はじめに

先日のこと、本連載の編集担当の方と話をしているときに「節約アドバイザーの方でもお金をかけるところ、節約しないところってあるんですか?」と聞かれました。確かに筆者の中でも「これは多少の支出があっても、買う価値はある」と考えるカテゴリーがあります。

そこで今回は、自分語りになってしまいますが、筆者がお金をかけているものについてご紹介します。支出というのは、その人のライフスタイルや価値観で大きく変わってきますので、あくまでも筆者の例として参考になさってください。


栄養バランスが良い食事を毎日取るために「電気調理鍋・冷凍庫」

暮らしていく中でいちばんといっていいほど筆者が気にかけているのは、食事の栄養バランスです。そのために数種類の副菜や常備菜などでバランスを取る必要があります。朝ご飯、家族の弁当や筆者の在宅時の昼食、そして晩ごはん。1日3食分なのでそれなりに種類は必要です。

また筆者は仕事柄、地方のテレビ局での収録や講演のため、泊まりがけで家をあけることも多い状況があります。それ以外のときも正直なところ仕事量は多いほうだと思っています。そのような中で、栄養バランスが整った食事を出すのに活用しているのが電気調理鍋、冷凍庫です。

一度に大量に作ったおかずは冷凍庫で1カ月は保存できます。市販の冷凍野菜も活躍してくれるので、冷凍食材保存のために冷蔵庫とは別に冷凍庫を購入しました。

電気調理鍋は1つ目を買う時点でかなり迷いましたが、シャープのホットクック(画像右)を私よりはるかに多忙であろうお世話になっている方が上手に使いこなしているのを見て、購入を決意しました。

実際に使ってみると、食材をセットするだけで原稿仕事をしている間におかずが出来上がっていることに感動。かなり使う頻度も増えました。数年使っていましたが、物足りなかったのは圧力機能がないことです。そこでPanasonicのオートクッカービストロが発売になり追加しました。現在2台をフル活用しています。

ただし、節約していないといっても購入したときは、自治体のキャッシュレスキャンペーンで20%還元される時期にANAマイルが貯まるクレジットカードで決済したり、楽天市場のお買い物マラソン(後述)を利用して買い物をしています。

洗剤ディスペンサーとスポンジラック

あらゆるところにある家事のプチストレスですが、その中でも頻度が高いもの、衛生的に保つことに時間がかかるものに関しては、多少の出費をしても改善するようにしています。

食器洗い用洗剤とハンドソープに関して、以前は上からプッシュすると出てくるタイプにしていましたが、プッシュする部分のお皿に洗剤が溜まりそれを綺麗にすることに手間がかかっていました。そこで導入したのがオートディスペンサー。家電・雑貨ブランド、プラスマイナスゼロのオートディスペンサー泡タイプと液体タイプです。最近は種類も増えていますが、これを購入した2年ほど前はまだあまり種類がなく、他社のオートディスペンサーの口コミを見ると「すぐに出なくなった」などの声があったので、多少高くてもプラスマイナスゼロのものを購入しました。

またスポンジ置きに関しては、以前はシンクの内側に掛けられているものだったのですが、それを外して掃除するのが面倒でした。放置するとカビが発生することにもなるので、これを改善したいと思っていたのです。半年ほど前だったと思いますが、山崎実業のTowerシリーズで「水が流れるスポンジ&ボトルホルダー」が発売されたので導入。シンクまわりの掃除が本当にラクになりました。

オートディスペンサーもスポンジラックも、楽天市場のキャンペーン時期に購入しています。

趣味の映画は「配信サービス」の期間を分けて契約

筆者の趣味の一つである映画鑑賞は、配信サービスを多用しています。現在は複数の配信サービスがあり、それぞれで配信されている映画やドラマが違うので全部入りたいところですが、そうなると毎月のコストは高くなってしまいます。

メインで利用しているものは通年契約していますが、それ以外のものは半年から1年弱の期間で入れ替えて契約しています。

在宅時だけでなく、移動時にはスマホに映画を数本ダウンロードして鑑賞。また英会話の勉強に音声を英語、字幕も英語にして、徹底的に利用している状況です。

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