はじめに

打ち水は日中やってはいけない

昔ながらの涼しくなる方法として“打ち水”があります。しかし、SNSなどでたまに見かけるのが日中の炎天下に打ち水をしている方です。厚生労働省「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」には、「昼間の炎天下で水をまくと 逆に蒸し暑くなってしまう」と記載があります。打ち水をするのであれば、夕方以降の日が陰ってからの時間帯にしましょう。

庭など土があるご家庭だけでなく、マンションのベランダなどでも効果はあります。さらに効果を上げたい場合は、ホームセンターなどで売られている保水マットを敷くと保水力が高まります。お風呂の残り湯があれば、節水になるので打ち水に積極的に活用しましょう。

「アイススラリー」の活用

近年注目されている「アイススラリー」とは、細かく砕かれた氷と液体が混ぜあわせたシャーベットタイプのものです。スポーツドリンクなどでパウチに入ったものがコンビニエンスストアなどでも売られているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

冷たい水分よりも体を冷やす効果がある理由として、細かい氷が溶けるときに「融解熱」として熱を吸収してくれるので、深部体温が下がるといわれています。

アイススラリーは自宅で作ることも可能です。ミキサーなどがあれば、凍らせたスポーツドリンクなどと冷やしただけのスポーツドリンクを3対2程度の割合で入れて、氷が小さくなるまでかけます。ミキサーがない場合は、スポーツドリンクを冷凍対応のチャック付き食品保存袋に入れて冷凍室へ入れ、完全に凍る直前で取り出し、手で細かく揉めば完成です。

体を冷やしすぎない程度に、アイススラリーを自宅でも活用するとよいでしょう。

今回は簡単にできるのに、意外と忘れられがちな暑さ対策をご紹介しました。まだまだ続く猛暑。ぜひお試しください。

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