はじめに

自転車保険を選ぶときに押さえたい “4つの確認ポイント”

「自転車保険に入っているから大丈夫」と思っていても、いざというときに必要な補償が受けられないケースもあります。

火災保険や自動車保険の特約、クレジットカード付帯の保険では、補償内容が限定されていることもあります。下記のポイントを確認しながら、自転車保険を選びましょう。

①対人賠償の補償金額は十分か
高額な賠償リスクに備えるには、1億円以上の補償が安心です。

②家族全員が対象になっているか
家族の中で誰か1人しか補償されていないケースも。自転車を使う人が複数いれば、全員が対象になっているかを確認しましょう。

③示談交渉サービスが含まれているか
保険会社の専門担当者が、相手とのやり取りを代行してくれるため、安心感が高まります。

④通勤中の事故など、“労災ではカバーされないケース”も想定しておく
たとえ通勤中であっても、事故の状況や働き方によっては労災の対象外となることもあります。自分自身のケガへの備えが必要か検討しましょう。

自転車保険の入り方と、申し込み前に確認しておきたいこと

「必要かも」と思ったときに、すぐ申し込める自転車保険も多くあります。スマホで完結できるネット申し込みタイプや、コンビニなどで手続きできるものもあります。

クレジットカード会社や携帯キャリアが提供している保険、TSマーク(自転車点検時に貼られるシール)に付帯する保険など、選択肢はさまざまです。保険料の目安は、個人型で月額数百円〜、家族型でも月額1,000円未満のものが主流です。

ただし、申し込む前に確認しておきたい2つのポイントがあります。

1つ目は、自動車保険・火災保険・傷害保険等の特約、クレジットカードの付帯保険、会社等の団体保険、PTAなど学校で加入募集をしている団体保険などですでに加入していないかどうかです。

「保険証券」や「契約内容一覧」、保険会社のマイページで、補償の項目(個人賠償責任、示談交渉サービス、自転車事故対応など)を確認できます。また、カード会社の場合、会員サイトの「付帯保険」欄などから確認できます。内容が不明な場合は、保険会社やカード会社に問い合わせてみてください。

2つ目は、今の補償内容に不足がないかどうかです。不足を感じた場合は、前章の「4つの確認ポイント」も参考にしつつ、自転車保険を検討していただけたらと思います。

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