はじめに

1~3年の短期計画書を作ってみよう

毎年必要2年おき3年おき
1月
2月
3月車検 20万円
4月
5月車税 3万円
6月
7月
8月帰省 15万円海外旅行 30万円
9月
10月インフル注射 1万5000円
11月
12月クリスマス 1万
合計20万5千円20万30万
1か月あたり1万7083円8333円8333円
計算式合計÷12合計÷24か月合計÷36か月

まずは、使うのはいつなのかを時間軸で分けて計画をたてていきます。

横軸は期間、縦軸は月を表しています。横軸は直近3年ほどは1年ずつ、あとは何年後に何があるかをイメージして、自由に枠を増やしていきます。最初に、毎年1年を通して必ず出ていく予定のある支出と、それに対する金額を書き出します。車を所有していれば、5月は車税の納付があります。

また、子どもがいれば、冬になる前にインフルエンザの予防接種を受けることもあるでしょう。概算すると、小さい子どもは2回接種で3000円×2=6000円、2人子どもがいれば1万2000円、母親も受けると合計5本で1万5000円。普段ない出費が1万5000円もでると、その月の家計費はかなりピンチになりますよね。

実家が遠方であれば、帰省の費用も必要です。1年に1回かそれ以上なのか、または数年に1度しか帰らないのかで準備する費用も変わってきます。

その他、ライフスタイルや家族構成、住宅や車を所有しているのか否かなどによって、短期のお金の計画書の内訳はかなり異なります。今までの支出を振り返り、まずは、1〜3年を具体的にイメージして計画書を埋めていきます。もれてしまいがちな費用の例はこちらです。

・固定資産税
・子供の夏期講習などまとまった教育費
・年払いにしている保険料、NHK受信料
・恒例にしている家族旅行
・親や義父母への母の日・父の日プレゼント、クリスマスプレゼント
・車検費用

これらは流動性が大事なので、普通預金や定期預金などが向いています。

来年すぐ使う目的があるのに投資信託などリスク商品を置き場所とすると、使いたいタイミングでリーマンショックのような金融危機があった場合、元本割れで、支払いができなくなってしまいます。1~2年後にはすぐ使う予定のあるお金と、10年以上先に使う予定のお金では「置き場所」を変えた方がよいということです。

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