“消えないお金”で節税できる「裏ワザ共済」活用術
メリットを享受するには注意も必要
早いもので、今年も残すところあと3ヵ月を切りました。起業されている方や副業をされている方は、今年の収支や税金が気になってくる時期ではないでしょうか。節税のために経費をたくさん使いたいという話もよく聞きますが、経費を使えばその分、お金も減ります。税金は安くなるかもしれませんが、不要な出費で手元資金が心許なくなっては元も子もありません。そこで、今回は“消えないお金”で節税する方法をご紹介します。
新入社員は「財形貯蓄」をやりなさい 後悔しない貯金術
先取り貯蓄を簡単&お得に実践
以前区役所で働いていたときは、毎月の給料は安定して、さらに夏と冬にボーナスがしっかりと出ていました。そんな環境にいる時に、しっかりとお金を貯めておけばよかった……。公務員を辞めた時に残っていたのは、わずかな金額の貯金のみ。もしもタイムマシンで過去に戻れたら、公務員になったばかりの頃の自分にこう言ってやりたい。「財形貯蓄をやりなさい!」と。意外と知らない「財形貯蓄」。今年入社したばかりの人や、この制度を知らない社会人の皆さんにとって知っておくべき制度なのです。
“不服でも払うべき”給付だけじゃない、年金のメリット
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。自営業者です。年金の支給開始を個人の選択で75歳まで遅らせる検討をしているというニュースを見ました。年金をどう考えるべきか、ご意見をお聞かせいただけないでしょうか。単純に、自営業者の損得についてだけでも構いません。個人的には、自己責任のもと年金を払わずに個人で運用する方法でもよいのではと考えたくなってしまうのですが。(30代前半 独身 男性)
所得税の給与天引きは憲法違反? 納税制度のカラクリ
毎月給料から引かれている所得税の仕組
会社員のみなさんは毎月、給与明細を見ていますか?当たり前のように所得税が引かれているはずです。「そういうもの」と思ってやり過ごすこともできますが、少し立ち止まって考えてみてください。確かに「納税は義務」ですが、給料から天引きで納めなければいけない理由はどこにあるのでしょうか。青山学院大学法学部教授で、弁護士として法律をわかりやすく解説する本を多数執筆されている木山泰嗣先生の『教養としての「税法」入門』に、その答えが書かれていました。ここではそのポイントを説明していきましょう。
確定申告する必要がなくても“申告したほうが得”な人
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。現在、不動産投資と投資信託の分配金を主な収入としています。次回の確定申告の際、投資信託からの収入に関しては、毎回所得税および住民税の支払いを行っているので、申告の必要はないと聞きましたがいかがでしょうか?(50代前半 既婚・子供2人 男性)
年間1万2,000円以上で対象 セルフメディケーション税制
医療費控除との併用不可に注意
2017年1月から始まった、セルフメディケーション税制。なんだか難しい響きですが、医療費控除の特例として、薬局で買った薬でも税金が還付される税制優遇措置になります。よく使っている医薬品やこれから買う医薬品は、意外に対象の医薬品に該当しているかもしれませんよ。
最大年間40万円 「住宅ローン控除」はフル活用すべし
借りる前にこれだけは知っておきたい
住宅ローンを組む際によく耳にする言葉、住宅ローン控除。「税金が戻ってくる」ことは知っていても、制度自体を詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。住宅ローンを申し込む前に、フルに控除額が利用できるよう、内容を理解しておくことが大切です。
東京五輪の前に景気後退の可能性も……株は今が売り時?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。株式投資を複数の証券会社でやっておりますが、ずっと特定口座を利用しており、確定申告をしておりませんでした。昨年ある株を売却したところ、特定口座年間取引報告書では10万円程度の損が発生しております。ほかの証券会社は源泉徴収で税金を支払っており、確定申告をすれば税金が戻ってくると聞きました。また、今年はご存知の通り株価が急騰していますので、いくつか売却して利益確定させたほうがよいかと考えています。そこで、ご質問です。 (1)そもそも今年の株価動向を考えると、まだ持ち続けるべきなのでしょうか? 正直言ってこのまま株価が上がり続けるとは思えませんが、迷っています。(2)複数の証券会社の損益通算を行うために確定申告する際、取引のあるすべての証券会社を申告しないといけないのでしょうか? それとも損した分を取り戻せるだけ申告すれば問題ないのでしょうか?(50代前半 既婚・子供1人 男性)
「ひとり親家庭」が知らないと損する税金の減免制度
優遇される寡婦・寡夫控除とは?
ひとり親家庭が税金面で優遇される「寡婦控除」という制度をご存じでしょうか?「離婚してから長年知らずにいて、損してしまった」「税金のことって難しくてよくわからない」「未婚のひとり親家庭はどうなるの?」「寡婦ってそもそも私に関係あるの?」といった相談が私のもとにはよく寄せられます。簡単にお伝えすると、寡婦控除とは「支払う税金を少なくしますよ」という優遇制度です。しかも、税金だけでなく、生活費にも影響してくる「寡婦控除」。今回はメリットも含めてわかりやすくご紹介します。
寄付する人は“得”をする!? 控除を学んで賢く社会貢献
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。今年から、あるNPO団体の活動支援として、少しずつ寄付を行っていこうと思っています。そこで「寄付金控除」について質問です。いろいろサイトを見てはいるのですが、寄付金控除の計算がいまいちよくわかりません。また、制度についても、あまり理解ができていない状態です。自分の収入の一部を寄付することに問題はないのですが、もしなんらかの方法を駆使して税金が安くなるのであれば、浮いたお金をまた寄付金にできると考えています。私の年収は手取りで220万円から230万円程度です。田舎に住んでいますので、ひとまずこの金額でも生活していけます。「控除」の意味もわかっているようで、きちんと理解できていない自分が不甲斐なく、税金の勉強もこれからしていきたいと思っています。寄付金控除の考え方と注意点、また税金の勉強におすすめの本があったら教えてください。(40代前半 独身 女性)
申請忘れた「住宅ローン控除」損したお金は取り戻せる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。不動産取得税の控除に関する質問です。10年前に新築でマンションを購入しましたが、住民票が移動できなかったため自宅の不動産として控除を受けてきませんでした。昨年5月に住民票を移動したため、今回の確定申告から何年間分の控除は可能でしょうか?(50代前半 既婚・子供1人 男性)
「税金が払えない…」独立後、慌てないための基礎知識
住民税は1年遅れでやってくる
会社を辞めてフリーランスとして働く、副業が軌道に乗ってきたので独立する、起業してやりたい仕事がある……そんな方々に知っておいていただきたいのが退職後に発生する税金のことです。「こんなに税金がかかるの!?」と驚かれる方も多く、ぜひこの機会に税金について学び、退職後の資金繰り計画に生かしていただきたいと思います。
海外への直接投資でも、日本の税務当局に利益はバレる
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。3年ほど前に投資助言会社の紹介で海外のヘッジファンドに投資し、今年現金化しました。助言料はもちろん支払っています。結局ヘッジファンドの成績はマイナスでした。しかし、為替差益でトータルではプラスでした。取引のプロセスは以下になります。1.銀行から海外送金(円高)2.ファンド購入3.ファンド清算(成績マイナス)4.ファンドから外貨預金への送金5.外貨預金から円預金に(円安)利益が確定したのは5のタイミングになるのですが、この場合、確定申告するためにはどの書類をそえて、どの税率で申告するのが正しいのでしょうか?(30代前半 既婚・子供なし 男性)
中古マンション、リフォームするなら全部まとめてが正解
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。昨年2人目が生まれ、中古分譲で買った2LDKのマンションが狭くなってきました。しかし、住み替えする資金もないため、リフォームして今後も住み続けようと思っています。築20年であちこち古くなり収納も少ないため、思い切って全部をまとめてリフォームすべきか、あるいは今一番不便を感じているキッチン・リビングから……というように何回かに分けてすべきか迷っています。また、リフォームに関わる減税などの制度についても教えてください。(40代前半 既婚・子供2人 女性)
確定申告が必要になる副業売上のボーダーラインはどこ?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。現在、会社に勤めながら副業をしています。趣味で撮影した山の風景写真などをネットのダウンロードサイト経由で販売しており、収入が月2万円程あります。“年収が20万円を超える場合は確定申告が必要”という文言を見たのですが、私もそれに該当するのでしょうか?(20代後半 既婚 男性)
“一度払って取り戻す”確定申告、そもそもなぜ必要?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。変な疑問なんですが、確定申告ってなぜやるんでしょうか? 必死に領収書を集めて、3月になったら日本中が慌てて準備して、こんな制度がなかったらいいのにと思うのですが、どうなのでしょうか? 一度払って、確定申告で取り戻すという作業は必要なのでしょうか? 海外でもやっているのでしょうか?(30代前半 既婚・子供なし 男性)
投資の誤解「とにかく分散=低リスク」ではありません
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。資産運用のために、現在、銀行や証券会社にて10以上の口座を保有しています。そして、株式や投信、債券を50個くらい数細かく持っています。これは多すぎでしょうか?(40代後半 独身 男性)
「生計をひとつ」にして医療費控除の節税効果を最大限に
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。インターネットなどで調べたのですが、よくわからないので教えていただきたいです。私は契約社員で年収200万円ほどです。旦那の扶養には入っていません。今年の医療費は私が約13万円、旦那が約8万円でした。家族分の医療費が10万円以上かかった場合、それ以上の金額が控除の対象になる……と書いてあったのですが、扶養家族に入っていない場合は、旦那と私の医療費を合算して21万円とすることはできないのでしょうか?(20代後半 既婚・子供なし 女性)