はじめに

2025年は、証券口座の乗っ取りや不正取引が大きな社会問題となりました。金融庁の発表によると、2025年1月から12月までの1年間で9,752件、約7,393億円もの不正取引が確認されています(※)。

犯人は実在する証券会社を装ったメールなどで偽サイトに誘導し、投資家のIDやパスワードを盗み出します。主な手口は、犯人が不正アクセスによって被害者の保有株を勝手に売却し、その資金で国内外の小型株などを買い付けるというものです。こうした巧妙な手法によって、多くの方が被害に遭いました。


安全にログイン認証できる「パスキー」がおすすめ

安心して資産運用に取り組むうえで、おすすめしたいのが「パスキー」による認証です。

パスキーとは、パスワードを「覚える・入力する」手間をなくし、生体情報や所持情報を使って、スムーズかつ安全にセキュリティの強度を高める認証方式です。パスキーによる認証には、大きく二つのメリットがあります。

パスキーの特長

画像:ウェルスナビ提供

メリット①安全性が高い

パスワードを用いた従来の認証では、IDやパスワードが盗まれると、不正ログインされてしまうリスクがありました。一方のパスキーは、正規のWebサイトやアプリでのみ認証が行われ、パスワードを入力する必要もないため、偽サイトへ誘導するフィッシング詐欺に強いのが特長です。

メリット②利便性が高い

パスワードを用いた認証で多要素認証を実現するには、「パスワード+SMSで受け取るコード」や「パスワード+認証アプリ」のように、追加の認証操作が必要でした。

パスキーであれば、一度の操作で多要素認証を実現できます。顔認証や指紋認証、またはPINコードなど、スマホやPCの画面ロックを解除する方法を用いることで、「生体情報(自分自身であること)」と「デバイス(スマートフォンなどの所持)」という2つの要素を同時に満たせるからです。覚えたり、メモをしたりする必要もありません。

こうしたメリットがあるので、利用している金融サービスにパスキーが導入されていれば、できるだけ早く切り替えることをおすすめします。

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