はじめに
小5~小6:教育費が一気に動き出す
小5は教育費の「使い時」に入り始める学年です。塾通いが本格化し、夏期講習や特別講座など、まとまった出費が増えてきます。中学受験をする家庭では、塾・模試・家庭学習時間が急増し、送迎や付き添いなど親の負担も重くなります。
「こんなにかかるとは思っていなかった」
「もう少し早く知っていれば…」
という声を聞くことは少なくありません。実は、金額そのものだけでなく、“想定していなかったこと” が家計に与えるダメージのほうが大きくなりがちです。
小6では、中学受験をする家庭は塾代の負担がピークを迎え、受験料や入学準備費用もかかります。受験をしない家庭でも、卒業に伴うイベント費用や、制服・教材などの中学準備費用が短期間に重なります。
中学入学にかかる費用が想定以上で驚かれる方は多いですが、事前にわかっていれば慌てて“どこからお金を持ってくるか”を悩む事態は防げます。この時期は、「いくら貯めるか」よりも、想定内の支出として受け止められるかが大切です。
公立:約10万円~30万円程度
私立:約30万円~100万円以上
教育費の“もう一つの使い時”
もう一つ大切にしたい視点が、「体験にお金と時間を使える時期」です。子どもの興味や行動範囲が広がる時期に経験する家族旅行や自然体験、さまざまな文化に触れる機会は、子どもの価値観や視野を広げる大切な学びになります。
子どもが小学生のうちはまだ家族で予定を合わせやすく、お金と時間を“家族の経験”に使いやすいタイミングです。中学受験をする家庭では、受験勉強が本格化するまでの限られた期間を意識する必要もあります。この時期だからこそできる経験に、お金と時間を使うことも、立派な教育への投資です。
教育費は“貯める”と“使う”を両立していく
教育費の主な貯め時は、乳幼児期から小学校低学年ですが、ずっと貯め続けるだけではありません。使う時が来たら計画通りに使い、その先に必要な教育費のためにまた貯めていく、両立する視点が欠かせません。
大切なのは、教育費を「目先の金額」だけで捉えるのではなく、「いつ・何に・どれくらい使う可能性があるのか」をあらかじめ知っておくことです。そうすると、教育費は“不安な出費”から“想定内の支出”へと変わります。
各学年で起こりやすい変化を知り、貯め時と使い時を整理しておけば、必要なタイミングで、必要な判断ができるようになります。それが、家族の暮らしや働き方を守りながら、無理なく教育費と付き合っていくための第一歩です。
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