はじめに

間に合うのは○年以内!

「②いつか納める」という選択肢を選んだあなたへ

「いつか納める」と思ったあなたの、「いつか」はいつですか?国民年金保険料の納付期限は、本来2年ですが、「学生納付特例制度」を申請し、後から納める、「追納」を利用する場合の納付期限は、10年です。つまり、「いつか」というのは、10年以内なのです。

「10年待ってくれるのなら、もっと給料が増えてから納めたらいいか」と、考えたあなた。ちょっと待って!実は、2年を過ぎると「加算金」という、1カ月あたり170円~630円の延滞利息のようなものが付きます。古いものほど加算金が高くなるので、納めるのなら、2年以内を目標に納めるようにしましょう。納める分は、ひと月単位で決めることができますよ。

「③今、納める」という選択肢を選んだあなたへ

「今、納める」を選んだあなたは、老後の年金を増やすことができるうえ、税金の節約もできるので、一石二鳥です。平成29年度と28年度の国民年金保険料2年分39万3000円を、一度に今年納めたとすると、2年間分で約4万円の老後の年金を、一生増やすことができます。

ざっくり考えると、約40万円を納めて、年間4万円の老後の年金が増えるわけですから、老後の年金を受け取る65歳から10年生きると、いわゆる、モトはとれる状況になるわけですね。「何年生きたらモトが取れるか」など、ソン・トクで語られることが多い年金ですが、長生きの安心をくれるのが年金です。老後の収入を増やすという視点から、今、納めるメリットを実行してくださいね。

そして、「今、納める」を選んだあなたには、老後の年金が増えること以外にも、嬉しいお知らせがあります。それが、「税金が安くなる」ことです。

国民年金保険料は、「社会保険料控除」という税金を計算する際の割引制度が使えるため、年収300万~400万円の新入社員の人なら、今年納める所得税と、来年納める住民税の合計で、6万円弱の税金が安くなります。後納制度を使った人は、今年の11月~12月の時期に勤務先を通じて行う、年間調整の時期に会社に申請すると、確定申告をする必要がないので、手間がかからず、自動的に税金を安くできますね。

このように、老後の安心が増えて、納めた年の税金まで安くなる、「学生納付特例」の追納制度は優れた制度です。学生の時は「よくわからないままに学生納付特例を使っていた」という状態だったと思いますが、制度をうまく使えるかどうかの結果は、将来の自分に跳ね返ってきます。学生納付特例の影響を知ったうえで、今後の行動を選択しましょう。

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