息を吹き返した「仮想通貨市場」、活況は続くか
直近最安値から2割上昇
今からちょうど50年前の1968年、「3億円強奪事件」が日本中を震撼させました。しかし、今年1月に発生したコインチェックのハッキングは、市場の値動きもあるとはいえ、この200倍近い金額が1日で失われました。これを受け、仮想通貨価格は一時4割下落しました。
国の情報隠蔽がもたらすもの––フランス革命からの学び
簿記の歴史物語 第26回
ジャック・ネッケルという人物がいます。スイス人の銀行家であり、フランス国王ルイ16世に財務長官として雇われた男です。ネッケルは庶民階級の生まれでしたが、穀物の投機で莫大な利益を上げたことで上流階級の仲間入りを果たしました。また、彼の妻が主宰していたサロンは大変な人気で、人脈にも恵まれていました。ルイ16世が即位したのは1774年。世界史に詳しい方なら、この年代を聞いただけでピンと来るでしょう。北米大陸のフランス領植民地とイギリス領植民地とが衝突したフレンチ‐インディアン戦争から10年ほどしか経っておらず、さらに1775年からはアメリカ独立戦争が始まりました。のちにアメリカ合衆国となる植民地側として、フランスも独立戦争に参戦しています。度重なる戦争により、フランスの財政状態は急激に悪化していました。そこで、会計・金融の知識に優れ、人脈豊かなネッケルに白羽の矢が立ったのです。
扶養内で働く!配偶者控除と注意したいポイント3つ
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。受験を控えた子供を2人抱えています。主人はボーナスなしの月収30万円。妻の私は月収9.5万円のパートです。今年から扶養範囲が広まったので120万円の限度額ギリギリまで働く予定です。今後、持ち家の修繕費や電化製品の買い替え費、老後資金などを貯めていきたいのですが、主人の会社が不安定でボーナスもなく、退職金はないとのことで、この先どうなってしまうのか不安です。私も今のパートのまま120万円の扶養限度額内で働くほうがよいのか、正社員で働くほうがよいのか悩んでいます。そのあたりを教えていただきたいです。どうぞよろしくお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、50代、既婚、子供2人・職業:パート・アルバイト・居住形態:持ち家(戸建て)・手取りの世帯月収:39万円・毎月の支出目安:34万円
外国証券への投資を始める前に知っておくべき注意点
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。新しく外国投資を始めようと考えています。そこで気になったのは、外国投資を円建てで買うか、現地通貨建てで買うかです。証券会社の中には円建てで株を買える会社もありますし、いちいち為替を気にせずに買えるので便利です。たとえば昨今のドルに対する円高ニュースを知ると、ドル建てで買った方が得なのではと考えています。外国投資を始めたばかりの人は、「円建て」と「現地通貨建て」のどちらがよいのでしょうか?〈相談者プロフィール〉・男性、25歳、未婚・職業:会社員・居住形態:賃貸・住んでいる地域:東京都・手取りの世帯月収:25万円・毎月の支出目安:20万円
住宅ローン残高3,450万、返済中でも自宅を賃貸に出せる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。2021年に住宅ローンの半分、変動金利分を完済したいと考えています。その後、自宅を賃貸に出して、近くの賃貸マンションに住もうと考えています。そうすると、今の家の返済は半分になるので、住宅ローンの負担が少なくなり、空室の時でも収支が辛くないと思っています。しかし、繰上げ返済をすると手元の現金が減るため、子供の教育費や、もしもの時が心配です。どのような基準で早期返済したらいいのか、アドバイスをいただけると嬉しいです。私の現状の考えでは、給与収入で貯蓄できる現金は手元に置き、その他の収入をすべて繰上げ返済に充てようと考えています。このような考え方で、よろしいでしょうか。たとえば手元の現金が400万円に到達したら、それ以上はすべて繰上げ返済にあててしまう方が良い、などのアドバイスをいただければ幸いです。〈相談者プロフィール〉・男性、40代前半、既婚、妻(専業主婦)、子供2人(小1・3歳) ※子供は2人とも、中学か
“収入が安定しない…”自営業のための手堅い資産運用法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。自営業のため年収がなかなか安定しないので、現預金のみの今の状況から少しずつ投資信託などの資産運用をしたいと考えています。現在は毎月の支出のほかに、銀行の積立貯金を月10万円、小規模企業共済に月7万円、年額12万円の個人年金、年額1万円の掛け捨て保険に加入しています。 総資産は1,000万円程度です。近い将来に子供や住宅購入も考えているので、すぐに引き出せないiDeCoや倒産防止共済などにはなかなか積極的になれません。今年からつみたてNISAを始めようと口座開設しましたが、そのほかにもおすすめの運用方法や、節税対策などがあれば教えていただきたいです〈相談者プロフィール〉・男性、23歳、既婚、子供なし・職業:自営業・居住形態:賃貸・同居家族:妻(専業主婦)・住んでいる地域:埼玉県・手取りの世帯月収:90万円強・毎月の支出目安:45万円程度
確定申告後で驚かないために!予想外に高い副業の税金
追加支払いで困った…にならないように
副業などで利益が出ると、後から驚くほど多くの税金支払いが待っていることがあります。自営業者であれば事業から得た収入がすべてですが、副業をしている方は安定した給与収入にプラスして副業収入があるため、給与収入から天引きされている税金だけではおさまらず、追加で副業の利益に対して税金がかかるのです。確定申告後の税金支払いで困ることのないように、どのような税金がかかるのか見ていきましょう。
生命保険5つ年間50万 どれも必要な気がして削れない…
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。生命保険についてアドバイスをお願いします。現在、積み立て保険に年50万円ほど支払っています。内訳は主人の終身保険に14万円、医療保険に3.7万円、私の変額個人年金12万円、ガン保険2.7万円、子供2人の学資用として変額個人年金24万円です。医療保険とガン保険は掛け捨てです。これは多すぎるのでしょうか。一度見直しをしたものの、どれも必要な気がして削れません。実は現在、会社が家賃を8割負担してくれているため、毎月2.5万円しか払っていませんが、主人の年齢も考え、そろそろ持ち家を考えています。保険料を削って、貯蓄に回した方が良いでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、39歳、既婚、子供2人・職業:パート・アルバイト・居住形態:賃貸・住んでいる地域:神奈川県・手取り世帯月収:38万円(夫は手取り月収約30万円。額面で年収約650万円)・毎月の支出目安:28万円
税金を制する者はお得を制す? マンガに学ぶ節税テク
担当編集者が語る書籍シリーズ
日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。今回は、さんきゅう倉田著『元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話』をご紹介します。
株式?債券?不動産? 税制上メリットのある金融商品
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。現在50代前半で人材提供などを行う会社で、従業員10名程度のみなし役員をしています。年収は現状2000万円近くあり、預金が8000万円ほど、マンションのローンは終了しています。今まで資産運用をしておらず、不動産や株なども持っていません。個人型確定拠出年金は毎月限度額(と理解しています)の68,000円を支払っています。今後のことを考え、課税所得を減らす(節税)ため、税制上のメリットがある商品を運用したいのですが、おすすめの商品はありますか? 小規模企業共済は、みなし役員(出資はしていますが、役員として登記をしていない)ですので資格から外れるのではないかと思います。アドバイスいただけますようお願いいたします。(50代前半 男性 既婚・子供なし)
確定申告が期間内に合わない!? 期限後申告にかかる費用
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。いよいよ今年も確定申告シーズンを迎えてしまうのですが、今年は雑所得が20万円以上あり、少ない時間の合間に作業をしています。まだ還付になるのか、追加納税になるのかもわからない状態ですが、間に合わない気がしてきました。確定申告期限の3月15日に間に合わないとどうなるのでしょうか。その場合、もう申告はできないのでしょうか。それとも罰金等のペナルティがあるのでしょうか。当日のタイミングであれば、税務署に出しに行けばよいのですか?(40代前半、男性、既婚、子ども1人)
これならわかる!源泉徴収票のキホンの見方
意外と知らない年末調整の内訳
1月の給料明細といっしょに源泉徴収票をもらった方は多いでしょう。しかし、何だか難しい税金の言葉と数字が並んでいてよくわからないし、もらったまま……という人も多いのではないでしょうか?最悪、捨ててしまうなんてことも……今回は、「源泉徴収票の見方」を丁寧に解説していきたいと思います。
副業の稼ぎ会社に知られない?確定申告で気をつけたいこと
個人事業主の場合、法人の場合
2017年は仮想通貨で盛り上がりましたが、副業ブームも続いています。副業を容認する会社も増えてきましたが、自分が副業でどれくらい稼いでいるのか、会社や上司には知られたくないと考える方も少なくないのではないでしょうか。今回は、副業収入がいくらあるのかを勤務先に知られないために、確定申告のときに気をつけなければならないことについて、お伝えしたいと思います。
確定申告に合わせて考えたい“国民年金基金”という選択
今年から始める将来の自分年金づくり
毎年、この時期になると街角で見かけるのが「確定申告はお早めに!」というポスター。確定申告書の提出期間は2月16日から3月15日までとなっていますが、毎年ついつい後回しにしてしまい、気づけば提出期限ギリギリに……という人も少なくないのではないでしょうか。還付申告で所得税が戻ってくる人は別にして、自営業やフリーランスの人にとって「面倒」「できれば避けたい」というイメージが強い確定申告。でも実は、ちょっとした知識と行動力を身につけるだけで、大きな節税につなげることも可能なのです。それだけではありません。やり方次第では、節税をしながら、将来のための備えを加速化することもできます。確定申告は、自分次第で「面倒なもの」から「楽しみなもの」へと変えることができるのです。
意外と知らない「給与明細」の正しい見方
天引きされる支出もしっかり把握を
給与明細は「口座に振り込まれる金額だけを見たら、あとは興味がないから捨てている」という人が意外と多いという現実……。でも給与明細には現状がわかる大切な情報がぎっしりと詰まっています。大切な内容がわからなければ、残業して働いたのにその分の手当がもらえていない場合や、確認しておかなかったばっかりに、本来もらえるはずの年金額が減ってしまう可能性だってあるのです。改めて給与明細に書かれている言葉の意味を説明し、皆さんが自分で正しい見方ができるように詳しく解説します。ぜひ自身の明細を見ながら、ひとつひとつ確認してみてくださいね。
税金の“二重取り”にご注意 海外証券口座の活用メソッド
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。昨年、アメリカから帰国しましたが、バンガードの口座を非居住に切替えて残しています。日本でバンガードの投資信託を間接的に購入したり、ETFをアメリカ株式取引で購入したりするよりも手数料が安く有効だと思っているのですがいかがでしょうか? 税務申告周りが煩雑になるかと思いますが、来年以降はアメリカでの確定申告は不要で5%が源泉徴収されるのみと理解しています。その上で日本での確定申告はどのようになりますか? 日本の税率との差額15%分を申告納税すればよいのでしょうか? また日本の特定証券口座と損益通算は可能ですか? アメリカの証券口座の効果的な活用法をお教えいただけると幸いです。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
不動産投資の確定申告 煩わしい作業を効率的にするには?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。3年ほど前から会社員の傍ら、不動産投資をしています。毎年なんとか順調に利益が出て、納税も行ってきました。そろそろ“魔の確定申告”の時期が近づきつつあります。不慣れなため、いつも作業に相当な時間を取られてしまいます。確定申告を最短で効率的にこなすスキル等ありましたら、教えていただきたく思っています。(40代前半 既婚・子供2人 男性)
「税金が高い…」と嘆く前に知りたい会社員の“節税術”
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。会社員ですが、少し副業をしています。税金対策として確定申告を検討していますが、どのように行ったらよいでしょうか? ほか税金対策によいものはありますか?(30代前半 独身 女性)