性、60歳、無職、未婚
退職金は「一括」と「分割」どちらがトク?プロが実践した“いいとこ取り”の方法
税金面だけで「全額一括」を選択するリスク
勤め先からの退職は、定年だけではありません。コロナ禍が起こる前から、早期退職制度を利用しての中高年社員への退職勧奨が増えています。いざというときに慌てないよう、退職前から退職金を「一括」(一時金)で受け取るか、「分割」(年金)で受け取るかを考えておきましょう。年金の専門家で、ファイナンシャルプランナーである高伊茂が解説します。
確定拠出年金、すべて元本保障型にしてない?上手に運用する年代別お勧めポートフォリオ商品
各投資商品の性質を理解する
上手に活用をすれば、リスクを抑えながら時間をかけて自分の資産を増やすことが出来る確定拠出年金。前回は、その仕組みやメリットについて解説を行いました。では、どのように運用するのが良いのでしょうか。今回は具体的な投資商品の特徴や、年代別に有効な戦略について紹介します。
確定拠出年金、どうしたら老後の資産形成できる?まずやるべきことは
金融商品の中でも有数のメリット
定年まで勤め上げたら、退職金を受け取って老後は安泰。50年ほど前の日本では、それは特別な事ではありませんでした。ところがいつの間にか「終身雇用制度」という言葉は廃れ、私的年金や退職金も「自分で増やす」のが当たり前の時代になりました。「日本版401K」とも呼ばれる確定拠出年金制度が始まっておよそ20年。この制度の名前を何となく知っているだけで、積極的に利用していない方も少なくないのではないでしょうか。実はこの制度、数ある金融商品の中でも非常に価値のあるものなのです。今回は、確定拠出年金の仕組みとメリットを、分かりやすく解説をします。
確定拠出年金、効率よく運用するためにはメンテナンスが重要
個人型iDeCoと企業型DC、それぞれの確認事項
確定拠出年金の加入者数が右肩上がりで増えています。節税メリットが大きいことは言うまでもありませんが、効率よく運用するために注意しておくべきポイントがあることをご存じでしょうか?
年金は最大84%増やせるが…「繰下げ受給」5つの落とし穴と回避法
繰下げするなら、受給待機は“おいしい”状態?
2020年の年金改正では、繰上げだけでなく繰下げのしくみについても見直しがありました。繰下げ、つまり「年金を受け取る時期を遅らせること」により「受け取り額が増加する」というのはメリットがあるものの、落とし穴もあります。本記事では、年金繰下げのポイントと、繰下げたときの落とし穴、そしてその回避法を教えます。
年金を60歳からもらうのはトク?知らないと損する“繰上げ”デメリット5つ
年金はケガや病気の「保障」もしている
2020年に年金の改正がありました。この改正では、厚生年金に加入できる人を増やすしくみの改正などがありましたが、一番関心が高いのは、年金の繰上げと繰下げのしくみの見直しでしょう。本記事では、年金改正の繰上げのポイントと、実際に繰上げしたときのデメリットについてお伝えします。
8割の人は十分な老後資金を貯められない?老後資金と貯蓄額の厳しすぎるギャップ
老後2000万円問題
昨年、金融庁の報告書で「老後資金に2000万円が不足することになる」と公表され、それまで以上に「老後資金」について議論されるようになりました。今の生活をやりくりするだけで精一杯の人が多い中、老後資金として2000万円もの大金を貯えるのはかなり厳しいように思いますが、前述の報告書には冷酷な現実が書かれており、誰しもがこれに向き合って暮らしていけなかければなりません。今回はコンサルティング会社・JSKパートナーズが全国の30~50代まで1081名の男女を対象にした調査結果を元に、多くの人が考える「老後資金」「貯蓄額」の実態に迫ります。
今年こそ貯めたいけれど何をすればわからない…という人へ、お金のプロが考える「貯蓄の基本」と「増やし方」
年始めにお金計画を立てよう
みなさん、明けましておめでとうございます!ファイナンシャルプランナーの高山一恵です。いよいよ2021年の幕開けですね。昨年は新型コロナウイルスの影響があり、私たちの生活に多大な影響を及ぼしました。未だにいつ収束するかわからない状況ですが、先行き不透明な時代だからこそ、お金について真剣に考えていきたいですね。今回は、2021年にお金を貯めるためにやるべきことについてお話します。
手取り年収280万。積立投資をした場合としない場合、どれくらい差が出る?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、40歳、会社員の女性。手取り年収約280万で老後資金が不安だという相談者。iDeCoや保険など、どんな老後の備えが自分に必要なのか知りたいといいます。FPの横田健一氏がお答えします。独身で今のところ結婚の予定がなく、老後資金の形成について悩んでいます。iDeCoを始めるべきか、保険に加入した方がいいのか、どれが自分に合っているのか分かりません。老後は親の持ち家を相続し、実家に帰りたいと思っています。また、収入が少ないため、この貯蓄額で老後やっていけるのか不安です。固定費を減らすなど、もう少し貯蓄した方がいいのかも合わせて教えていただけたらと思います。【相談者プロフィール】・女性、40、会社員、未婚・住居の形態:賃貸・毎月の世帯の手取り金額:19万円・年間の世帯の手取りボーナス額:50万円・毎月の世帯の支出の目安:13万円・住居費:4万3,000円・食費:2万円・水道光熱費:1万円・保険料:4,000円・通信費:8,000円・車両費:4,000円
海外で暮らす場合、日本の公的年金はどうすればよい?
老後と万一の備えは「任意加入」で
グローバル化が進み、海外に住む日本人は毎年増えています。日本企業に在籍しながら海外で働く海外赴任だけでなく、現地企業に転職する現地採用や、現地で起業する海外起業の人も、決して珍しくはなくなってきました。日本を長年離れるときは、「日本の公的年金」をどうするか気にしてほしいものです。なぜなら、年金は老後の貴重な収入源となるものです。加えて、万一の死亡時や重度障害時の保障もついています。海外渡航までのバタバタの中でも、年金がどうなるのかを確認し、必要に応じて自分から「任意加入」することを検討しましょう。
はじめてのNISAとiDeCo、自分に合っているのはどの制度?
お金を増やせる注目の制度を理解しよう
昨年の6月に金融庁のワーキンググループが出した報告書「老後2000万円」で年金不安が浮き彫りになり、今年は新型コロナウイルスが世界中に蔓延し、世界規模で経済は大打撃を受けています。今のような先行き不透明な時代を生き抜くために、少しでもお金を増やしたいという人も多いのではないでしょうか。そこで、税制優遇を味方につけつつ、お金を増やせる注目の制度、「NISA」と「iDeCo」をご紹介します。
年額39万円 「加給年金」がもらえる夫婦の条件とその“落とし穴”
ねんきん定期便に記載されない、“スゴい年金”
条件を満たしたら年額約39万円が支給される「加給年金」と呼ばれる“スゴい年金”があるのを、あなたはご存知でしょうか? この言葉をはじめて聞く人は、多いはず。なぜなら、「加給年金」は「ねんきん定期便」に掲載されていないからです。なぜ、掲載されていないのか? それは、加算されるしくみや条件が複雑だからです。「加給年金」がもらえる条件と、その「落とし穴」について解説します。
55歳パート主婦です。今から扶養を外れて働くメリットありますか?
実際の負担額を比較してみると…
今年も早いもので年末調整の書類提出を終えて、来年2021年の働き方についてどうしようかと頭を巡らす方もいるのではないでしょうか。特に扶養内に収入を抑えて働く主婦にとっては悩ましい時期でもあります。
「年金は何歳まで払って、いつ受け取れる?」「受け取り額や本当に受け取れるの?」という疑問の答え
知識をつけて不安を解消!
公的年金は、いったい「何歳から」支払って、「いつまで」支払う必要があるのでしょうか? また「受け取れるのはいつから」のでしょうか? 年金の納付した額よりも、本当に受け取る額が多いのか?これらの質問に正確に答えられますか?ずっと年金を支払っているのに、自分は本当に受け取れるのか……などと不安に思っている人も多いでしょう。日本は「皆年金制度」です。そんな国民全員が原則、加入している年金ですが、意外に知らないことがいっぱい。今回は、そんな疑問に答えてみたいと思います。
59歳までに知りたい「将来の年金額を増やす」3つの方法
「基礎年金が満額でない人」は、多くいる
老後に受け取れる老齢年金の額は、どのように決まるのでしょうか。多くの人は、働いた期間と収入で決まります。つまり、「厚生年金に加入している期間」と「保険料をどのくらい納めたか」によって決まるのです。では、年金額を増やす方法はないのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの高伊茂が、将来の年金額を増やす方法を案内します。