はじめに

「GI値の低いお酒」で肥満予防

ご飯とともに、やめられないのがお酒。ビール腹という言葉もあるように、お酒によって太ってしまう人も多くいます。といっても、人と飲むお酒は楽しいし、仕事で飲む必要もあるでしょう。また適度な飲酒は食卓を豊かにしてくれますし、日中のストレスを解消してくれます。そこで太らないためのお酒の飲み方のコツを2つ紹介します。

1. 低GI値のお酒を選ぶこと

具体的には焼酎、ジン、ウォッカ、ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒です。

蒸留酒は発酵させたあとにアルコール成分だけを蒸留させて作るので、原理的に糖質を含みません。一方でビールや日本酒のような醸造酒は蒸留しないので、糖質の含有量が多く、GI値も高めです。最近はビールや日本酒にも糖質をカットしたタイプもでているので、ビールや日本酒が好きな方はそちらを試してください。

2. お酒の割り方で、結果はかわる

GI値が低い蒸留酒も果物などのジュースで割ると高GI値になり、カロリーも跳ね上がります。

たとえば、焼酎の水割りは約140キロカロリーですが、巨峰サワーにすると約200キロカロリーになってしまいます。同じようにウィスキーやウォッカ、ジンを飲むときは水割りか無糖のソーダ(炭酸水)割りにしてください。甘くて糖質が多いトニックウォーターやジンジャーエールなどでは割らないようにしましょう。


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記事提供/日本実業出版社

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