はじめに
「貯蓄」口座は、自動入金するサービスと金利重視
貯蓄を成功させるコツは、先取り貯蓄。お給料を使って、その余りを貯蓄にまわそうと思ってもなかなかうまくいきません。お金はあればあるだけ使ってしまいがち。お給料が振り込まれたら、すぐに貯蓄分を別口座に振り分けましょう。その時に使いたいのが、貯蓄用口座です。
ネット銀行の中には、他行の指定口座から手数料無料で自動入金するサービスを用意しているところがあります。毎月決まった日に、指定の金額を自動入金できるので、忙しくて忘れてしまうことも防げます。そして、キャッシュカードは持ち歩かないようにしましょう。貯めるための口座なので、手持ちがないからといって出金することが多くなれば、貯蓄はできないままになってしまいます。
そして貯蓄用であれば、金利も忘れずにチェックしましょう。資金を使うまでの期間があるなら定期預金、とりあえず貯めていくなら普通預金を選びます。
定額自動入金サービスのあるネット銀行
■イオン銀行
ミニストップのイオン銀行ATMは無料で使えますが、セブンイレブンは使えず、ローソンとファミリーマートが有料です。これら生活費用の口座にはデメリットとなることも、貯蓄用口座であればかえって使わないように歯止めがかかりメリットになります。
キャッシュカード、クレジットカード、電子マネー(WAON)の3つの機能をもった「イオンカードセレクト」を作ると、金利の優遇やWAONポイントがお得に貯まるなどの特典があります。生活圏にイオンや提携店が多ければメリットは大きいでしょう。
<イオン銀行の金利>
種類 | 年数 | 金利 |
---|---|---|
普通預金金利 | 0.100% | |
定期預金金利 | 1年 | 0.050% |
3年 | 0.100% | |
5年 | 0.100% |
※普通預金金利は、イオンカードセレクトを持っている場合
※金利は年率、税引前(2018年2月)
■住信SBIネット銀行
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップが利用できますが、入金は何度でも無料、出金はランクに応じて月2~15回まで無料です。
住信SBIネット銀行の口座は、SBI証券の口座と連携することが可能。これからは貯蓄だけではなく投資も重要です。少額から始め、投資センスを磨いていきましょう。SBI証券の口座と連携させる、SBIハイブリット預金なら投資にも取り組みやすく、金利の優遇もあります。
<住信SBIネット銀行の金利>
種類 | 年数 | 金利 |
---|---|---|
普通預金金利 | 0.010% | |
定期預金金利 | 1年 | 0.200% |
3年 | 0.020% | |
5年 | 0.020% |
※普通預金金利は、SBIハイブリッド預金金利
※金利は年率、税引前(2018年2月)
利息だけ気にしてもダメ、手数料が大事
マイナス金利政策のもと、現在は超低金利。できるだけ有利な金利の銀行を選ぶことは大切ですが、もっと気を付けるべきなのが各種手数料。ネット銀行は店舗がなく、専用のATMは持たないところが大半なので、お金の出し入れにはコンビニのATMを利用します。ATM利用手数料と、自行や他行への振り込み手数料は必ずチェックしましょう。
また、Tポイントなどの各種ポイントが貯まる銀行もあります。ポイントはひとつに絞ると効率的に貯められるので、自分のライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
※2018年2月調べ 実際に選ぶ場合、自己責任でよろしくお願いします