はじめに

長期計画書を作ろう

5年以上先の費用は長期計画として記入していきましょう。かなり先ではありますが、少しずつ準備しておかないと急には用意できない資金です。

7年後10年後18年後老後
1月
2月
3月冷蔵庫 10万円大学費用 400万円生活費 1500万円
4月
5月火災保険 10万円
6月ボイラー 30万円
7月
8月
9月洗濯機 10万円
10月
11月
12月
合計20万40万400万1500円
1か月あたり2381円3333円1万8519円3万1250円
計算式合計÷84か月合計÷120か月合計÷216か月合計÷480か月

・教育費
・老後の資金
・住宅のリフォーム
・親や自分の介護費用

10年以上の資金で学費であれば、ジュニアNISAや学資保険、老後資金であればiDeCo(個人型確定拠出年金)、NISA、つみたてNISAや個人年金などを「置き場所」にする方法もあります。

子どもが生まれたらすぐに大学入学をターゲットにした教育費を、一戸建てを購入したら屋根や壁のメンテナンスやリフォーム費用も計画にいれましょう。老後の資金は、若いうちはかなり先になってしまいますので、イメージしにくいかもしれません。

しかし、晩婚化により、30歳前後で結婚して出産し、子どものことが落ち着くのは20年少し後、となるとすでに50歳を超えていることになります。それから老後資金を準備しようとしても間に合いません。30代から教育資金を中心にしつつも、老後も視野にいれて計画をたてていきましょう。

1か月に割り戻すといくら?

それぞれ期間別計画を立てたら、金額を合計。そして1か月あたりに割り戻すと、短期で用意しておく資金のために、毎月いくら必要かを算出することができるのです。

仮に現在の年齢が30歳であれば、お金の計画書に基づくと、36歳までは毎月約5万8000円貯めておく必要があります。37歳〜39歳は約5万5000円、40歳〜47歳は約5万2000円、48歳以降は約3万4000円を毎月貯めておこうという具合です。

臨時費用のための通帳を作ったり、袋分けしたりして別保管し、該当する支出のタイミングに支払いをしていけばよいのです。


お金の計画書を作ると目的別にお金の仕分けができるので、コツコツ貯めているお金をなにかあるたびに取り崩すことが少なくなります。いつ何のために貯めたいのか目標がはっきりすることで、お金を貯めるのが楽しくなってくるものです。

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