はじめに
医療保険を見直しておく
新卒の頃、外交員に勧められるままに保険に入ってしまい、そのままなんてことはないですか?
家族構成が変わっていたり、治療の進化に合わなかったり、使えない保険になっていないでしょうか。以前は病気をすると入院することが主流でしたが、現在は入院日数が短縮され通院での治療も増えています。特に乳がんや子宮がんなど女性のがんは30代後半からで罹患する人が増え始め、抗がん剤治療など外来や通院で行われることが多くなっています。治療費が高いのに、保険金が支払われないなんて悲劇もあるかもしれません。病気になってからでは見直しや加入が難しいので、できれば早めに確認をしておきましょう。
また、60歳で補償が減り保険料が倍になる保険に加入しているとわかって驚いたことも。更新のたびに保険料が上がる保険がある一方で、がんなど一定の病気になると、それ以降の保険料を支払わなくて済むタイプの保険もあります。保険を見直して保険料が減れば、その分貯金にまわせます。なかなか補償内容まで覚えられないので、一度しっかり確認して重要なところはチェックしておきたいですね。
株への投資でゆとりをつくる
せっかくの人生、ケチケチばかりでは楽しくありません。旅行や趣味を自由に楽しむには、積極的にお金を運用することも検討したいところです。株式投資は購入した時より価格が上昇した時に売却することで利益を得られるだけでなく、配当金や株主優待というおまけを楽しむことも期待できます。
株式投資を始める前にチェックするのは、使い勝手や手数料の安さなどサービス面です。40代は仕事や家事で忙しく、ゆっくり株価を見る暇がなくてあたりまえ。忙しいからと、株式投資を諦めている人もあるでしょう。最近では、スマホアプリやインターネットを通じて、24時間売買予約ができたり、まとまったお金がなくても1000円から売買ができたりする証券会社も見受けられます。
ゆとりある老後を送る手段の一つとして、まずは少額からでも始めてみてはどうでしょうか。
40歳で最も意識したいのは、定年後も働くということ。収入が年金だけでは心もとなさすぎます。人生100年時代を生き抜くためにも、40歳の今から準備を進めましょう。