人手不足が深刻化する中で、24時間営業をやめる飲食店が増えています。しかし、その逆を行っているのが、ドラッグストア国内最大手のウエルシア薬局です。
もともと基本は午前0時閉店で、今も大半の店舗がそうなのですが、2015年4月に策定した中期計画で既存店の一部を24時間化することを表明。ウエルシアの店舗数は昨年11月末時点で1,534、シミズ薬局などグループの薬局も含めると1,662ありますが、このうち121店舗が24時間営業です。
24時間店舗は普通の店舗とどう違うのか。そして、時流に逆行して24時間化を進める理由とは何なのか。ウエルシアの戦略をひも解いてみましょう。