はじめに
今の家賃と同額で借りられる金額は2,626万円!?
相談者様の家賃は現在、8.7万円です。フラット35を年利2.0%で35年ローンを組む場合、今の家賃と同額で借りられる金額は2,626万円という結果になりました。
たとえば預貯金から1,000万円を頭金として加えたとしても、購入できる物件は3,626万円(諸費用別、以下同じ)です。現状では新築住宅を購入することは難しいでしょう。
ただ、相談者様は毎月投資に8万円充当しているので、ここから5万円を住宅ローンに回せば月額13.7万円を返済に充てることができます。この場合の借入可能金額は、4,135万円です。1,000万円を頭金に加えれば5,135万円ですので、新築住宅の購入の実現性があがってきますよね。
現在の投資総額は5,500万円とのこと。現在の残高がいくらになっているのかは分かりませんが、現在の家賃と同額の毎月の返済額を8.7万円に投資から3,000万円を加えることができれば、住宅ローン2,626万円+頭金4,000万円(預貯金1,000万円+投資額3,000万円)となり6,626万円の物件が購入できる計算となります。
奥さまが専業主婦となっている今、投資を切り崩すのは勇気が必要かと思います。どのようにすれば良いのか、夫婦でじっくりと話し合う必要があるでしょう。
子どもや妻のライフプランも視野に入れて検討する
また、マイホームを購入する場合、資金計画に目が行きがちなのですが、その後の生活やライフプランについても考えてから、物件を決めることが大切です。
頂いたデータを拝見すると、毎月の支出に無駄はないものの、その他項目の9万円が気になります。具体的な使途がわかっているなら良いのですが、わからない場合は改善することが必要です。
相談者様の家族構成はご本人36歳、奥様30歳、お子様0歳です。お二人ともまだお若いため、第2子を授かることも十分に考えられます。受験のタイミングや、私立の学校も視野にいれるのか等も夫婦で希望をすり合わせておくことが必要です。
また、子育てがひと段落した段階で奥様が働くかどうかも検討しておくと良いでしょう。
奥様が働いた場合、収入が増えることはもちろんですが、子供が2人以上いるときには契約者を相談者様と奥様というように、学資保険を分散して加入することもできるため、貯め方、運用の仕方にバリエーションが生まれますので考えておいてくださいね。